詳細に解説「軍艦島」上陸ガイド!

長崎県に浮かぶ島「軍艦島」はツアーで上陸できる事、ご存知ですか?2015年に世界遺産登録され、ますます注目度の高まる「軍艦島」。立ち入り制限区域が殆ど中、実際のツアーでできる事を実際に行き、その魅力をまとめました。

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このまとめ記事の目次

軍艦島とは?

かつては炭鉱で栄え、最盛期には人口は5,000人を越え、その人口密度は当時の東京の約9倍と最先端の島でした。石炭が衰退する事で役目を終え、現在は無人島となっています。その繁栄によって造られた遺構の数々は暫くの間は放置されてきましたが、近年ではその価値に再びスポットライトが当たり、2015年には世界遺産にも登録されました。
軍艦島のメイン産業は石炭でしたが、そこに働きに出る人たちで島は活気に満ち溢れていました。そのため、石炭に関する遺構だけでなく、小中学校や映画館、集合住宅、郵便局などの遺構が残る事となり、現在では「暮らしそのもの」が遺構として残っています。

軍艦島の上陸方法

軍艦島への上陸方法は現在、ツアーやクルーズ船のみとなり、一般人が公共交通機関による上陸は認められていません。長崎市内で軍艦島上陸ツアーを実施している会社は4社あります。
「高島海上交通」、「やまさ海運」、「ユニバーサルワーカーズ」、「シーマン商会」です。各社に其々カラーがあり、また出港場所も異なっていますので、まずは必ず確認を行い予約をしましょう。

軍艦島沖を周回

軍艦島の周囲を周回します。上陸の際には島の北部にある小学校や中学校などは立ち入る事が出来ない区域のため、船の上からでしか眺める事ができません。そういうスポットも多く存在します。
船の周回は1周5分程度です。船で5分程度で周回できる島に、最盛期には5,000人を超える人々が住んでいたという事でその繁栄の凄さを感じる事ができます。周回中にはそれぞれの要所の解説がアナウンスされるので、より軍艦島に対する理解が深まります。

軍艦島の上陸

軍艦島は上陸ツアーに参加していたとしても、波の高さや当日の天候により上陸ができない事もあります。季節により、上陸率は大きく異なるため、波の高い冬場や台風シーズンは低く、海の穏やかな春から秋にかけて上陸率は高くなります。
上陸後の滞在時間は約1時間程度(ツアーによります)と非常に短い時間となります。またガイドの指示に従わなければならないので、自由行動が制限されます。少ないチャンスの中で写真などは収めるようにしましょう。

島で暮らしの遺構を眺める

船着き場(ドルフィン桟橋)直ぐにある第一見学広場ではベルトコンベアーの遺構や丘の上の遺構を見る事ができます。奥には小中学校の校舎跡もあり、更に山の上には集合住宅の遺構も見る事ができます。ここでは軍艦島ガイドの方が詳しく遺構の説明を行ってくれます。ベルトコンベアー跡の柱の遺構も数点残っており、小中学校と第一見学所の間で見る事ができます。当時の人々の暮らしが垣間見る事ができる場所です。

島で仕事跡を見る

第二見学広場からは総合事務所跡を正面に見る事ができます。ここから地下深くまで潜り、炭鉱で石炭を掘っていたそうです。ここでは軍艦島の当時の石炭をメインとした経済活動の様子の遺構を見学する事ができます。軍艦島ガイドの方が詳しくそれぞれの遺構の説明を行ってくれます。

島で娯楽の遺構を見る

第三見学広場からは25mのプール跡と集合住宅の遺構を眺める事ができます。最も軍艦島で見晴らしが良い場所なので写真撮影にもおススメのスポットです。この狭い島の中にプールまであったことは見学して驚かされる事実です。ここでも軍艦島ガイドの方が詳しくそれぞれの遺構の説明を行ってくれます。

船上から見える別の世界遺産

実は軍艦島に行くまで、帰るまでに、別の世界遺産を見る事ができます。長崎は江戸時代までは鎖国政策により唯一開かれた場所として栄えましたが、明治時代以降は造船の町として栄えました。その流れで「長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン」が1909年に作られました。
100年以上経った現在でもそのクレーンは稼働しています。陸上からの見学はできないため、対岸からしか眺める事はできませんが、軍艦島ツアーの船上では最も近く、世界遺産にも登録された「クレーン」を見る事ができます。

あなたも軍艦島へ、上陸しよう

いかがでしたか?世界遺産登録後、軍艦島のツアーは人気が高くなっており、規制も厳しくなっています。日本の産業を支えた軍艦島の遺構はここでしか見る事ができません。是非、上陸してご覧になってみてはいかがでしょうか。

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ライター紹介このまとめ記事を書いた人

Shinusi旅って、異日常。そのたくさんの異日常を味わいたい。それが私のテーマ。日本は47都道府県を踏破。日本だけでなく、最近は海外にも高い関心があり、経験を基に国内外の各地の旅の楽しさ・魅力をご紹介しています。

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