山形駅から車で13分ほど、県道49号線から横道に逸れて50メートルほど住宅街に入ったところにある黄色の壁の一軒家が「ケンチャンラーメン 山形」です。酒田市に本店を構える「ケンチャンラーメン」の山形市支店にあたるこのお店のメニューは、「中華そば」と「つけそば」の2種類のみの潔さ。

使われている麺は、極太でモチモチ食感の手打ちうどんの様な自家製の手打ち麺。その麺と山陰産の煮干と根昆布をメインにして作ったスープがよく合います。オーダーは券売機システムですが、麺の量や油の具合、トッピングなど細かくカスタマイズできるのが嬉しいところ。レディースセットや子供向けのちびそばもあります。

「ケンチャンラーメン」のすぐ近く、県道49号線沿いにある「城西 金ちゃんラーメン」。ケンチャンラーメンと同じく山形県内に同名のお店を数店舗を構える人気山形ラーメンのお店ですが、店舗により味が異なるのだとか。基本メニューは中華そばやチャーシューメン、みそラーメンにつけめんなど。夏限定の冷たいラーメンも人気です。

麺はひとつひとつ丁寧に手もみ仕上げされた自家製のちぢれ麺。鶏ガラに野菜を加えることでさらに深みを増したスープに良く絡みます。一押しメニューは、柔らかい肩ロースのチャーシューがおいしいチャーシューメン。もう1つの人気メニューである味噌つけめんは、コクのある辛みそが後引くおいしさです。

北山形駅から車で7分ほど、県道49号線の西バイパスを抜けてすぐのところにある「江南春」。ボリュームたっぷりのおいしい中華料理が手頃な値段で食べられると地元人気の高いお店です。このお店で味わえるラーメンは、旬の野菜をたっぷり使った正統派中華味。

中でも豚の油の旨味がしっかりスープと麺に絡んだ「豚肉細切りラーメン」と、しゃきしゃき野菜と具がたっぷりの「五目ラーメン」は、共に飲み干したくなる豊かな味わいのスープで人気のラーメン。程よい酸味が後引くおいしさの「スーラータンメン」もぜひお試しあれ。

北山形駅から車で10分ほどの場所にある「麺屋春馬」。通し営業ではないものの、朝の部、昼の部、夜の部の3部制営業でボリュームたっぷりのおいしいラーメンが食べられるお店です。一押しは人気のラーメン「ルーキーにぼし」。背脂の量は少なめ、多め、DANGER（デンジャー）から選べます。

たっぷりのもやしと食べ応えのある角切りチャーシュー、それに良く絡む極太麺のコラボがたまらない「汁なしRED（レッド）」は、女子盛、普通盛、大盛りの3サイズが揃っており、背脂やニンニク、魚粉の量などがリクエストできます。お子様ラーメンも用意されており、テーブル席や座敷席もあるので、家族でゆっくりラーメンを味わいたい時にもおすすめです。

ラーメン王国を謳う山形県の県庁所在地・山形市では、個性豊かなラーメン店がそれぞれのこだわりで作り上げたラーメンやつけ麺でしのぎを削っています。また山形発祥の「冷やしラーメン」は通年食べられる店舗も多く、今やご当地グルメの1つともなっています。山形市を訪れた際は、舌の肥えた地元のラーメンファンに鍛え抜かれたそんな逸品ラーメンをぜひ味わってみてください。