美しすぎる絶景!世界遺産・中国大運河が流れるおすすめスポット6選

2014年に世界文化遺産に認定された「中国大運河」は、全長1794kmにも及ぶ世界最古の人工河川。その運河沿いの都市では、歴史的にも重要な文化建築や「東洋のヴェネツィア」と呼ばれる水の都など、たくさんの魅力的な景色と出会うことができます。中国大運河沿いにある各都市の有名スポットから、日本人にまだあまり知られていない隠れ絶景スポットまでご紹介します!

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このまとめ記事の目次

万里の長城と並ぶ中国の歴史的スポット「中国大運河」

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
「中国大運河」は1600年前に建設された世界最古・最長の人工河川です。古くから中国の人々の物流や文明の発展を支えてきた歴史を持っています。2014年に世界文化遺産に登録されたことで、あの「万里の長城」と並ぶ中国の代表的な観光地となりました。

大都市・北京から、マルコ・ポーロが「世界で最も華やか」と称えたと言われる杭州(こうしゅう)までの1794kmを繋ぐこの河は、「京杭大運河(けいこうだいうんが)」とも呼ばれています。

美しい水の都や豪華な建造物を見ながら、中国の広大な歴史に触れることができる唯一の場所が中国大運河。そんな世界的にも注目度の高い中国大運河沿いの都市から、ここでしか見ることができないおすすめ絶景スポット6選をご紹介します!

庭園とグルメが楽しめる観光都市「揚州(ようしゅう)」

揚州は、中国大運河と長江が交差する場所に位置し、三国志の舞台でもある有名な観光都市です。

揚州料理は中国四大料理に数えられ、なかでも「揚州タンパオ」という大きな小籠包のような料理が出てくる朝食セットは大人気なのだとか。美しい庭園や公園のほか、観光客に人気のお土産街などもあり、中国初心者にはまず訪れてほしい名観光スポットです。

個園(こえん)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
個園は、精悍な竹と石づくりの建造物とで作られた歴史ある庭園です。中国大運河の開通後、塩の流通で栄えたといわれる揚州市。個園は竹を愛していたそんな塩商人の一人が造りました。

手入れが行き届いた庭園では、四季折々の風景を楽しむことができます。なかでも、竹の青々しさを感じることができる春の景観は一番のおすすめ。
提供:中国江蘇省
揚州市内には文化的に貴重な遺跡スポットが複数あり、こちらの個園もその一つ。揚州にある庭園のなかでも最も古く、保存状態が良いと言われています。

敷地内はそんなに広くないので、気軽に周ることができるのも良いですね。ぜひ他の観光地と併せて立ち寄ってみて下さい。

痩西湖公園(せいさいここうえん)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
揚州と言えば真っ先に出てくる観光スポットが、痩西湖公園です。中国全土でも70カ所ほどしかない5Aランクの観光地に指定されています。

最も有名な「五亭橋」は痩西湖のシンボル的な存在で、200年以上の歴史ある建造物。高い屋根の下には腰掛けもあって、のんびりと湖の景観を味わうことができますよ。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
一年中観光客でにぎわっていて、痩西湖公園の外周だけでも平均3時間程かかるということなので、訪れる際にはしっかり下調べして行きましょう。

森に囲まれた美しい湖と、清朝時代の歴史を色濃く残す建造物を見ながらの散策はきっと清々しい気分になれますよ。

中国屈指の美しい水の都「蘇州(そしゅう)」

「東洋のヴェネツィア」と名高い美しい水の都・蘇州。こちらは中国大運河沿いでも屈指の人気観光スポットです。

運河でできた水路を小舟に乗って行く舟遊びや、異国情緒あるカフェ巡りなどが日本人にも大人気。上海から高速鉄道で30分と交通アクセスが良く、景色もグルメもショッピングも楽しめる点が魅力です。

平江路(へいこうろう)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
運河の風情を存分に味わいたいという方は、ぜひ平江路へ訪れてみて下さい。四方八方に細い運河が交わり水路を作っている平江路では、水の都・蘇州ならではのフォトジェニックな景観を楽しむことができます。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
平江歴史文化街区と呼ばれ、1.6km続く石畳のストリート沿いはお店や道が整備されている地域。古い建物を改装したおしゃれなカフェや、食べ歩きスイーツなどを楽しむことができます。観光客向けのお土産屋さんも多い人気エリアです。

