スパイスに興味があるけど辛いのは苦手。そんなあなたにおすすめしたいカレー。
“香りを食べるカレーライス“がコンセプトの高円寺にあるカレー屋さん。カレー好きの店主が高田馬場での間借り営業を経て2017年に創業。店名の“青藍(せいらん)“は”インディゴブルー”の和名で、カレーを乗せる美濃焼のお皿の色に由来。舌を麻痺させるようなカレーではなく、スパイス各々をしっかり味わせるカレーに焦点を置いており、旨みたっぷりで辛さ控えめながらもスパイスを豊満に感じられる『爽やかさ』と『スパイス』の融合が特徴。2020年の大胆リニューアル後はバージョンアップを意味する”Z“がメニューについている。 ◆場所 高円寺駅から徒歩8分 ◆営業時間 【ランチ】 11:30 ~ 14:00 【ディナー】17:30〜20:00 ※土曜・日曜・祝日は19:30まで 日曜営業 ◆定休日 火曜日 ◆混雑状況 平日の夜に足を運びました。 すぐに入れました。 ◆本日は【スパイシーチキンカレーZ定食2種盛り(平日限定)】(¥1300)+【玉子】(¥130)を注文。 このお店ではカレー“単品”とカレーの上にスパイス豊富な野菜惣菜が乗った“定食メニュー”の2種類を提供。お店の看板メニュー“スパイシーチキンカレーZ定食”は平日限定でご飯の上にポークジンジャーキーマが乗った2種盛りにできる。 注文してから生のスパイス”ホールスパイス“を炒めるとのことだがテーブルに運ばれるまで非常に早かった。 まずスパイシーチキンカレーZを一口。最初にキーマのようにごつごつとした鶏肉の食感と、ふくよかな甘みが渾然一体となり、十分すぎるくらい旨味を伝えてくれる。そのあと、変化球のようにしゅんと消えたあと口元にじんわりスパイスが残る。 デフォルトでは辛さがほとんどなく、舌にスパイスが残らないのに、スパイス感をはちきれんばかりに発揮するカレーは都内でも異色だ。 ポークジンジャーキーマの方も優しい味付けにスパイスが程よく効いた味付け。このお店に来店したら是非注文して欲しいのが【玉子】(¥130)。纏まりありつつも、とろーりとした半熟の黄身に、甘みも感じられる卵白。硬さもちょうど良い。 定食の惣菜もそれぞれ異なるスパイス料理。甘いキャベツにピリッとしたスパイス、あっさりとした酸味で食べやすい人参のアチャール、サイコロサイズのじゃがいもとそれぞれが違った個性を魅せてくれた。 スパイスに興味があるけど辛いのは苦手。そんなあなたにおすすめしたいカレーでした。