チューリヒ中央駅の裏手にありホームから見える建物が1898年に開館したスイス国立博物館です。お城のように見える建物の中にはスイスの歴史と文化を紹介する膨大なコレクションを展示しています。博物館は1898年にチューリヒ出身の建築家、グスタフ・グルによって建てられました。2016年新館も完成し、展示スペースが増えました。期間ごとに異なるテーマでの特別展示も開催されています。

チューリッヒ中央駅から歩いて15分ほど、チューリッヒで最も古い地区教会でリンデンホフのすぐ近くにある大きな時計が付いた塔が目立つ教会です。塔は13世紀に建てられたロマネスク様式のもの。時計は教会が拡張された1534年に取り付けられたものですが直径8.46mというヨーロッパ最大の文字盤になっており短針でさえ３ｍ以上の長さがあるそうです。

チューリッヒ中央駅から歩いて15分ほど、菩提樹が茂るリマト川を見下ろす丘（展望台）でチューリヒ発祥の地と言われています。すぐ下をリマト川が流れ、向こう側には旧市街が広がっており2つの塔で有名なグロスミュンスター 大聖堂が見えます。訪れたのは夕方でしたが、丘の上の広場には観光客が多くいました。市民の憩いの場となっているようで若者たちが集っていました。

リマト川左岸に立つ教会で、青緑色の屋根をもつ細身の時計塔が目立ちます。元々は853年に女子修道院として建立した経緯があり、そこからフラウ(ドイツ語で女性の意味)という名前で呼ばれています。12～15世紀にゴシック様式の教会となり、現在の建物はロマネスク様式とネオゴシック様式が混在しています。この教会にはシャガールの美しいステンドグラスがあることで有名です。

ピカソやレンブラントといった15 世紀以降の作品を展示されているチューリッヒ美術館は、スイスを代表する美術館の 1 つで15世紀から現代に至る膨大な収蔵品は、スイスで最も重要なコレクションのひとつに数えられています。特にムンクの絵画はノルウェー以外で最大の所蔵数があるそうです。セガンティーニなど近代のスイス人芸術家の作品も多く展示されています。

中央駅からバーンホフ通りをまっすぐ進むと突き当たりにあるのがチューリッヒ湖。古くから交通や運輸で重要な役割を担い、今では観光スポットとして人気です。細長い三日月型をしており、湖面の広さは88平方km以上、巾は一番広い所で3.85kmもあります。湖畔クルーズが定番ですが、緑豊かな湖畔の周りには遊歩道が整備されていてのんびり散歩するのも気持ちがいいと思います。