東京から車で2時間ほどのところにある、栃木県芳賀郡茂木町（もてぎちょう）。Hondaが鈴鹿サーキットの3倍にも相当する200万坪の土地に造り上げた本格サーキットコースと、レーシングカートやオートバイに特化したアトラクションが楽しめる遊園地が、ツインリンクもてぎです。カートやバイクのレース体験ができることに加え、キャンプやアスレチックなどのアトラクションがたくさんあり、モータースポーツファンだけでなく子供や女性も楽しめます。今回はそんなツインリンクもてぎを楽しむための5つの方法をご紹介します。

「モビパーク」には車やバイクのアトラクションがたくさんあり、3歳以上の子供や初心者の女性でも1人で気軽に運転できる乗り物があります。レベルに合わせてさまざまなカートアトラクション、バイクアトラクションがあるので、好きなものを選ぶことができます。ヘルメットやグローブは無料でレンタルでき、手ぶらでOKです。運転免許証があれば乗れるレーシングカートの幅が更に広がります。速さを競うタイムアタックもあり、レースのような本格的実況アナウンスと共に、プロドライバーになった気分を味わいながら走ることもできます。

ツインリンクもてぎには、アメリカンレーシングの核となる2.4kmのオーバルコースと、FIA/JAFの公認コースである4.8kmのロードコースがあり、車とオートバイの世界選手権や全日本選手権、レーシングイベントが開催されています。特にMotoGP（ロードレース世界選手権）はツインリンクもてぎ最大のイベントで、FIM（国際モーターサイクリズム連盟）主催の二輪レース最高峰カテゴリーです。世界中から有力なライダーが結集しトップ・オブ・トップを目指します。他にも各選手権が開催されているので、迫力ある爆音とスピード感を味わってみてくださいね。

ツインリンクもてぎには、モビパークや本格サーキット以外にも、楽しいアスレチックがたくさんあります。中でもジップラインは、561メートルの日本最大級の長さを誇るアトラクションで、スタート地点とゴール地点の間に張られたワイヤーロープをプーリー（滑車）で駆け抜けて行くものです。森の中にあるデッキから滑車で滑り抜けていくと、国際レーシングコースや観客がいるグランドスタンドが見えて最高の気分です。また「迷宮森殿 ITADAKI」は5階建ての巨大迷路で、スタンプラリーをしながら時間内に脱出するというアトラクションです。

ツインリンクもてぎには「森と星空のキャンプヴィレッジ」というグランピングエリアがあります。日中はゴーカートやサーキットで思い切り遊び、夕方からバーベキューができます。青空の下で豪快に焼くお肉は最高の贅沢です。お腹がいっぱいになったら、ツインリンク内にある温泉でリラックス。露天風呂もありますので、自然を感じながら癒されるひとときを味わえます。テント内にはソファやベッドが完備されているので、ホテルと同等の快適でゴージャスなキャンプができます。星空ガイドさんもいるので、楽しい夜になりますよ。

ホンダコレクションホールでは、Hondaのレーシングカートやバイクの歴代名車を実際に見ることができます。特に2018年は開館20周年の記念として、さまざまな企画展示が開催中です。MotoGPの特別展示やHonda初の海外参戦マシンとレーサーとの挑戦の軌跡、熱狂を巻き起こした日本人ライダーとHondaの人気マシンの展示など、カート好きやライダーにはたまらない企画が盛りだくさん。実際にレースを走ったマシンを見ることができます。他にも季節ごとに花火大会や水遊び、どんぐりスタンプラリーなど、たくさんのイベントが開催されています。

今回は「ツインリンクもてぎ」を楽しむための5つの方法をご紹介しました。子供や初心者の女性でもカートレースやバイクを楽しめるだけでなく、アスレックやバーベキュー、キャンプなど1日では足りないくらい遊べます。迫力あるサーキットをスタンドから観戦することもできるので、ぜひツインリンクもてぎを訪れてみてくださいね。