豪華絢爛!「ベルサイユ宮殿」でしたい5つのこと

フランスのパリ南西部の郊外ある「ベルサイユ宮殿」は、その壮大さと美しさから毎年多くの観光客が訪れる人気スポットです。フランス革命時のベルサイユを舞台にした漫画「ベルサイユのばら」でも知られ、実際にマリー・アントワネットが生活していた宮殿としても有名です。フランスが誇る世界遺産、ベルサイユ宮殿の歴史、そして見どころをご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

ベルサイユ宮殿とは?

フランス絶対王政全盛期の国王、ルイ14世が1682年に建設しました。日本では江戸時代中期の頃です。太陽王とも呼ばれたルイ14世は、王の権力を示すために“有史以来、最も大きく、最も豪華な宮殿を”と指示。当時最高の腕を持った職人が集められ、壁画など細部にまでこだわって建築されました。部屋の数は700を超え、当時は王族や貴族が暮らし政治の中心でもありました。1837年には歴史美術館として一般公開。1979年には世界遺産の文化遺産に登録されています。

①荘厳な佇まいの宮殿に圧倒される

美しいバロック様式の宮殿は全長が550メートルもあり、3階建てで左右対称の荘厳な佇まい。建築家のマンサールが設計し、ル・ブランが装飾を担当した当時の建築美術の集大成とも言われています。門を抜けると、地面には大理石が敷き詰められた中庭へと続きます。広大な敷地内には宮殿だけでなく離宮や庭園もあり、馬車や電車、自転車を使って見学することも可能。全て見て回るには、1日必要な広さです。

②煌びやかな鏡の間で歴史に想いを馳せる

見学が可能な宮殿内の部屋で、最も美しいと呼ばれる「鏡の間」。長い回廊には17カ所の大きな窓から太陽の光が差し込み、その反対側には578枚もの鏡が埋め込まれています。シャンデリアや豪華な調度品など、とても煌びやかで見る者の目を奪います。1871年にはドイツ皇帝の戴冠式が行われ、第一次世界大戦後に締結された「ベルサイユ条約」も、この部屋で調印されました。歴史的にもとても重要な場所なのです。

③広大な庭園を散策する

宮殿よりも力を入れて作られたと言われる、宮殿裏手に広がる巨大なフランス式庭園。天才造園家の手により、40年もかけて完成されました。幾何学模様にバランス良く配置された遊歩道や噴水、丁寧に手入れされた花壇、そしてグラン・カナルでは、ボートにも乗れます。ルイ14世は、その権力を民衆に知らしめるため、自由に庭園を見学できるようにしました。さらには庭園のガイドブックを作り、祭り事を開催して民衆の心を掴もうとしたそうです。

④豪華な噴水ショーを楽しむ

当時、水が近場になかったベルサイユに、セーヌ川から水を引かせて完成させた噴水庭園。ルイ14世が崇拝する太陽神アポロンの幼少時代を物語る、「ラトナの噴水」が最も有名です。アポロンの母であるラトナが、泥を投げつけられる幼いアポロンを守る様子が表現された像が印象的。ハイシーズンの3月から10月には、豪華な噴水ショーが行われるので必見です。

⑤離宮まで足を伸ばしてみる

宮殿から少し離れた場所にある離宮を「グラン・トリアノン」と「プチ・トリアノン」と呼びます。グラン・トリアノンは、ルイ14世が公務を離れて過ごすために建てましたが、フランス革命後にはナポレオン1世が居住。その当時のままの姿が残り、現在では晩餐会などに使用されています。プチ・トリアノンはルイ16世が即位した際に、マリー・アントワネットに贈られた小さな離宮。彼女の趣味が反映された、女性らしい内装です。また、トリアノン周辺の散策もオススメです。

いかがでしたか?

随所にルイ14世の想い入れが感じられる「ベルサイユ宮殿」。美しい宮殿内では、中世にタイムトリップした気分に浸れます。パリ中心部からは電車で40分で行くことができるので、観光の際は是非訪れてくださいね。

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