気迫ある写真を見る!土門拳記念館でしたい5つのこと

山形県酒田市の飯盛山公園内にある土門拳(どもんけん)記念館は、写真家である土門拳の作品を中心に、写真専門の美術館として30年以上の歴史を持つ施設です。写真好きな方におすすめなのはもちろん、公園内にあるので散策の合間に寄るのにもぴったりなスポットです。今回は、そんな土門拳記念館でしたいことを5つのポイントでご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

土門拳記念館とは?

山形県酒田市にある土門拳記念館は、土門拳(1909年〜1990年)という1人の写真家をテーマにした、世界でも珍しい写真専門の美術館です。土門拳は酒田市に生まれ、日本各地で撮影をしてきましたが、晩年、郷里の酒田市に自分の全作品7万点を贈呈することになりました。1983年に記念館が造られ、土門拳の作品を中心とした写真を展示しています。記念館は市街地から少し離れた飯森山公園の中に作られ、名峰・鳥海山を眺められる豊かな自然環境の中、ゆったりと作品を鑑賞することができます。

①まずは土門拳について知る

土門拳は戦前から戦後、高度経済成長期にかけて活躍した写真家です。特に徹底したリアリズムで知られ、報道写真や寺院・仏像の写真を数多く撮影してきました。主なシリーズとしては、「古寺巡礼」、「筑豊の子どもたち」、「ヒロシマ」などがあります。また、文筆家としても「写真は肉眼を超える」、「絶対非演出の絶対スナップ」などの言葉を残し、大きな反響を残しました。土門拳記念館にはこれらの作品が紹介されており、じっくりと観察することができます。

②様々な切り口の展示を見る

土門拳記念館では主要展示も企画展も全て数ヶ月ごとに入れ替えを行い、いつ来ても新しい発見がある展示になっています。土門拳の作品だけでなく、関連のある写真家との共演や著名な写真賞である「土門拳賞」受賞者の作品展など、多彩な内容で展示が行われています。展示テーマは「ぼくと秋田」、「昭和の手仕事」、「かお かたち」、「土門がとらえた世界遺産日本遺産」など、土門拳が多彩なジャンルの作品を撮っていたことがうかがえます。

③イベントに参加する

土門拳の作品をもっと深く知るために、記念館で行なっているイベントに参加してみませんか?記念館では土門拳の作品について解説するイベントに加え、子ども向けのワークショップやコンサートも開催しています。面白いのは記念館の裏側をめぐるバックヤードツアー。ここではスタッフの説明の受けながら、普段展示されていない作品や未発表作品、遺品などを見ることができます。記念館の裏側や展示で見ることができない作品を鑑賞できるのは貴重ですね。

④土門拳の交友関係が感じられる建物を見る

土門拳記念館の建物は親交のあった芸術家たちの協力によりできています。建物の設計は葛西臨海水族園や豊田市美術館などを手掛けた建築家・谷口吉生によるもので、谷口の父と土門拳の親交が深かったことから依頼されたそうです。それ以外にも彫刻家のイサム・ノグチによる彫刻やベンチ、東京オリンピックや大阪万博のポスターを手がけたグラフィックデザイナーの亀倉雄策(ゆうさく)が記念館入口の銘板やポスター、チケットデザインを手掛けています。記念館が多くの芸術家に支えられて完成したことがうかがえますね。

⑤ミュージアムショップで記念のお土産を購入する

記念館には土門拳の作品を使ったグッズを扱うミュージアムショップがあります。ポストカードや一筆箋、カレンダー、書籍などが販売されています。特に書籍は、土門の写真の作品集だけでなく随筆や親交のあった芸術家による評伝など、多岐に渡りますよ。気に入ったグッズを買って帰り、自宅で見て読んで、改めて土門の世界観を楽しむのはいかがですか?またオンラインショップもあるので、多くのグッズは自宅に帰ってからでも購入することが可能です。

いかがでしたか?

気迫ある仏像や無邪気な子どもたちなど、多彩な題材で撮影してきた写真家・土門拳。山形県酒田市の土門拳記念館では、それらの作品を間近で見ることができます。土門拳が写した昭和という時代を見に行ってみませんか?

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