織田家ゆかり柏原散策ができる!丹波市おすすめ観光7選

丹波市はかつての丹波国の一部で、史跡や奈良時代創建のお寺など歴史を感じさせられるところです。今回は織田家にゆかりのあるスポットをテーマに、柏原散策と花や紅葉など景観がおすすめのお寺など7選を紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

1.柏原藩陣屋跡

「柏原藩陣屋跡」は織田家ゆかりの陣屋です。初代藩主は信長の弟の信包(のぶかね)公で、2万石ほどの小藩のため、城を置かず陣屋を屋敷として在所しました。表御門の長屋門や陣屋の外観も歴史を感じますが、表御殿の内部を拝観することで江戸時代の佇まいを垣間見ることができます。
柏原藩陣屋跡の向かいには、「織田信包像」や「丹波市柏原歴史民俗資料館」があります。資料館には陣屋などの模型や織田家の歴史資料なども展示されているので、見学後に陣屋跡を見るとさらにいろいろな発見があるかもしれません。柏原藩陣屋跡の表御殿には、資料館の入館券を購入することで拝観することができます。入館料は200円です。(2018年7月時点)

詳細情報

2.織田神社/木の根橋

柏原藩陣屋跡から5分ほど歩くと「織田神社」があります。ここは3代目藩主、織田信勝が「織田権現」として祀られています。信勝は信長の弟、信包の孫にあたり新田開発などの善政を敷いたそうですが、信勝の死後、後継ぎがおらず柏原藩は廃藩となってしまいました。町を散策して、ゆかりの場所の案内板などを見ていると、新たな発見があるかもしれません。
織田神社の道路を挟んで向かい側には、天然記念物の「木の根橋」があります。推定樹齢1000年のケヤキの大木なのですが、その根の1本が幅8mほどの川をまたいで橋のようになっているものです。その隣の「かいばら観光案内所」では観光情報を得たり、レンタサイクルを利用できたりします。玄関前にはベンチがあり休憩したり、中で特産品を購入したりできます。上の写真の右側に織田神社、写真を撮っている場所の後ろ側に案内所があります。

詳細情報

織田神社

兵庫県丹波市柏原町柏原

3.00 01

3.太鼓やぐら

織田神社から3分ほど歩き、商店街から少し脇に入ると大蔵神社の境内に「太鼓やぐら」があります。外観のみで内部の見学はできませんが、3階建てのやぐらが石垣の上にあるので一層高く見えます。最上部には太鼓が設置されており、当時は時報や、火事などの警報などに使われたそうです。
先ほど柏原藩は廃藩したと書きましたが、一旦幕府領になった後、信長の次男、信雄(のぶかつ)系統の宇陀松山藩(うだまつやまはん)織田信休(のぶやす)が入部したことで、柏原藩が再び立藩されました。その時、柏原藩陣屋の建設と同時期にこの太鼓やぐらが大手門の隣に建てられたとのことです。明治時代になって現在地に移設されました。太鼓は国替え前の宇陀松山藩の時から使われていたといわれています。

詳細情報

太鼓やぐら

兵庫県丹波市柏原町柏原168

3.00 02

4.道の駅 丹波おばあちゃんの里

「丹波おばあちゃんの里」は春日インターチェンジに近く、アクセスのよい場所にある道の駅です。地元の野菜やお菓子などがそろっています。丹波特産の黒豆や大納言、枝豆など豆類やお酒などもあり、お土産購入にもおすすめのところです。野菜などは午後には売れてなくなることもあるので、野菜ねらいの方は午後より午前中に寄った方が良いでしょう。
木をふんだんに使った「木の香るフードコート」もあり、カレーライスやうどんなどのほか、お弁当、パンやジェラート、ケーキなどもあり軽食をとることもできます。また、道の駅の記念きっぷ「丹波おばあちゃんの里」も1枚180円で販売されています。車では春日インターからすぐですが、JRを利用する場合は福知山線黒井駅下車徒歩で20分ほどかかります。

詳細情報

道の駅丹波おばあちゃんの里

兵庫県丹波市春日町710

3.33 540

5.白毫寺

丹波おばあちゃんの里から4kmほど離れたところにある「白毫寺(びゃくごうじ)」は「九尺ふじ」で有名です。正式名称は「野田長ふじ」といい、季節になるとふじ棚から長く下まで花が咲き花の香りがあふれます。花は長いものでは180cmほどになるといわれています。花の見ごろの情報は白毫寺のホームページに掲載されるので、花見の計画を立てるときは参考にするとよいでしょう。
アクセス方法は車がおすすめですが、駐車場が満車になることもあるので、時間帯によっては駐車待ちに時間がかかるかもしれません。夜にはライトアップの演出もあります。白毫寺の縁起を見ると、705年に開基された古くからあるお寺で鎌倉時代には丹波屈指の名刹であったとのこと、しかし、天正時代に明智光秀の丹波攻めで焼失しその後再興されたそうです。織田家中と因縁があったのですね。

詳細情報

6.高源寺

「高源寺」は丹波紅葉三山の一つと知られるお寺で、「天目(てんもく)かえで」の山一面の紅葉はみごとです。見どころは11月の初旬で多くの参詣者が訪れます。拝観受付で拝観料300円を払って入山し、急な階段をのぼりながら山の上の「方丈」や「多宝塔」にたどり着きますが、惣門手前から横道に入ると比較的ゆるい坂道で「多宝塔」まで行くこともできます。
紅葉で有名な高源寺ですが、後醍醐天皇から寺号を賜れた名刹で、国の重要文化財の「絹本著色普応国師像」や市の指定文化財などもあります。天正年間に織田信長の丹波攻めで焼失しましたが、享保の頃に再興されています。紅葉の時期ももちろんですが、4月や5月の新緑の頃に散策がてら参拝するのも新鮮で良いかもしれません。

詳細情報

7.達身寺

「達身寺」は平安・鎌倉時代の仏像が80体もある木彫仏のお寺です。それらの仏像の内、重要文化財に指定されているものが12体あります。かやぶき屋根の風情のある本堂から入り拝観することが可能で、拝観料は400円となっています。(2018年7月当時)達身寺の寺伝では、戦国時代は僧兵のいる大寺院でしたが、織田信長の丹波攻めによって焼失しました。この際、仏像は近くの谷へ運び出されものの、その後置き去りにされたとのことです。
江戸時代の元禄期、当地の村に疫病がはやり村人が占い師に占ってもらったところ「仏罰(ぶつばち)」といわれたため、放置されていた仏像を集めお堂を修繕して安置したといわれています。今回紹介の3寺とも信長と因縁があったのですね。ほかに見どころとしては、少し離れたところに関西最大・日本有数のカタクリの密集群生地や500万本のコスモス畑があります。

詳細情報

達身寺

兵庫県丹波市清住

3.00 02

いかがでしたか?

今回の丹波市観光は、織田家ゆかりをテーマにおすすめスポットを紹介しました。景観のよいお寺では、3カ所とも信長公の丹波攻略では戦火にあっていたとは驚きでした。丹波市では黒豆などの特産品もありますので、「もみじの季節に景観を楽しんでから柏原地区をめぐり、おばあちゃんの里で豆類や新鮮な野菜を買う」プランなどいかがでしょうか。

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する