野菜カレー
暑い夏も、寒い冬も食べたくなるのがカレー。 そんな、誰もが大好きなカレーのお店が、横浜の街にもたくさんあるのは必定というものです。 そんな中、今回紹介するカレー屋さんが、中郵便局からすぐ近くの「カレーハウス・キッチンY」さんです。 入り口脇、インド風の民族衣装をまとったキャラクターが目を引きますね。 店内はカウンターのみ、こぢんまりとした体裁です。 主に1〜2人で利用されるお客さんが多いようですね。 さて、このお店はカレー屋さんだけあり、いろんなカレーが揃っています。 ・「ビーフカレー」(1050円) ・「カツカレー」(1200円) ・「メンチカレー」(900円) ・「ハンバーグカレー」(900円) ・「チキンカレー」(900円) ・「チキンカツカレー」(1200円)など、一通りの定番メニューはそろっているもよう。 その中でも、お野菜が不足している現代人に是非とも食べていただきたいのが「野菜カレー」(1450円)です。 こちら「カレーハウス・キッチンY」さんが誇る主力メニューである、野菜カレー。 とっても色とりどりで種類も豊富ですよね。 ただ生野菜や茹で野菜を乗せただけではなく、その種類によって素揚げにしてあったり、ボイルしてあったり・・・。 いろいろな調理法が活かされて、食感も見た目も素晴らしい出来上がりです。 野菜の種類も、その季節季節の旬の野菜をさまざまに変えて提供される、野菜カレー。 なんと、その種類は約40種類前後もあるそうです。 この日もミニトマト・山芋・オクラ・ニンジン・ブロッコリー・カリフラワー・舞茸の天ぷら・ピーマン・カボチャ・レタス・さつまいも・レンコン・しめじ・20日大根・ごぼう・なす、ととても全部は書ききれないくらいのお野菜が乗っていました。 カレーは、ブイヨンから丹念に仕込まれているそうです。 果物をたっぷりと使い、牛スジ、豚ガラ、鶏ガラをたっぷりと使用。 なんと、上記の果物やガラをはじめ20種類の材料を3日間煮込んだブイヨンに、10種ものスパイスを足してのち、まる2日かけて煮込んで仕上げるという念の入れようです。 みうけんも肉を買い込んでカレーを作ることは多々ありますが、6時間煮込んで作った気になっている自分の、なんと小さきことか・・・。 少し固めに炊き上げられたご飯は、カレーとの相性もバツグンです。野菜カレーの場合は、気持ちご飯が少なめ。 それもそのはず、食べても食べても減る様子が見えないたっぷりのお野菜のおかげで、充分にお腹いっぱいになること請け合いです。 本当に、カレー1杯に対する、実に真摯な姿勢と惜しみのない努力。 その全てが、スプーンですくうひとさじひとさじに凝縮されているのだと思います。 食べ進んでいくと、トロトロに煮込まれた牛すじや、茹で卵が半分入っているのも素晴らしいですね。 また、別の日に食べたビーフカレーも実に秀逸でした。 野菜カレーと違ってルーとご飯がたっぷりとお皿に盛られ、その上にはたっぷりと牛肉が乗せられており食べ応えもバツグンです。 この牛肉もしっかりと煮込まれていて、スプーンでサクッと切ってほぐせる牛肉です。 ◆◇◆後記◆◇◆ 落ち着くカウンターで、何も考えずに無心にいただくカレーは、30分で食べてしまうのがもったいないほど、手間暇と愛情を込められたカレーだったのでした。 「カレーは、簡単なようでもっとも「ごまかし」が効かない、もっとも手間のかかる難しい料理だ」と、別のカレー屋さんのご主人がおっしゃっていた事がありますが、まことに同感。 食べるのは30分でも、何日もかけられて作られた価値のある1杯。 このカレーが1000円前後でいただけるという、申し訳なくなるほどのコストパフォーマンスの良さが愛されて、今日もその次の日も、「カレーハウス・キッチンY」には美味しいカレーを求めるお客さんが集まっているのです。 お試しを!