芸術と文化の魅惑の都市!ロシア・ウラジオストク観光の見どころ7選

オリンピックもW杯も開催され、スポーツ大国としても知られている世界最大の面積を誇る国ロシア。また、その独特の気候や環境は日本をはじめ様々な国に文化的な影響を与えてきました。その中でも今回は極東、沿海地方にあって、日本から最短時間で行ける都市“ウラジオストク”の独自の芸術性と文化の歴史を感じれる観光の見どころスポットを7選形式でご紹介していきます。(なお情報は記事掲載時点のものです、詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおおすすめします)

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

①ウラジオストク駅

アジアとヨーロッパとが融合する独特の空気間のある国ロシア。まず最初にご紹介するのは観光の出発点であり、終着点の“ウラジオストク駅”周辺。駅を降りたその瞬間から極東独特の空気を感じとれます。古典ロシア様式で建設されたその場所は、特徴的な色彩や形状で知られるロシア建築を代表する建造物の一つです。
“ウラジオストク駅”はシベリア鉄道の終着駅でもあり、ホーム中央には「モスクワから9288㎞」と刻まれた石造りの標識が建てられ、2番ホーム上には蒸気機関車が展示されています。駅を出ると駅舎の裏手にはウラジオストク港が広がり、駅前広場にはロシアで最も有名な革命家レーニンの像、その左手には中央郵便局がその存在感を惜しげもなく発揮しています。ウラジオストクの魅惑的な旅を演出するうえでうってつけのスタートが切れるはずです。

詳細情報

②ゾロトイ橋(黄金橋)

2つ目にご紹介するのは、今やウラジオストクを観光するうえで外せない、圧倒的存在感を放つ“ゾロトイ橋(黄金橋または金角湾横断橋)”です。この橋は斜張橋(しゃちょうきょう)と呼ばれる造りの橋で、世界の斜張橋の中でもトップレベルの長さを誇ります。この橋ができたのは2012年とまだその歴史は浅いですが、デザインの美しさから評価が高く、ウラジオストクの観光スポットの仲間入りを果たしました。
何より、ウラジオストクの街が一望できる「鷲の巣展望台」から見た橋は壮大で、絶景です。夜になり、ライトアップされた姿はまさに「黄金」と呼ぶにふさわしく、「ゴールデン・ブリッジ(黄金橋)」と呼ばれる理由がここにあります。また、さわやかな朝は朝日に照らされることで、ライトアップされた時とはまた違った美しさを表現してくれます。

詳細情報

Zolotoy Most

Zolotoy Most, Vladivostok, Primorskiy kray, Russian Federation

- 08

③ウラジオストク要塞博物館

ウラジオストクという都市は街や通りを散歩するだけでも独特な空気に魅了されていきます。とりわけ他の観光地でもめったに見ることができないのは“ウラジオストク要塞博物館”ではないでしょうか。その異様さは恐怖と興奮を同時に駆り立ててくれます。
このような奇麗な形で残っているのは世界的にも珍しく、ウラジオストクの歴史を知るうえでとても貴重な見どころと言えます。博物館内で展示品を見るのもいいですが、ぜひ屋外で湾岸沿いにいくつも点在している砲台の跡を見に行くのもおすすめ、時代が交差する街ウラジオストクの魅力を発揮するスポットの1つです。

詳細情報

Vladivostok Fortress

Batareynaya Ulitsa, 4 , Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, Russian Federation

3.00 02

④沿海地方アルセーニエフ記念国立総合博物館

4つ目にご紹介するのは、ウラジオストクの芸術や文化、歴史をより体感できる場所、“沿海地方アルセーニエフ記念国立総合博物館”です。この博物館は19世紀後半アムール地方研究会の博物館として創立された建物で、1945年にロシア極東地域の探検家でシベリア沿海のシホテ・アリン地方の探検記録を記した「デルス・ウザラ」の著者で知られるウラディミール・アルセーニエフの名前にちなんで現在の名前が付けられました。
ウラジオストクのほぼ中心に建てられ、1917年のロシア革命までは沿海地方で唯一の博物館でした。本館のほかに4つの分館があり、この博物館に収められている展示品はどれも歴史的価値が高く、創立してから長い年月をかけ収集した展示品の数はなんと600万点にものぼります。現在では、2011年ビクトル・シャライ氏が館長を務めてから改修工事が行われ、全てのホールにWi-Fiが入っていたり写真撮影が許可されているなど居心地が良いことも含めてまさにおすすめのスポットです。

