大阪メトロ中央線「大阪港駅」から、大観覧車を目指して5分ほど歩くと到着する「海遊館」。完全屋内型の水族館なので、天候に左右されずにゆっくり楽しめます。水槽のトンネルを抜けて入ると、海面から海底まで観察できる巨大な「太平洋」水槽や、世界中の海の水槽があり、そこで生きる生き物を観察できます。時間をあわせて、お食事タイムもぜひ楽しみましょう。2018年にはクラゲの美しさを観察できる「海月銀河」もオープンしました。また、夜は建物周辺がライトアップされてとてもきれいですよ。

海遊館を代表する「太平洋」水槽は、高さ9m、最大長34m、水量5,400tの巨大水槽です。水面から海底に住む、たくさんの生き物を観察できます。ここに、海遊館の顔でもある12mを超えるジンベイザメもいます。ほかにも、優雅に泳ぐエイや、ユーモラスな顔のクエなどがいて、飽きることなくいつまでも見ていられる水槽です。ベンチが置かれている場所もあり、幻想的な海の世界を、ボーと見ることもできますよ。ジンベイザメのお食事タイムはぜひ見てくださいね。大きな口を開けて、大量の小さなプランクトンをゴー！！と水ごと吸い込みます。

海遊館では、11種類の生き物のお食事タイムを公開しています。入り口でスケジュールをもらって、時間をあわせて水槽に向かいましょう。お食事風景を見るだけでなく、飼育員さんが生態や特徴を解説をしてくれるのもうれしいポイントです。どれも楽しいのですが、イルカはおすすめです。実際は健康管理のために、ふれられるように練習していたりするのですが、サービス精神旺盛なイルカと飼育員さんが、まるで楽しいショーを見せてくれているみたいですよ。

海遊館は、体感施設のリニューアルを進めてきて、ふれあい体験水槽も新しくなりました。大きな水槽に、サメやエイが泳いでいて、背中をそっとさわることができます。サメは、なるほど鮫肌！とか、エイはヌルヌルとか、体感することは大切ですね。すぐ横には手を洗う場所も用意されているので、さわる前とあとに利用したいです。ほかにも、低い柵でペンギンが身近に感じられるコーナーや、いろいろな角度から、とてもかわいいワモンアザラシの生態を観察できる体感エリアがあります。

真っ黒い空間に、クラゲの水槽が浮かぶ「海月銀河」。まるで宇宙の中に漂う星のように、クラゲがフワフワと泳いでいます。海で会ったら厄介者なのに、どうしてこんなに美しいのでしょう。みなさん、水槽にぺったりくっついて、半透明の傘を観察しています。2018年にオープンしたばかりですので、初めての方も久しぶりの方もじっくり幻想的な世界を楽しめます。

館内にはカフェとドリンクスタンドがあります。実は、ここならではの面白いメニューがスタンバイ。ぜひ、写真を撮って楽しみたいところです。ジンベイザメの体の色をしているという「ジンベイソフト」は、何味なんだろう？とドキドキしてしまう青色。ほかにも、「ジンベイパン」や「ジンベイラテ」「クラゲ藻塩ソーダ」「チンアナゴドッグ」など面白いメニューがあります。どちらかのお店にしかないものもありますので、確認してみてくださいね。

いかがでしたか？　海遊館は子どもも大人も楽しめる水族館です。最近はインパウンドの方も多数で、いつも賑わっています。海遊館のオフィシャルショップも、海の生き物たちのかわいいグッズがいっぱいで、はずせませんよ。再入場も可能なので、すぐお隣の天保山マーケットプレイスで食事をして、また入ることもできます。大観覧車やレゴランド、観光船もありますので、セットで楽しんでもいいですね！