日本三大霊場のひとつ青森県恐山のみどころ観光スポット7選

青森県下北半島にある恐山は、日本三大霊場の一つです。菩提寺がある境内内を歩くことにより、生きながらにしてあの世とこの世を体験できる一大テーマパークのようになっています。夏に開催される大祭典では「イタコの口よせ」が夏の風物詩です。そのような恐山で外せない見どころ7スポットの紹介です。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前に確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

1.恐山温泉宿坊吉祥閣

実は恐山には泊まることができる宿坊があります。宿坊というのは、一般的には僧侶が神社仏閣に参拝するための信者のものだったのですが、現在では観光客に向けて解放しまるでやどのようになっているところも増えてきました。こちら恐山でも宿坊吉祥閣で滞在をすることできます。お布団で雑魚寝という形にはなりますが、浴衣なども揃っていますので、最低限の荷物で気楽に宿泊を楽しめます。食事は宿坊らしく精進料理で、朱色に塗られたきれいなお膳に盛り付けられてきます。
宿坊には天然の温泉があり、シャンプーリンスも備え付けがあるうえ、バスタオルも貸してくれるので手ぶらで滞在ができます。女湯・冷抜の湯、男湯・古滝の湯とわかれているほかに、混浴湯である花染の湯と男女入れ替え制で楽しめる薬師の湯と全部で4つの温泉を楽しめますかつては硫黄鉱山として採掘場もあった恐山は今も硫黄の噴出がきつく一部立ち入りできないところもあるほどです。良質の硫黄ナトリウム塩化物泉で湯あみを楽しまれてはいかがでしょう。

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恐山温泉宿坊吉祥閣

青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3-2

3.25 012

2.恐山菩提寺

観光バスなどが多く止まる総門より道なりに拝観をしていくと見えてくるのが、恐山菩提寺です。ここが本尊である延命地蔵菩提を安置しているところですので、時間を取ってゆっくり見ていきましょう。
例年夏に開かれるお祭りには県内だけでなく日本全国から集まってきます。ここでのみどころは、霊をよびよせると言われている「イタコの口寄せ」で、まさに夏の風物詩となっています。雪深い地域でもあるため、恐山にはいることができるのは、毎年5月1日から10月31日までで、10月体育の日が最終日となる土日月の三日間は秋まつりがあります。

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3.恐山温泉

恐山菩提寺境内内のみどころのひとつといってもいいのが、拝殿まで続く参道脇にある湯小屋です。源泉かけ流しの温泉を楽しめるようになっています。かつて硫黄鉱山であっただけに硫黄が鼻につく温泉となっています。
参道脇にある小屋の温泉は、だれもが入ることができる温泉ではあるのですが、小屋の作りがあまりにもシンプルなので、人によっては勇気がいるかもしれません。ただ観光客、参拝客が行き交う参道脇でしなびた小屋での温泉を楽しむのも良い思い出となるので、ぜひ体験されてみるとよいでしょう。男湯・女湯・混浴とあります。

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恐山温泉

青森県むつ市大字田名部字宇曽利山

3.43 413

4.賽の河原(さいのかわら)

本殿を見終えたあとに、みえてくるのが地獄の風景です。地獄の中でも最も怖い場所として知られる無間地獄の風景を彷彿させるかのように、草木もなにもはえてない岩だらけの荒涼とした景色がしばらく続きます。太子堂、千手観音、水子供養などを見ながらぶらぶらしていると風車が周り風景が見えてきます。そこが有名な賽の河原です。
親よりも先に亡くなった親不孝な子供たちは仏になれないといわれており、功徳を積むという修行が必要です。その修行の場がこの石を積んでいく賽の河原だといわれています。「賽の河原地蔵和讃」なる歌を耳にしたこと人も多いのではないでしょうか。幼い子供が一生懸命石を積んで功徳をつもうとするのですが、夜明けとともに鬼がやってきて、壊してしまうという内容です。賽の河原周辺には地蔵がまつられており、最期には子供たちを救ってくれるというお話です。吹きすさぶ風に回る風車が、あたりを物悲しい風景に変えています。

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5.宇曽利山湖(うそりやまこ)

宇曽利湖は、澄んだ湖が美しいことで知られています。白い白浜と青い湖のコントラスは美しく、極楽浜と呼ばれる所以もうなづけます。地獄をぬけたところでこのきれいな湖にでています。周辺は、山に囲まれていて、開山をした僧侶慈覚大師はこの場所を夢で見て訪れたといわれています。
恐山は、もともと宇曽利山と呼ばれていました。この宇曽利山の噴火によってできた湖が宇曽利山湖です。そして今、宇曽利山湖を上空からみると、ハートの形をしているとして人気があります。飛行機に乗る機会がある人は、ぜひ、上空から宇曽利山湖をみてくださいね。

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6.三途(さんず)の川

この川は、あの世とこの世を隔てる三途の川と呼ばれています。朱色で塗られた太鼓橋があります、これを渡るとあの世(?)とされています。白い極楽浜と赤い橋はまるで絵のごとく、フォトスポットとしておすすめの場所です。
恐山には、東日本大震災の慰霊塔などもあり、みどころがたくさんあります。三途の川から橋を渡ると、奪衣婆(だつえば)と懸衣翁(けんえおう)が待っています。閻魔大王の奥さんという説のある奪衣婆や、衣類の重さで罪をはかる懸衣翁の形相は見るからに怖く、何も悪事を働いていなくても謝罪したくなる迫力です。すでにこの二人は平安時代から日本の伝説などに出てきており長い歴史があります。以前はなかった石造たちなので、昔に恐山を行ったきりの人もまた行ってみるのも良いでしょう。

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7.恐山の冷水

恐山の菩提寺で本堂を見るほかに、時間があったら訪れてほしいのが恐山奥の院です。奥之院は、釜臥山展望台というところそばにあり、そちらでは不動明王を見ることができます。
また、奥之院まで足を運べなくてもそのすぐそばある恐山冷水で休憩を取ってはいかがでしょう。今でも飲むことができるその冷水は、恐山へ入山する直前にあります。

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恐山冷水

青森県むつ市田名部宇曽利山

3.20 07

青森県むつ市に行くなら

霊魂が集まる霊場である恐山は青森県だけでなく、国内きってのパワースポットして興味深いところです。行きながらにして地獄を体験できる貴重な観光スポットが恐山です。
また、観光地と言えばきまって目にするのがご当地アイスですが、霊場恐山でも「霊場アイス」なるものが販売されています。青森県むつ市を訪れた際は、ぜひ恐山で霊場アイスを食べてみるはいかがでしょう。

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