詳細情報

アルセーニエフ国立記念沿海地方博物館 / アルセーニエフ博物館

Svetlanskaya St, 20, Vladivostok, Primorskiy kray, Russia, Russian Federation

写真を投稿する
3.01 08

⑤現代芸術センター『ザリャー』

ウラジオストクの、さらにはロシアという国の歴史や文化に触れた後は現代とこれからに思いを巡らせてみるのもいいかもしれません。お次にご紹介するのは“現代芸術センター『ザリャー』”。ファブリカ・ザリャー(ЗАРЯ)とも呼ばれるこの施設は、2013年にソビエト時代の縫製(ほうせい)工場跡地に作られました。
敷地内には8棟の赤レンガの建物があり、その中では現代アートを中心とした美術館、カフェ、図書スペース、さらにはワイン屋さんや自然食品屋さんなどが入る総合施設になっていて、現代アートの愛好家でなくても存分に楽しめる空間になっています。また、定期的にセンター主催の大規模展覧会が催されるなど、タイミングが良ければ今をときめくアーティストたちと交流できるかもしれません。

詳細情報

Fabrika "Zarya(3АРЯ)”

Prospekt 100-Stoletiya Vladivostoka, 150, Vladivostok, Primorskiy kray, ロシア 690068

写真を投稿する
3.00 02

⑥シホテ・アリニ国立生物圏自然保護区

近代的なウラジオストクの魅力を堪能すれば、沿海地方が作り出す自然の中に身をゆだねるのもまた趣があります。6つ目にご紹介する“シホテ・アリニ国立生物圏自然保護区”にはロシアの歴史や文化の原点が感じ取れます。沿海地方で最も広いこの区域は40万ha以上もあり、まさに自然の楽園と呼べる場所です。
この区域はネコ科最大の生き物アムール・トラ(シベリア・トラ)をはじめ希少動物や、タイガと呼ばれるシベリア地方の針葉樹林と亜熱帯の動植物とが交じり合って生活している世界的にもとてもユニークな地帯で、その生物の多様性からユネスコの世界遺産リストにも登録されました。ここではキャンプ場や山小屋で宿泊することもできますし、ウラジオストクの都市部とはまた違う文化や空気を肌で感じることができることでしょう。

詳細情報

Sikhote-Alin

Sikhote-Alin, Khabarovsk Krai, Russia, Russian Federation

3.01 01

⑦ウスリー湾~グラスビーチ~

最後にご紹介するのは“ウスリー湾”。ロシア沿海地方にあり、日本海最大の湾としても知られる「ピョートル大帝湾」の中にあって主要な部分を占めるのがこの“ウスリー湾”です。ウラジオストク市から車でおよそ30分圏内の場所にあり、印象的な崖に囲まれた美しい湾で観光スポットとしても有名です。何よりこの湾で特筆すべき点は、色彩豊かなその浜辺“グラスビーチ”です。
一説によると、このビーチは地元の磁器工場で不要になったガラスや廃棄されたガラス製品の投棄場所として使われていて、長いことビーチとして使用されていませんでした。その後打ち寄せる波に研磨され丸みを帯びたガラス片たちがいつしかこのビーチを覆うようになり、今では他に類を見ない美しいビーチへと姿を変えていったのだそうです。鮮やかに輝くそのビーチは魅惑の都市ウラジオストクの観光の思い出をより特別なものにしてくれるのではないでしょうか。

詳細情報

Ussuri Bay

Russia, Russian Federation

3.01 05

おわりに

いかがでしたか?日本から最短時間で行けるヨーロッパ、ロシアの独特な世界観とどこか親近感のある魅惑の都市ウラジオストク。今回は独自の芸術性と文化の歴史からウラジオストクの魅力を少しばかり紹介させていただきました。もしご興味を持っていただけたなら、まだまだたくさんの見どころがありますし、日本とも関係の深い土地なのでぜひ1度遊びに行ってみてはいかがでしょうか?

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

関連する特集この記事に関連する特集

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する