茨城県笠間市には、市立の図書館が3つあります。そのうちの一つが「笠間市立笠間図書館」です。2004年に建てられたまだ新しい図書館は、これまでの図書館のイメージを打ち破るモダンな建物。そして館内は開放的で明るい空間に驚きます。またこの図書館は使い勝手の良さも魅力です。館内はバリアフリーとなっており、レイアウトや配置もわかりやすく単純。図書管理は最新技術を駆使し、使いやすい図書館を目指しているそうです。また図書館では、本に親しめるようさまざまなイベントを開催。本が好きな方はもちろん、あまり得意ではないという方も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

実は笠間市立の3つの図書館をあわせた貸し出し数は、8万人未満の市区で全国1位に何度も輝いています。本を借りる人のことを考えて多くの蔵書をそろえてあり、また、市民以外の人たちも借りることができます。幅広いジャンルの本がそろっており、きっとお探しの本と出会えますよ。笠間市の歴史がわかる本や、笠間市で盛んな陶芸に関する蔵書も数多くそろっています。本だけではなくCDやDVDなどの視聴覚資料も充実しています。「本はちょっと苦手」という方も、行ってみると新しい発見があるかもしれません。

笠間市立笠間図書館では、本に親しんでもらおうと、さまざまなイベントが開催されています。子ども向けには、読み聞かせ会や図書館探検、クイズラリーなどが過去に開催されています。どれも本が苦手なお子さまでも楽しめるものばかり。本に親しむきっかけになるかもしれませんね。大人向けには、映画の上映会などを行い、図書館に気軽に足を運んでもらえるよう工夫を重ねています。これ以外にも、笠間市の特産「笠間焼き」を図書館で紹介したり、実際に陶芸を体験できる「陶芸講座」を行ったりもしています。

笠間図書館では、本だけではなくアートを見ることもできます。先ほどもご紹介した笠間市の特産品「笠間焼」の作品を図書館で紹介したり、「星」をテーマにさまざまなアーティストとコラボした「星の図書館」というイベントを開催したりしています。「星の図書館」では、星に関係するさまざまな作品が館内に展示されました。その他にも音楽ライブや星空観測などバラエティに富んだ企画が行われているので、チェックしてみて下さいね。

笠間図書館内には飲食店などはありませんが、キッチンカーが不定期で来館します。ホットドッグやクレープ、パスタやタコスなど、様々な種類のキッチンカーが来たことがあり、多くの人を楽しませています。これは、もっと図書館を楽しんでもらおう、知ってもらおうという事から、笠間市が招いているそうですよ。小腹が空いた時にはぜひ味わってみてくださいね。なお図書館の2階には飲食自由のイートインスペースがあります。

笠間図書館の近くには、アートが楽しめる「笠間芸術の森公園」があります。お子さま向けのダイナミックな大型遊具、陶芸作家の作品などが展示されている美術館、工芸品の体験や販売が行われている笠間工芸の丘 KASAMAクラフトヒルズなど、見どころがいっぱい。大人も子どもも楽しめます。親子でのおでかけ先にもピッタリですね。図書館でのんびり過ごした後は、笠間芸術の森公園でアクティブに体を動かしたりアートを満喫したりしてはいかがでしょうか。

いかがでしたか?笠間市立笠間図書館は、ただの図書館ではなく、本に親しめるようさまざまな工夫を凝らした図書館でしたね。本があまり好きではない方も、抵抗なく訪れることができるのではないでしょうか。皆さんの中の図書館のイメージをきっと覆してくれますよ。ぜひ一度足を運んでみてくださいね。