美しい自然と歴史を間近に感じる。四万十川周辺の必見観光スポット10選

高知県・四万十川は全長196kmで、四国最長の川。日本三大清流のひとつとされています。今回は、美しい自然の景色が見られる場所から四万十の歴史を感じられる場所まで、四万十川周辺のおすすめ観光スポットをご紹介。広範囲を流れる川のため観光地の場所も散らばっていますが、特に下流域には1日で巡れるようなスポットが集まっています。どうぞチェックしてみてくださいね!

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このまとめ記事の目次

1.黒尊渓谷(くろそんけいこく)

はじめにご紹介するのは、「黒尊渓谷(くろそんけいこく)」です。長い長い四万十川の中でも最も綺麗だと言われる支流・黒尊川を挟んで原生林が茂る渓谷は、秋の紅葉の時期が見頃です。赤や黄色に色を変えた木々の葉に、清流が色鮮やかに染まり、とても美しい景色が見られますよ。
美しい自然を好きなだけカメラに収めたら、今度はぜひ、川の流れる音に耳を傾けてみて。都会の喧騒から離れた自然が、疲れた心を癒してくれますよ。JR予土線 江川崎駅から車で1時間50分ほどはかかりますが、普段の忙しさを忘れて、心が安らぐようなひとときが味わえるスポットです。

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黒尊渓谷

高知県四万十市西土佐奥屋内黒尊

3.00 03

2.四万十天文台

「四万十天文台」は、三間ICより車で約40分のホテル星羅四万十に併設された小さな公開天文台。国から「星空の街」として認定されたことのある場所に建てられた天文台では、夜空いっぱいに広がる星を見られるだけでなく、アテンダント付きの天体観望会で、星空の世界をより間近に感じることができますよ。
天体観望会の開催は20時から21時頃まで。ドーム型の小さな天文台では参加可能人数が限られ、最大10名までと少なめ。HPで詳細を確認のうえ、早めのご予約が安心です。子どもも大人も楽しめる天体観測は、ご家族でおでかけの際にもおすすめ。普段なかなかできない天体観測は、きっと素敵な時間になるはずですよ。

詳細情報

四万十天文台

高知県四万十市西土佐用井1101-5

3.01 01

3.佐田の沈下橋

沈下橋とは、増水時に水面下に橋自体が沈み、川に流されないように造られた橋。水の抵抗を減らすために欄干もないのが特徴です。四万十市内には全部で9つの沈下橋があり、中でも、土佐くろしお鉄道 中村駅より車でおよそ16分、河口と下流の市街地から一番近い「佐田の沈下橋(今成橋)」が有名です。
沈下橋観光をするなら、遊覧船がおすすめ。四万十川をたどる船に乗って、沈下橋の下をくぐったり、間近に見ることができるんです。遊覧船を運航する会社は複数あるので、気になる方は事前に調べてくださいね。川沿いに住む人々が考え出した、創意工夫が見られる沈下橋。四万十に行ったらぜひ見ておきましょう。

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4.入田ヤナギ林(にゅうたやなぎりん)

「入田ヤナギ林(にゅうたやなぎりん)」は、四万十川の下流沿いに約2km続く柳林。四万十町中央ICから車で約1時間10分行った所にあります。春には柳の下に一面黄色い菜の花が咲き誇り、菜の花まつりが開催されます。その数はおよそ1,000万本と言われ、ここは「1,000万本の菜の花の森」とも呼ばれているんですよ。
道路を挟んである「桜づつみ公園」も春には綺麗なので、ぜひこちらも併せて楽しみたいですね。晴れた空の青に菜の花の黄色、桜の淡いピンク...春らしい彩りが、心を楽しませてくれますよ。菜の花のほうが咲き始めが少し早いので、一緒に見に行きたい方は時期に注意してくださいね。

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5.中村城跡

「中村城跡」は土佐くろしお鉄道 中村駅から車で約10分。中村城は、室町時代から戦国時代にかけての間に築城されたと言われる城です。天守閣があり、現在は四万十市立郷土資料館として公開されています。春には桜が綺麗なことでも有名で、お花見スポットとしても人気なんですよ。
資料館の展示物の中には、中村で生まれ育った幸徳秋水の遺品も。城跡の近くには幸徳秋水の墓もあるので、併せてそっと見に行ってみてはいかがでしょう。せっかく四万十へ訪れるのなら、自然の美しさなどに触れる観光の合間に、この地の歴史を感じる時間を持つのも良いかもしませんね。

