45年前の興奮と感動を再び!1970年3月15日~9月13日の約半年間、大阪の千里丘で日本初の万国博覧会が開催されました。テーマを「人類の進歩と調和」と題し、国内外合わせて116のパビリオンが参加したそうです。今回は、あの興奮と感動をもう一度味わいたい人、当時行く機会がなかった人、未だ生まれていなかった人を、45年前のEXPO'70にエスコートさせていただきます。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。
大阪万博とは?
個性的な国内外のパビリオンが、自己主張を競うかのようにそびえたっていた大阪万博。万博会場全体でいえば、統一性がまるでなく、不揃いな芸術の無法地帯。さながら「百花繚乱博覧会」だったそうですが、実にパワフル、ヴィヴィッド、そして未来への明るい夢があった万博であったそうです。
詳細情報
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0件18件1. 太陽の塔
人類の進歩と調和
大阪万博のシンボルであった高さ70mの太陽の塔は、日本が世界に誇る鬼才、岡本太郎の傑作です。シンボルゾーンを覆う大屋根を突き破ってそびえたつその姿は、日本のみならず世界の人々にもかなりの衝撃を与えました。ただのオブジェではなく、テーマ館の一部として太陽の塔内部にもかなり斬新かつ芸術性に富んだ展示がされていました。
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3.24
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2. 日本館
日本と日本人
「未来の乗り物」として1970年にはリニアモーターカーの模型が展示されていました。アメリカ館、ソ連館とともに大阪万博人気パビリオン“ビッグ3”の一角を形成した日本館。当時この3館のうちどれか1つでも見学することがステイタスとなっていました。日本と日本人の過去、現代、未来の理想を表した日本館の展示や映像は世界の人々に日本に対する理解を深めさせ、日本人に日本人であることの誇りと自信を与えました。
3. 東芝IHI館
東芝IHIグループ
希望-光と人間たち
建築家、黒川記章のデザインによる、三角錐のテトラ・ユニット1,476個を溶接して赤いドームの周りを囲った外観アピール度No. 1のパビリオン。館内の劇場は回転、昇降する可動床で、観客が乗り込むと床が上昇し、下界から遮断される画期的なシステム。画面は当時世界最大の360度9面マルチスクリーン。
4. みどり館
みどり会
多次元の世界
みどり館は32の企業が集まって参加。160種類に色分けされたジオデシックにより枠組みされた外観も印象的ですが、ドーム全体がスクリーンの「アストロラマ(アストロ天体とドラマ劇の造語)」は、超立体映像と超立体音響で映し出す、世界初の超ド迫力の全天全周映画で、観客は大興奮でした。
5. 富士グループ館
富士グループ万国博出展委員会
21世紀へのメッセージ
10階建てのビルがそのまま収まる世界初の大規模な空気膜構造のエアドームは、当時かなり衝撃的でした。館内も柱の無い巨大空間で、秒速60mの台風が襲っても動じない構造。チュープの内壁全てに映像を投影する「曼荼羅」による幻想的な演出がなされ、中央のスクリーンにはスライドショーを上映したそうです。
6. 三菱未来館
三菱万国博綜合委員会
日本の自然と日本人の夢
万博帰りの子供たちの間では、「三菱未来館行った?」が合言葉だったそうです。アメリカ、ソ連、日本館の、“ビッグ3”の次に人気のあったパビリオンが三菱未来館。動く歩道で移動しながら暴風雨に始まり、火山爆発、宇宙空間、海底都市、未来都市を特撮映像によって体感していきます。50年後の日本を驚異の新技術で描くスペクタクルショーにより、人気No. 1企業パビリオンの座につきました。
7. せんい館
日本繊維館協力協会
繊維は人間生活を豊かにする
建設工事中のような外観は、造形ディレクター横尾忠則の構想で「凍結足場」と命名され、建築の一時点を凍結して、未完の美を表現しています。サイケデリックな館内は、斬新な映像や、ウールやシルク、コットンなどの華麗なショーが繰り広げられ、ホステスのコスチュームもTPOに応じて色、柄、スタイルが変化していました。
8. タカラ・ビューティリオン
タカラグループ
美しく生きる喜び
建築家、黒川紀章の持論は「建物は生きていなければならない」というメタボリズムであり、このタカラ・ビューティリオンも建築に1週間、壊しに2日しかかからないのがウリでした。館内は宇宙ステーションのような未来空間で、美容や台所のユニットがデザインされ、地下劇場では上下回転する椅子で映像鑑賞ができました。