世界中の人々を魅了する “京都”。古くからの神社仏閣が多く残り、観光地として一年中多くの人が訪れるこの街に、実は「鉄道」を愛する人達にとっての “聖地” があることをご存知でしょうか?今回は、京都市の梅小路公園内にある鉄道の博物館「京都鉄道博物館でしたい7つのこと」をご紹介する旅に、皆さんをご案内します!(情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどで事前確認することをおすすめします。)
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。
「京都鉄道博物館」ってどんなところ?
「京都鉄道博物館」(以下、京都鉄博)は、京都駅から徒歩20分ほど「梅小路公園」内にあり、鉄道の世界を “見る・さわる・体験する” ことで楽しく鉄道を学べる施設です。京都駅からはバスでの来館が便利。市バス・京阪バスの「梅小路公園前」で下車し、徒歩3分ほどで到着とアクセスも便利です。駐車場はないので車での来館はどうぞご注意くださいね。
① プロムナードから鉄道のレジェンドに会う
初めにエントランスホールから本館までの間、プロムナードでお迎えしてくれるのは “夢の超特急”「0系新幹線」です。しかもこちらは開業当時の一号機!時速200km/hという速さは、営業運転を開始した1964(昭和39)年当時、世界最速の鉄道として注目されました。他にも鉄道の歴史を創った “レジェンド” 達が出迎えてくれます。
吹き抜けとなっている本館1階にも、見逃せない車両がたくさん揃っています。特に、JRがまだ国が経営していた国有鉄道(国鉄)だった頃の貴重な車両たちは、当時を知らなくともレトロな車体の佇まいが見応え充分。京都鉄博では全部で53両の車両を展示しており、その1/3に当たる車両が “1号機” というラインナップ!貴重な車両たちを間近で見ることができますよ。
② 乗り物をとことん体験する
たくさんの車両が展示されている中を歩いていると、列車に乗りたい気持ちになってしまいそう。そんな時は「SLスチーム号」が牽引(けんいん)する客車に乗車し、鉄道に思いを馳せてみるのはいかがですか?本物の蒸気機関車が連れて行ってくれる往復約10分間の旅は、ちょっとした贅沢気分を味わえます。SLのりばの券売機にて、希望時間の乗車券を購入してくださいね。
大人気の運転シュミレータ体験は、運転士さんが実際に訓練時に使用するシュミレータを使って、新幹線や在来線の運転体験ができます。2階「運転シュミレータ」にて入場券を提示し抽選券をもらったら、同じく2階にある「昔の駅」での抽選発表を待つという流れになっています。詳しくはHPと、シュミレータ会場にも説明がありますので御覧くださいね。
③ 京都鉄博ならではのグルメを堪能する
お弁当などの持ち込みも可能な京都鉄博。でもせっかくなら、ここならではのものが食べたい!という方は、1階ブルートレインの食堂車での軽食や、お弁当販売ブースで限定のお弁当を買うのがおすすめ。持ち帰り可能なお弁当箱がうれしい「ウメテツランチBOX」は、早めに買っておくと安心です。「京都鉄博オリジナル巾着弁当」は、渋いイラストの巾着付き!
2階のレストランにも、ドクターイエローをイメージしたハヤシライス・乗務員さん達のまかない料理「まかないハチクマライスハンバーグ」など、鉄道にちなんだ楽しいメニューが揃っています。デザートには、ブルドックのような顔が可愛らしい “キハ81型ディーゼルカー”(くろしお)のクッキーが乗った「キハ81型ブルドックパンケーキ」はいかがですか?
④ 文化財の駅舎でおみやげを買う
出口部分にある「旧二条駅舎」は1904(明治37)年に建設された駅舎で、1996(平成8
)年に駅舎の役目を終えたあと、梅小路公園に解体移築されました。中にはミュージアムショップが入っています。京都鉄博に入館していなくても入ることができるので、ふらっと寄ることもできますね。こちらの駅舎、貴重な建築物として「京都市指定有形文化財」に指定されています。
ミュージアムショップでは、ここでしか手に入らないグッズがたくさんありますよ。素朴な甘さが魅力の和三盆(わさんぼん)が鉄道の顔になった「鉄道和三宝(わさんぼう)」の可愛らしさは、自分用にもおみやげにも。お子さんが大好きなプラレールの限定ものや、鉄道に関する本やDVD・本格的な鉄道ファンの方向けの商品まで、ショップ内は充実のラインナップになっています。
⑤ 扇型車庫と京都の絶景を撮る
京都鉄博での最もインパクト大の展示と言えばこちら!「梅小路蒸気機関車庫」の立派な扇型(おうぎがた)の車庫・真ん中に位置する転車台が迫力満点で、車庫には20両の蒸気機関車が保存・展示されています。SLスチーム号の最終便終了後にはSLの掃除や、転車台が回転し車庫に戻っていく機関車の姿を見ることができますよ。一日のうち転車台が動くのはこの時間だけ!
3階「スカイテラス」は、広々とした気持ちの良い屋上スペース。こちらでは実際に走る在来線や、京都の町並みを眺めることができますよ。中でもおすすめなのが、世界遺産「東寺」の五重塔と現役新幹線の歴史を飛び越えた共演が見られること。この景色を堪能できるのは京都鉄博ならではです。“新幹線のお医者さん”とも呼ばれる「ドクタイエロー」が通ることも!
⑥ 限定期間のみ見られる展示を目撃する
京都鉄博では、毎月さまざまな企画展やイベントを行っています。過去には、梅小路公園と連動した冬のライトアップ企画も開催。扇型車庫がやわらかな光りに包まれ、その中で浮かび上がる漆黒の機関車の渋さが格好いいですね。同ライトアップ期間中、旧二条駅舎ではプロジェクションマッピングも行われました。公式サイトのイベント情報をお見逃しなく!
引退した車両などが特別展示されるのも魅力のひとつ。2018年には、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」カラーにラッピングされた500系新幹線の展示も話題となるなど、京都鉄博ならではのイベントは見逃せない企画が盛りだくさん。HPをチェックして “今” しか見られない貴重な車両に会いに、京都へ行ってみるのはいかがでしょうか。
⑦ 平安京を感じ立体曼荼羅を見る
京都鉄博から徒歩15分ほど、木造の建築物として日本一の高さを誇る “五重塔” が見えてきたら「東寺」に到着です。平安京の遺構(いこう)である東寺は、世界遺産にも登録されています。弘法大師・空海が “仏さまの世界を分かりやすく”と作り上げた「立体曼荼羅(まんだら)」が配置されている「講堂」へ、ぜひ一度脚を運んでみてください。堂内は圧巻です。
通常は午後5時に閉門となる東寺ですが、春や秋に特別拝観期が設けられることがあります。その際は桜や紅葉のライトアップもありますので、幻想的な境内や五重塔に古都への想いもより深まりそう。夜間の特別拝観の時期でしたら、京都鉄博の閉館後に行くこともできますね。詳しくは公式HPに記載されますのでチェックしてみてください。
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鉄道が奏でる歴史の旅へ行こう
今回は「京都鉄道博物館でしたい7つのこと」をご紹介しました。間近に見られる懐かしの車両・迫力の蒸気機関車などはきっと心に残る思い出になるかと思います。同じ梅小路公園内にある「京都水族館」と両方に入館できるセット券の販売もありますので、古都の空気を味わいながら京都のおでかけを楽しんでくださいね!
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