山塘街(さんとうがい)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
山塘街は、唐の時代に開かれた千年の歴史ある街です。その街並みは呉国を再現したと言われ、にぎやかさと古さが同居したようなノスタルジックな雰囲気を感じることができます。

山塘歴史文化街区と呼ばれるエリアには蘇州名物のお土産屋さんや雑貨屋さんなど大小お店がずらっと並び、古代都市の風情がぎゅっと詰まっています。街を歩いているだけでも楽しくなっちゃいそうですね。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
山塘街で特に観光客に人気なのが、日が暮れてからのナイトクルーズ。ランタンに明かりが灯る街並みはまるで異世界に迷い込んだような絶景です。水の都、蘇州ならではの夜をぜひ味わってみて下さいね。

古代文明と歴史を感じる街「淮安(わいあん)」

淮安は、蘇州や揚州と並ぶ中国大運河沿いの四大都市の一つ。日本ではまだあまりメジャーではありませんが、実はさまざまな偉人の出身地として知られています。

西遊記の著者・呉承恩や、「背水之陣」の語源として知られる漢の大将軍・韓信など。日中国交の回復を図った中国の政治家・周恩来も淮安市の出身地で、記念館や旧居は日本人にも人気のスポット。かつて100人以上の学者が淮安から出て行ったといわれる、文化の街です。

河下古鎮(かわしたこちん)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
淮安区の北西に位置している河下古鎮は、淮安歴史文化都市の核心保護区の一つ。「古鎮」とは、古い街のことを言います。中国大運河沿いには歴史ある都市がたくさんありますが、こちらはなんと2500年以上も前から存在しているのだとか。

観光地としてはまだ広く知られていない穴場なので、騒がしすぎないのも良いですね。静かなエリアで落ち着いて中国の歴史と触れあいたいという方にはおすすめのスポットです。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
街には明清時代からの建造物や石造りの古民家が数多く残っていて、まるで映画の中に入り込んでしまったような感覚!古代中国そのままの姿は、観光地化が進んだ他の都市ではなかなか見ることができない光景です。

昔ながらの民家で暮らす人々との触れ合いや、古い水路を眺めてのんびりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

写真映えするスポット満載の「無錫(むしゃく)」

中国大運河が流れ、上海から高速鉄道で約1時間のところに位置する無錫。日本ではあまり馴染みがない一方、中国好きの間では写真映えする絶景スポットが多いことで隠れた人気を博しています。

実は日本の有名企業が多く進出している開発区でもあり、中国江蘇省南部の経済を支えている近代都市でもあります。

清名橋(ちんみんちょう)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
清名橋は、正式には「清名橋古運河景区内」という名称の街です。蘇州と同じく運河の水路が張り巡らされ、古い建物と、スターバックスなど近代的なお店が同居している独特な街並みが特徴的。

2010年に中国歴史文化名街に認定されてからは観光客も増えましたが、日本のガイドブックにはまだあまり載っていないのだとか。今のうちに訪れておきたい穴場的おすすめスポットです。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
清名橋に観光に訪れるなら、一押しはなんといっても夜です!提灯の灯りが反射する水面が美しくまるで絵画のよう。弧を描く橋と相まって、とっても幻想的な雰囲気を演出してくれます。とっておきのフォトジェニックな時間を味わいたい方は、ぜひ夜の清名橋を訪れてみて下さいね。

周辺にはカフェやバーなどの飲食店も豊富。クルーズは昼夜共にやっているので、もちろん昼に行っても楽しむことができますよ。

太湖黿頭渚(たいふうゆえんとうじゅう)

提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
中国五大湖の一つである太湖。「黿」はスッポンのことで、北西にある半島がすっぽんの頭に似ていることから太湖黿頭渚の名が付きました。

敷地内には3万本の桜が植えられていて、湖畔に一斉に咲き乱れる姿は本当に見事。毎年桜の時期にはたくさんの観光客でにぎわう絶景スポットです。
提供:江蘇観光(日本)ピーアールセンター
また、太湖のほとりには三国志好きにはたまらないテーマパーク「三国城」や、無錫の街を一望できる「鹿頂山」、太湖を遊覧できるクルーズ船などもあります。

飲食店などの設備も整っていて、一日中遊ぶことができる人気観光スポットです。
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