詳細情報

中村城跡

高知県四万十市中村2356

3.00 01

幸徳秋水の墓

高知県四万十市中村山手通54-2

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6.安並水車の里

中村駅より車で約10分でたどり着くのは、「安並水車の里」。15の水車が音を立てて回るのどかな風景が楽しめます。もとは四万十川から周辺の村の田んぼへ水を引くために作られた水路に設置されたものでしたが、現在実際に水田へ水を汲み上げている水車は少しだけ。あとは観光用に作られたもので、昔の風景を再現しています。
観光で行くには、紫陽花が見頃となる6月頃が人気です。のどかに回る水車と水の流れる音を聞きながら、紫陽花の咲き誇る風景をゆっくりと楽しめます。近くには小さな公園があるので、紫陽花と水車の素敵な写真が撮れたら、公園でのんびり休憩、というのも良いですね。

詳細情報

安並水車の里

高知県四万十市安並 安並水車の里

3.08 040

7.一條神社(いちじょうじんじゃ)

中村駅から車で5分の「一條神社(いちじょうじんじゃ)」は、中村の経済や文化の発展をけん引した土佐一條氏一族の霊を祀る神社。四万十市市街地の中央にある小森山に建てられています。一條氏は戦乱の世で中村の地を追われましたが、境内には一條氏ゆかりの旧跡が今も残っています。
11月には、土佐の3大祭のひとつであり毎年恒例の「一條祭」が開催されます。一條神社が建てられて以来続くお祭りは盛大に行われ、たくさんの露店や行事が楽しめます。中でも見どころは、子どもたちの稚児行列。公家風の衣装を身に着けた子どもたちが町を華やかに彩ります。

詳細情報

一條神社

高知県四万十市中村本町1-3 一條神社

3.37 04

8.不破八幡宮(ふばはちまんぐう)

「不破八幡宮(ふばはちまんぐう)」は中村駅より車でおよそ5分。一條氏の時、土地を守る総鎮守として建てられた神社で、本殿は国の重要文化財にも指定されています。不破八幡宮には様々な祭典があるのですが、これらは質素倹約を心得ることや氾濫する悪い風習を正すことを目的として庶民教育のために行われたなんて裏側があるというから、興味深いですよね。
中でも特筆すべきは、毎年10月の不破八幡宮大祭で行われる、「神様の結婚式」。当時この地域で横行していた略奪結婚の風習を戒めるために始まった神事です。不破天満宮を男神、対岸にある一宮神社を女神とし、一宮神社の3本の柱から妻とする柱をくじで選び執り行われる結婚式は、全国でも珍しい神事。一見の価値ありです。

詳細情報

不破八幡宮

高知県四万十市不破1374-1

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9.香山寺市民の森(こうさんじ)

「香山寺市民の森(こうさんじ)」は、香山寺山にある公園。藤が綺麗なことで有名で、見頃は4月下旬から5月中旬頃。世界中の32種もの藤が植えられており、さまざまな種類の藤の花が織りなす景色が楽しめます。園内の三重の塔を背景に咲き誇る美しい色合いの藤の花は見事ですよ。
三重の塔は展望台になっており、眼下の香山寺や四万十の街を見渡すことができます。野鳥が多く見られる公園ではバードウォッチングも人気。アスレチックもあるので、お散歩をしたり、アスレチックで遊んだりと、お子様連れでも楽しめますよ。

詳細情報

香山寺市民の森

高知県四万十市坂本宇川平山974-1

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3.00 00

10.大文字の送り火

※写真はイメージです。

※写真はイメージです。

場所は中村駅から車で約15分、十代地山。京都で有名な大文字送り火ですが、四万十でも古い歴史を持ちます。四万十市の「大文字の送り火」は、室町時代終わり頃から戦国時代にかけてこのエリアを拠点とした一條氏が始めたとされています。現在は旧暦の7月16日、だいたい夏の終わり頃に行われます。風情を感じられる夏のイベントは、四万十に行ったらぜひ見ておきたいところです。

詳細情報

大文字の送り火

高知県四万十市間崎十代地山 大文字の送り火

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清流四万十川周辺で、のんびり観光をしよう

いかがでしたか?今回は、高知県の四万十川周辺エリアでおすすめの観光スポットをご紹介しました。特に下流域には車があれば1日で巡りやすいスポットが集まっており、のんびりと観光を楽しめるエリアとなっています。お出かけの際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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petit_bonheurおいしいものとのんびり街歩きが好きです。

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