いつかじゃなく、今行こう。教科書にも載らない日本の美しい村7選【北海道・東北編】

高いビル、消えることを知らないネオンから離れて、知られざる「日本の美しい村」へ足を運んでみませんか。決して便利ではないけれど、失いたくない場所が日本にはまだ残っています。今回は、「フランスのもっとも美しい村」運動にならい、2005年に始まったNPO法人「日本で最も美しい村」連合が選ぶ【北海道・東北】の美しい村をいくつか抜粋してご紹介します。(※掲載されている情報は2018年9月記事公開時点のものです。必ず事前にご確認ください。)

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このまとめ記事の目次

1.ほかでは見られない美しい姿に出会う「鶴居(つるい)村」/北海道

北海道東部、釧路(くしろ)管内のほぼ中央部に位置する「鶴居村」。大規模な草地が広がり、酪農が盛んです。村の一部は釧路湿原国立公園に含まれており、蛇行する川と草原が広がる「キラコタン岬」や、その昔釧路湿原海だったとき、岬であったことからその名がついている「宮島岬」などの大自然を堪能することができます。

※湿原へは許可なく立ち入ることができません。ネイチャーツアーやトレッキングプログラムへ参加し、許可を持ったガイドともに散策を楽しみましょう。
毎年1500羽ほどのタンチョウがやってくる北海道。鶴居村は村名に「鶴」が入っているように半数近いタンチョウが飛来します。冬でも凍ることがない雪裡川(せつりがわ)は、タンチョウの寝床となっており、一本足で休む姿をカメラに収めようと多くの人が音羽橋へ集まります。

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キラコタン岬

北海道阿寒郡鶴居村北海道阿寒郡

3.00 01

2.やさしい黄色で包まれる春に出会える「江部乙(えべおつ)」/北海道

北海道の北西部に位置する「江部乙」。地区の西側は、石狩川が流れ田園地帯が広がり、東側は春には菜の花が、秋にはりんご畑が点在しています。特に、菜の花畑は「北海道感動の瞬間(とき)100選」にも選ばれているほど景観が美しいことで有名です。
「北海道感動の瞬間(とき)100選」に選ばれた菜の花畑は、日本一の菜の花畑ともいわれ、農村一帯に咲き誇ります。5月中旬〜6月上旬にかけての開花シーズンには、「菜の花まつり」が開催され、多くの観光客がやってくるそうです。

※菜の花畑は毎年場所が異なるので、訪れる際は公式サイトの確認をお願いします。

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3.自然がつくる岩石の壮大な景観「佐井(さい)村」/青森県

青森県下北半島の西端に位置する本州最北の村「佐井村」。およそ2kmに渡る奇岩が生み出した「仏ヶ浦(ほとけがうら)」は必見です。約1500万年前の海底火山活動により生まれた大小様々な凝灰岩が作り出す景観は、まさに自然の賜物。それぞれに仏にちなんだ名前がつけられており、神秘的な世界が広がります。
左の女岩と右の男岩が寄り添うように見えることから「願掛岩」と呼ばれる巨大な2つの岩。村の中心から南西に約3kmほど下っていくと海岸沿いに現れます。古くから地元の人の信仰を集め、縁結びのパワースポットともいわれています。

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願掛岩

青森県下北郡佐井村

3.36 07

4.鏡に映える紅葉のコントラスト「東成瀬(ひがしなるせ)村」/秋田県

秋田県南東部に位置する「東成瀬村」。栗駒山(くりこまやま)、焼石岳(やけいしだけ)などの奥羽山脈に囲まれています。栗駒山の中腹にある須川高原からは、秋になると赤・黄の色鮮やかな紅葉を楽しむことができます。また、須川湖に反射して映し出された空の青と紅葉のコンラストも必見です。
東成瀬村には「奥羽(おうう)山脈緑の回廊」と呼ばれるブナなどの木々が立ち並ぶ、野生動物が走り回るために作られたエリアがあります。その中でも、「天正(てんしょう)の滝」では、落差20mから水が勢いよく落ちていく圧巻の姿に出会うことができます。

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須川湖

秋田県椿川仁郷国有林

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天正の滝

秋田県雄勝郡東成瀬村岩井川字合居川国有林内 天正の滝

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5.自然と共にあるくらしが見つかる「三島(みしま)町」/福島県

福島県の西部に位置する奥会津地方の「三島町」。「会津桐」の産地として知られており、只見川にそってできた山間の町です。新潟と福島を結ぶJR只見線が通る三島町では、渓谷をつなぐ橋梁を電車がゆったり走りゆく姿に出会うことができます。
会津桐が有名な三島町ですが、「ざる」「かご」などの民具づくりも盛んで「奥会津編み組細工」は国の伝統工芸品にも指定されているんです。ヒマタタビ、山ブドウなどの植物を用いて、伝統技法によりバッグなどを製作販売しており、イベントも開催されています。

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6.東北のアルプスを仰ぐ田園風景が広がる「飯豊(いいで)町」/山形県

山形県の西南部、最上川の源流のほど近くに位置する「飯豊町」。山と水田の広がる自然あふれる町です。水田地域は、日本でも数少ない「田園散居(でんえんさんきょ)集落」であり、屋敷林に囲まれた家々が点在する景色に出会うことができます。
山形県、福島県、新潟県の3県にまたがる「飯豊連峰」。磐梯(ばんだい)朝日国立公園に属し、2000m級の山々が連なることから「東北のアルプス」ともいわれています。日本百名山にも数えられ、登山家にも人気があります。

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田園散居集落

山形県西置賜郡飯豊町豊原地区

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飯豊山

福島県喜多方市山都町一ノ木 飯豊山(山頂)

3.00 01

7.自然と歴史をどちらも満喫できる「大蔵(おおくら)村」/山形県

山形県のほぼ中央に位置する最上地方の「大蔵村」。「日本の棚田百選」にも選ばれた「四ヶ村(しかむら)の棚田」のあるのどかな田園風景が広がっています。夏になると1200本のほたる火が畔道に灯る「ほたる火コンサート」が開かれ、やさしい光に包まれます。
807年に開湯してから1200年を超す歴史のある「肘折(ひじおり)温泉」。昔ながらの湯治場としての風情が残っています。開湯1200年の夏から始まった「ひじおりの灯」では、夏になると温泉街を灯篭絵が照らす幻想的な光景に出会うことができますよ。

詳細情報

四ヶ村の棚田

山形県最上郡大蔵村南山

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肘折温泉

山形県最上郡大蔵村南山肘折

3.22 558

新たな景色を求めて

いかがでしたか?教科書にも載らない日本の美しい村【北海道・東北編】をご紹介しました。自然がつくり出した壮大な景観が多く、癒された人も多いのではないでしょうか。気になった場所へ、実際に足を運んで写真以上のすてきな時間を過ごしてくださいね。(※掲載されている情報は2018年9月記事公開時点のものです。必ず事前にご確認ください。)

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