いつかじゃなくて、今行こう。教科書にも載らない日本の美しい村7選【関東・中部・北陸編】

高いビル、消えることを知らないネオンから離れて、知られざる「日本の美しい村」へ足を運んでみませんか。決して便利ではないけれど、失いたくない場所が日本にはまだ残っています。今回は、「フランスのもっとも美しい村」運動にならい、2005年に始まったNPO法人「日本で最も美しい村」連合からいくつか抜粋して【関東・中部・北陸】の美しい村をご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前に確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

1.那珂川町小砂(なかがわまちこいさご)/栃木県

栃木県の北東部に位置する「那珂川町小砂」。周囲を森林に囲まれ、温泉も湧く緑豊かなところです。焼き物の表面に金をまぶしたように見える「金結晶」が特徴の「小砂焼(こいさごやき)」は、奈良時代から伝わる小砂の伝統工芸です。
里山全体を美術館に見立て、自然の中で作品を制作・展示している「小砂里山の芸術の森」。静かな森の中には、美術大学生や若手芸術家による作品を間近に見ることができます。豊かな自然が残る小砂の里山と芸術の融和は、ここだけでしか見られない景色です。

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藤田製陶所

栃木県那須郡那珂川町小砂2712-15

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小砂里山芸術の森

栃木県那須郡那珂川町小砂37091-1

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2.六合(くに)/群馬県

群馬県北西部に位置する中之条町の六合地区。標高600m〜2300mと標高の高いエリアですが、その分多くの美しい自然が残されています。「野反(のぞり)湖」のある上信越高原国立公園は300種類以上の高原植物が咲き乱れ、「天空の楽園」とも呼ばれています。
酸性の鉱泉が流れる場所にしか生息しないあざやかな緑の「チャツボミゴケ」が見られる「チャツボミゴケ公園」。平成29年2月に国の天然記念物に指定されています。他にもラムサール条約に指定された湿地など六合はたくさんの自然で溢れています。

※平成30年度のチャツボミゴケ公園の営業は11月30日(金)までです。

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3.早川町(はやかわちょう)/山梨県

山梨県南西部に位置する「早川町」。日本一人口が少ない町でもあります。その中でも赤沢エリアは、身延山(みのぶさん)と七面山(しちめんさん)とを結ぶ巡礼の道の途中にあり、伝統的な建造物、石垣、坂道など江戸時代の面影が残る歴史深いエリアです。
早川町には、発電用ダムによってできたダム湖があります。かつてそこに存在していた集落の名前にちなみ「奈良田湖」と呼ばれています。長いつり橋もかかっており、湖面に映る青空や南アルプスの自然の中で散策を楽しむことができます。

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奈良田湖

山梨県南巨摩郡早川町奈良田

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4.川根本町(かわねほんちょう)/静岡県

静岡県のほぼ中央に位置する「川根本町」。町域全体がユネスコエコパークに登録されるほど自然が豊かな町です。南アルプスを源流とする大井川沿線には「奥大井レインボーブリッジ」がかかり、 SLや日本で唯一のアプト式鉄道が運行。その姿を収めようとカメラマンも集まる人気スポットとなっています。
日本三大銘茶の一つと言われている「川根茶」の茶園景観。新芽が芽吹く春の茶畑は、一面が新芽の薄い緑でいっぱいになり、陽に照らされると輝きを見せます。高地にある茶畑は天空の茶園と呼ばれるなど美しい景観が魅力です。

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5.木曽町(きそまち)/長野県

長野県南西部に位置する「木曽町」。かつて、中山道(なかせんどう)の宿場町として栄え、にぎわいをみせた当時の景観が今も残されています。古民家は、改装してカフェや民宿として利用するなど、当時の面影はそのままに新たに活用されています。
この地域にある御嶽(おんたけ)山麓には、農村風景や開田高原が広がります。高原では古くから「木曽馬」が飼育されており、長野県の天然記念物にも指定されています。広大な土地でのびのびと過ごす木曽馬は乗馬センターで乗馬を体験することもできます。

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6.原村(はらむら)/長野県

長野県の中央よりやや南東部に位置する「原村」。八ヶ岳(やつがたけ)の裾のなだらかな地には、農村風景や草原・森林が広がります。村からは、八ヶ岳連峰や北アルプス、南アルプスなどを見渡すこともできる、自然溢れる村です。
※写真はイメージです

※写真はイメージです

原村では、人がすむ母屋よりも大切にされてきたという「土蔵」に「鏝絵(こてえ)」が施されています。家紋や火災除け、福を招く縁起物などのが描かれ、原村には1000を超える鏝絵が残っています。左官職人がコテを使って漆喰で作り上げる鏝絵は、高い技術の結晶です。

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八ヶ岳自然文化園

長野県諏訪郡原村原山17217-1613八ヶ岳自然文化園

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原村郷土館

長野県諏訪郡原村 17217-1566

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7.馬瀬(まぜ)/岐阜県

岐阜県のほぼ中央に位置する「馬瀬」。集落のほとんどを森林が占める山村です。清流「馬瀬川」は、味と香りの高い鮎が取れるほどきれいな川で「全国水の郷百選」、「全国水源の森百選」、「平成の名水百選」などにも選ばれ、美しい自然が広がっています。
馬瀬川の流域に広がる農地には、水田や蚕文化の面影が残る民家が広がっています。「美輝の里」からは、四季の移ろいゆく自然とそれに馴染む山里の景観を望むことができます。そんな自然が活かされた暮らしの残る馬瀬は「馬瀬地方自然公園」にも指定されています。

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馬瀬川

岐阜県下呂市馬瀬井谷

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馬瀬美輝の里

岐阜県下呂市馬瀬西村1447-1

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まだ知らない日本へ。

いかがでしたか?教科書にも載らない日本の美しい村【関東・中部・北陸編】をご紹介しました。自然と馴染む人の暮らしや歴史の残る景観など普段あまり触れることのないものがが多く残っています。ここで気になった場所があったら、実際に足を運んで写真以上のすてきな時間を過ごしてくださいね。

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