海のロマンに思いを馳せて「船の科学館」でしたい7つのこと

初代南極観測「宗谷」を中心に、客船や貨物船の模型、海底地形模型の展示などを通して海洋について学ぶことができる「船の科学館」。さまざまな視点から日本の発展と、海の関係性について知ることができる海洋博物館です。今回は海と船の文化や歴史を知るために、「船の科学館でしたい7つのこと」をお届けします。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)

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このまとめ記事の目次

船の科学館とは?

“海と船の文化”をテーマにした、東京の品川にある海洋博物館「船の科学館」。海に囲まれた島国の日本は、古くから海を利用し資源を求めて発展してきました。今後も日本の経済や文化の飛躍には、「海洋」が重要なキーワードの一つと言えます。船の科学館はそんな海洋について知り、理解を深めることができる施設です。館内では「南極物語」でも有名な南極観測船「宗谷(そうや)」の船内をバーチャル体験できるほか、艦船模型などのさまざまな展示物を見学することができます。

①初代南極観測船「宗谷」を知る

数々の困難を乗り越え、「不可能を可能にした奇跡の船」とも呼ばれる初代南極観測船「宗谷」。実際に科学館を訪れる前に、その歴史について知りましょう。ホームページ上では「360度パノラマ体験」ができるので、迫力の映像で船内をのぞくこともできます。このバーチャルツアーでは、実際の見学時には入ることのできない場所も見ることが可能。4,800馬力、48トンもの推力を出していたエンジンルーム、船の最高責任者である船長の部屋なども解説付きで公開しています。

②宗谷の船内に潜入する

1938年に建造された宗谷は、太平洋戦争を経験しました。その後1956年からは日本初の南極観測船として活躍し、1978年には海上保安庁の巡視船に。船の科学館では、1979年から展示されています。船内は、ヘリコプター発着甲鈑や海図室などがある「端艇甲板(たんていかんぱん)」、通信室や食堂のある「最上甲板(さいじょうかんぱん)」、そして居住区がメインの「上甲板(じょうかんぱん)」が見学できます。当時の様子がリアルに再現されているので、見ているとタイムスリップしたような気分に。南極の氷やアデリーペンギンの剥製がある展示コーナーも設置されています。

③日本の海を学ぶ

館内には「海をわたる」「海をまもる」「海をひらく」、そして「にっぽんの海」のコーナーがあり、各コーナーでは映像で海に関することが学べます。にっぽんの海の海底地形模型では、6,800以上もの島からなる日本の海の範囲を知ることができます。他にも触れる島の模型や海洋研究開発機構のハイビジョン映像も上映。海上保安庁の業務内容が楽しく学べる「海上保安庁ゲームコーナー」は、ヘリ救難ゲームやクイズなどがありお子さまにオススメです。

④さまざまな展示資料を見学する

「別館」では、宗谷に関する実物資料や写真などの展示や、さまざまな船舶模型、にっぽんの海の海底地形模型なども展示されています。海外貿易の99%を船の輸送力に頼ってきた日本は、海運にその暮らしを支えられてきました。そうした船に関する歴史が学べる映像も上映し、分かりやすく解説しています。他にも貴重な海洋資源や調査する船に関する展示や、日本の海を守るために活躍する海上自衛隊と海上保安庁について学べる展示もあります。

⑤屋外展示場を散策する

敷地内の屋外展示場には、大型スクリュープロペラや海底に沈設した居住実験施設などの大型資料が展示されています。1979年に開発された潜水調査船や、1980年頃の水深調査で発見された装甲巡洋艦「アドミラル・ナヒーモフ」の主砲など珍しい展示が多数。5万トンクラスの大型船に使用される巨大なスクリュープロペラ、日本初の半没水型双胴実験船、日本最古の木造灯台などもあり、歴史に思いを馳せながらのんびりと敷地内を散歩できます。

⑥体験して学ぶ

船の科学館では、大人も楽しめる南極の氷を使用した体験学習や、キッズのための海と船のおはなし会などさまざまな体験プログラムも開催されています。楽しみながら海洋について学べますよ。過去には、海の生きものの食物連鎖や生態系ピラミッドの関係などが遊びながら学べるキッズ向けイベント「チリメンモンスターを探せ」や、ユニークなイカスミアート体験、風速計作りといったアクティビティが開催されました。多彩なイベントの情報は、ホームページで随時チェックしてくださいね。

⑦周辺の観光もエンジョイする

船の科学館があるお台場周辺には、さまざまな観光スポットがあります。有名なレインボーブリッジやフジテレビ、大江戸温泉などもすぐそば。隣にある潮風公園は、のんびり散歩やピクニック、BBQもできる大きな公園です。レインボーブリッジを含めた、東京湾の景色を眺めることができる絶好のロケーションです。また東京臨海部の歴史と現在、そして未来をご紹介する展示室「TOKYOミナトリエ」や「日本科学未来館」、税関の仕事について知ることができる東京関税「情報ひろば」なども近くにあるので、同日に訪れることもできますよ。

詳細情報

いかがでしたか?

いかがでしたか? 1974年、東京港の埋立て地に開館した「船の科学館」は、さまざまな展示物を通して海と船の文化について学ぶことができる博物館です。当時の様子が再現された初代南極観測船の船内見学や、屋外の大型展示物など見どころ満載です。お子さま向けの楽しみながら学べる体験イベントも開催されているので、ぜひ家族でお出かけください。もちろん大人だけでも楽しめる要素たっぷりですよ。

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