中世フランスを肌で感じる街。ディジョン初心者に贈る素敵な観光地7選

フランスといえば、まず多くの方が思い浮かべるのは花の都パリではないでしょうか。では、みなさん「ディジョン」という都市は耳にしたことはありますか?このディジョンという都市は、フランス東部のブルゴーニュ地方に位置し、パリから高速鉄道TGV(テージェーベー)で2時間弱でアクセス可能な都市です。日本ではまだあまり知られていないディジョンですが、実は中世フランスの雰囲気を肌で感じられるとっても素敵な場所なんです!今回はそんなディジョンを初めて観光で訪れる際におすすめな観光地を7つご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

ディジョンとは?

フクロウを目印にたどる観光コースが王道!

この街は、中世ヨーロッパのブルゴーニュ公国の首都であり、当時はヨーロッパの貿易の中心地でした。現在も中心街は中世フランスの美しい街並みが特徴的です。そんなディジョンは、触れると幸せになる「幸福のフクロウ」がいる街だとフランスで有名な街です。街中にあるフクロウが彫られた矢印に沿って歩くと、ディジョン市内の22の観光地をたどることができ、ゴール地点に上の写真のフクロウの彫刻のある教会が位置しています。しかし、観光地を22個も回るのはかなりの時間や体力がかかるので、今回はディジョンに1ヶ月滞在した筆者が、フクロウコースに含まれていない場所も含め、本当にお勧めする7つの観光地を選んでご紹介したいと思います!

詳細情報

Église Notre-Dame à Dijon

2 Place Notre Dame, 21000 Dijon, France

3.06 04

1. ポルト・ギョーム

初めにご紹介するのは、小さな凱旋門のようなポルト・ギョームというスポットです。パリから直通の高速鉄道TGV(テージェーベー)のディジョン駅から降り、駅前から発車するカシス色の路面電車に2駅乗ると見えるディジョン市の中心街の入り口に位置しています。このポルト・ギョーム周辺の広場はいつも地元の住民で賑わっている場所です。
パリにある凱旋門ほど大規模なものではありませんが、ディジョンのポルト・ギョームだからこそのおすすめポイントがあります。それは、パリの凱旋門の周囲は車道になっているのに対し、ディジョンにあるこのポルト・ギョームの周囲は統一感のある色の商業施設が並んでいる点なのです!

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Porte Guillaume

13 Place Darcy, 21000 Dijion, France

3.00 04

2. ダルシー庭園

次にご紹介するのは、ダルシー庭園です。この庭園はポルト・ギョームの向かい側に位置しています。ダルシー庭園は小さな庭園ですが、クリーム色基調の美しい噴水や遊具などが設置されており、地元の方々がランチを持って家族や恋人と一緒にピクニックを楽しむ様子が多くみられます。
フランスの都市の中心部ではなかなかピクニックにぴったりの場所が見つからないのですが、中心街のすぐ近くに美しい庭園があるのはディジョンならではですね。なので、みなさんもぜひ近くのショップでコーヒーやサンドイッチをテイクアウトし、現地の方々に混ざってピクニックを楽しんでみませんか?旅の疲れを癒す場所にぴったりですよ!

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Jardin Darcy

Place Darcy, 21000 Dijon, France

3.01 011

3. リベルテ通り

次にご紹介するのは、リベルテ通りという通りです。リベルテ通りはポルテ・ギョームをくぐり抜けた抜けた先、ダルシー庭園の逆側に伸びる通りなのですが、ただの道ではなくディジョンの多くの観光地が集まる通りなのです。この通りは現在でも、ブルゴーニュ公国時代の雰囲気を反映した建物がたくさん並んでいます。なので、ただ通りを歩いているだけでタイムスリップしたかのような気分を楽しむことができます。
リベルテ通りの両サイドは商業施設が多く立ち並んでいます。歴史を感じる建物ですが、そこにはカフェやパン屋、デパートやお土産ショップなど、モダンなお店が並んでいます。ただ、フランスでは日曜日はほとんどのお店が午前中だけの営業や、定休日と定めていることが多いの、リベルテ通りをお散歩するときは日曜日以外がおすすめです。

