つくば植物園とは、茨城県のつくば市にある「国立科学博物館 筑波実験植物園」と言われる施設の通称です。こちらの施設は国立博物館の一つの研究部門の植物園ですので、非常に珍しい植物を手軽に見ることができます。大人・大学生の方は入館料がかかってしまいますが、高校生以下は無料で1日中楽しめます。また、非常に広い敷地で植物園内をしっかり見ようをすると時間がかかりますが、子どもと一緒に楽しみながら自然と楽しんでピクニックが出来る場所です。天気のよい日など、芝生で食べるお弁当はよりおいしく感じるでしょう。それでは老若男女、誰でもゆっくりとした時間が楽しめるつくば植物園の魅力に迫ります。

つくば植物園は、一般的な民間の植物園とは異なり、あまり見ることがない珍しい植物も見ることが出来ます。また、絶滅危惧種の保護などを目的として活動も行っており、研究施設としても活用されています。そんな日本でも屈指の植物園の展示内容は、多種多様な植物が屋外や温室内に植栽されており、約3000種類の植物を見ることができます。植物ですので季節によって楽しむものが変化するのですが、分かりやすく展示や案内がされているので、おすすめのスポットだけ回っても十分楽しめます。

つくば植物園では、通常の植物園の展示のほかに季節によって企画展を開催しています。春にはサクラソウやクレマチス展があり、蘭展も夏と秋に2回開催されます。また、秋のきのこ展も様々な品種のものを一度に見ることができるので、毎年多くの方が来場されます。企画展の展示では、それぞれ工夫をこらしたイベントやセミナーを同時に開催されることがほとんどです。栽培講座や園内を詳しく見学するツアーなど、その時しか見ることのできない植物などもありますので、ぜひ、企画展で様々な植物に触れてみてください。

つくば植物園のイベントやワークショップは、子ども向けのものもたくさん開催されています。特に夏休みや土曜・日曜日などは、子ども向けのワークショップとしてクラフト体験やイベントが企画されていますので、ぜひ事前に確認してから訪れてみてください。また、植物だけでなく、園内には、本格的な天体望遠鏡が設置されており、夜間に天体観測を楽しむことができます。こちらもイベントして行われますので確認が必要ですが、入園料以外にはお金もかかりません。手軽に楽しむことができますので、おすすめです。

つくば植物園は、広い園内に多様な植物保護や生態系保全のための様々な植物が植えられているため、その植生や植物の形態を体験的にみることができます。そんな広い植物園ですので、訪れる際はお弁当など持ってゆっくり楽しむことをおすすめします。園内には、休憩スペースとして屋内・屋外にも多くの椅子が置かれているので、季節問わず楽しむことができます。春や夏などは屋外の芝生でお弁当を、少し肌寒い季節になったら屋内での飲食がおすすめです。場所によっては飲食禁止の場所もありますので、注意が必要です。

最後に、つくば植物園に行く際に便利な「つくばサイエンスツアーバス」をご存知でしょうか。夏休みや土曜・日曜・祝日のみ運行している循環バスになります。このバスに乗ることで、つくば市にある6つの研究教育施設を巡ることができます。乗車料金はかかりますが、一日中乗り降り自由です。つくばセンターバスターミナルから、つくば植物園の他に国土地理院や筑波宇宙センターなど、様々な施設を巡ることができます。ぜひ、このつくばサイエンスツアーバスでつくば植物園と合わせて、つくば市の研究教育施設を巡ってみてはいかがでしょうか。

今回は、つくば植物園についてご紹介させていただきました。つくば植物園は都心から近く手軽に1日中楽しめるスポットです。子どもたちも自然とふれあいながら楽しく学ぶことができる施設ですし、大人も自然が豊かなので日頃のストレスから解放されてリフレッシュができると思います。次の休みの日は、家族みんなでつくば植物園にお出かけになってみてはいかがでしょうか。きっと家族みんなで楽しめるはずです！