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Rue de la Liberté

Rue de la Liberté, 21000 Dijon, France

3.00 02

4. マイユ

次にご紹介するのは、マイユというマスタードショップです。ポルト・ギョームから5分くらいリベルテ通り歩くと道沿いに見えてきます。フランスに来てマスタード?と不思議に思う方もいるかもしれませんが、実はディジョンは昔からマスタード生産で有名な場所なのです。そして、マイユはディジョン市の老舗マスタードショップであり、ディジョン市にあるショップが本店なのです。
シンプルなマスタードはもちろん、かぼちゃやニンジン、更にはディジョン周辺の名産物であるカシスなどを使用して作った珍しいマスタードまで、幅広い種類のマスタードを取り揃えています。ミニサイズのマスタードも売っているので、お友達へのお土産にもとてもおすすめです。

詳細情報

DIJON La Maison Maille Boutique

32 Rue de la Liberté, 21000 Dijon, France

- 07

5. 旧ブルゴーニュ公宮殿

次にご紹介するのは、旧ブルゴーニュ公宮殿です。ポルト・ギョームからリベルテ通りを約10分ほど歩くと、ポルト・ギョーム付近の賑やかな雰囲気から一転し、少し狭くて厳かな雰囲気のリベルテ通りの先に位置しています。これは、14世紀のブルゴーニュ大公侯爵が建てたとされる宮殿で、現在はディジョン市の市庁舎や美術館として利用されています。
この旧ブルゴーニュ公宮殿は夜にライトアップされるので、昼間に訪れるのはもちろん、夜に訪れてもとても美しい景色を堪能することができます。また、ブルゴーニュ公宮殿の周辺はリベラシオン広場と呼ばれる円形の広場になっており、その周囲は宮殿と同じクリーム色の建物で囲まれています。この広場では、5月から10月に噴水が登場し、さらに賑わいを増しますよ。(年や気温によって時期がずれることもあります。)

詳細情報

Place de la Libération

Place de la Libération, 21000 Dijon, France

3.00 05

6. ノートルダム・ドゥ・ディジョン

次にご紹介するのは、ノートルダム・ドゥ・ディジョンです。ノートルダム・ドゥ・ディジョンはリベルテ通り沿いではなく、旧ブルゴーニュ公宮殿の北側に位置しています。あの有名な「幸福のフクロウ」の彫刻があるスポットです!ここは、有名なパリのノートルダム大聖堂ほど規模は大きくはありませんが、建物内ではとても厳かな雰囲気を味わうことができます。
※写真はイメージです。
ノートルダム・ドゥ・ディジョンでは他のノートルダム聖堂と同様に、大声を出すことやフラッシュ撮影などが禁止されています。参拝者の方の迷惑にならないよう、禁止事項を守りながらノートルダムを楽しみましょう。

詳細情報

Église Notre-Dame à Dijon

2 Place Notre Dame, 21000 Dijon, France

3.06 04

7. ブルゴーニュ生活博物館

最後にご紹介するのは、ブルゴーニュ生活博物館です。この博物館はリベルテ通りの南側、ポルト・ギョームから徒歩約15分のサン・アン通りに位置しています。この博物館は、ブルゴーニュ地方の生活にフォーカスしたものなので、フランス語が分からなくても楽しむことができます。というのも、ここはディジョンを含むブルゴーニュ地方の一般市民の生活の一部を再現したシンプルなイラストや道具の展示が多く、説明書きが少ないという特徴があるのです。
1階では家庭や食に関する展示を、2階では街にある職人の店や町全体の地図や模型などを多く展示しています。また、この博物館自体が比較的小規模なので、その分じっくりゆっくりブルゴーニュ地方の生活に触れることができます。この博物館は入場無料なので、気軽に入ることができます。

詳細情報

Museé de la Vie bourguignonne

17 Rue Sainte-Anne, 21000 Dijon, France

3.01 07

いかがでしたか?

今回は初めてディジョンを訪れる方にぜひ訪れて欲しいスポットを7つご紹介しました。日本ではまだあまり有名ではないディジョンですが、実は観光にとってもおすすめなスポットがたくさんあるのです。ぜひみなさん、フランスに行った時パリから一歩足を延ばして、ディジョンで中世フランスの雰囲気を楽しんでみませんか?

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