大人女子旅にぴったりなグルメの宝庫!
世界中の食通をうならしてきた美食の街・香港では中国料理はもちろん、世界中のグルメを味わうことができます。でもその中で人気店に名乗りを挙げるのはほんの一握り。競争の激しい街だからこそ、味はもちろん見た目にも雰囲気にも、ロケーションにもとことんこだわって、香港人や世界の食通を納得させる必要があるんです。
今回はそんな香港にある人気店の中から香港女子たちも認めたハイレベルなお店だけをピックアップ。中国料理を中心にここ2、3年でオープンしたレストランから、リニューアルしたばかりの老舗店まであるので日本のオトナ女子たちもきっと納得してくれるはず!これを読んだらすぐにでも香港旅行を計画したくなるもかも。ぜひ参考にしてみて下さいね。
①▷歴史的建築の中で味わう江南料理「奥卑利 Old Bailey」
本格的な中国江南地方の料理が味わえる「奥卑利 Old Bailey(オールド・ベイリー)」は、香港の旧セントラル警察群で最新アート・カルチャー発信スポットとして2018年5月にオープンした「大館(タイクン)」内にあります。
有機野菜や無添加、自家製のビネガーやピクルスなどにもこだわり、メニューにはベジタリアンやビーガン料理も多いのが特徴。全体的にやさしい味付けですが、しっかりと食べ応えのある料理ばかりです。特に人気なのは、ピリっと痺れる味がアクセントで見た目にもカラフルな麻辣(マーラー)味の小籠包。
おすすめはいろいろなメニューが少しずつ楽しめる、土日・祝日のブランチメニュー。480香港ドルで食事メニューにノンアルコールドリンクがついて食べ放題に、プラス220香港ドルでシャンパンやワインなどお酒が飲み放題になるんです。(2019年4月時点)
ランチやディナー以外の時間帯にはアフタヌーンティーが楽しめます。歴史的建築群に囲まれ、ソーホーなど周辺の街並みが一望できるテラスの席もあるので、ゆっくり過ごしてみてはいかがですか?
②▷絶景もカラフル点心も楽しめるモダンチャイニーズ「舎 SHÉ」
香港島・中環にある大型ショッピングモール「IFCモール」内に2018年12月にオープンしたのは、伝統的な中国料理を現代的にアレンジしたモダンチャイニーズレストラン「舎 SHÉ(シェ)」。ガラス張りで開放的な雰囲気の店内には、アジアと西洋をミックスしたスタイリッシュなインテリアが、テラス席からはビクトリア・ハーバーの絶景が堪能できます。
点心で人気のメニュー「蝦餃(ハーガウ)」や「粉果(ファンゴウ)」も野菜などの天然素材でピンクやグリーンに色付けされていてカラフル。熱々の鉄板に乗せて出されるジューシーな叉焼(チャーシュー)や、揚げパンと一緒にいただくエビチリ、卵麺に自家製のXO醤やトリュフを絡めたヌードルなど外せないメニューばかり!
ランチタイムには周辺のビジネス街に勤める女性たちを中心に地元女子たちであっという間に満席に。少し早めに訪れるか、予約していくことをおすすめします。
③▷中国オペラの劇場でいただく中国郷土料理「満楽中菜 Moon Lok Chinese Restaurant」
2019年にオープンしたばかりの中国オペラの専用シアター「戯曲センター」にあるのは、広東、北京、潮州など中国各地の郷土料理を楽しむことができる「滿樂中菜 Moon Lok Chinese Restaurant(ムーンロッ・チャイニーズレストラン)」。30年以上の経験を持つ潮州出身のシェフによる中国料理がどれも絶品と、劇場と共に話題になったお店です。
中国の庭園をイメージした店内は、翡翠カラーのエメラルドグリーンを基調とした落ち着いた雰囲気。席の間隔も広めに取ってあるのでゆったりくつろげます。
中国伝統芸能と現代建築が融合した「戯曲センター」にあるレストランらしく、伝統の味を大切にしながら、盛り付けは美しくまるでアートのよう。おすすめは“焼味(シウメイ)”と言う叉焼やロースト・ポーク、茹で鶏の盛り合わせやパリパリの皮がたまらない北京ダック。
食後には控え目な甘さ加減がうれしい中華スイーツも味わってみて。ふんわり生地で食後でも軽く食べられる中華風の蒸しパン“馬拉糕(マーラーカオ)”やココナッツプリンに金木犀のゼリーを重ねたスイーツが人気。
英語の解説があったり、中国茶をいただきながら観劇できるシアターがあったりと外国からの観光客も中国伝統劇に親しみやすいよう工夫された「戯曲センター」。中国オペラの観劇と併せて訪れてみて下さいね。
④▷1978年創業の北京ダックの名店「北京樓 Peking Garden」
2018年10月下旬、40周年を機にリニューアルオープンしたのは香港最大のレストランチェーン「マキシムズグループ」が経営する北京料理レストラン「北京樓 Peking Garden(ペキン・ガーデン)」。香港好きなら誰もが知る北京ダックの名店です。
中華圏らしい真っ赤な絨毯が印象的だった店内から、リニューアルを後はモダンで落ち着いた雰囲気に。尖沙咀(チムサーチョイ)のスターフェリー乗り場すぐのロケーションで、窓に近い席ではビクトリア・ハーバーの絶景が楽しめます。
脂分の少ない若鶏にこだわり、パリパリした皮と柔らかい身の両方楽しむことができるのが特徴の北京樓の北京ダック。カットが厚めのため皮だけでなくダックの旨味がしっかり味わえて食べ応えがあります。
香港で北京ダック?と思う人もいるかも知れませんが、一度食べたらこれまでの北京ダックのイメージがガラリと変わると言われる北京樓。ぜひ自身の舌で確かめてみて下さい!
メニューは北京の宮廷料理が中心のため、どのメニューも繊細な盛り付けでとてもゴージャス。どれも写真に残したくなる美しさです。高級感溢れる雰囲気の店内にはおしゃれな個室もあるので記念日に過ごすのもおすすめですよ。
⑤▷今、香港で最もロマンチックな四川料理「1935 壹玖叁伍」
窓から見える夜景に洗練されたインテリアと、ロマンチックな雰囲気で香港女子のハートを鷲づかみにしているのは中環(セントラル)にある四川料理のレストラン「1935 壹玖叁伍」。湾仔(ワンチャイ)にある老舗四川料理店「渝川菜館」と同じ経営で、店名はオーナーの祖母の生まれ年なんだそう。
お店の雰囲気だけでもウットリしてしまいますが、こちらでまず注文したいのはオリジナルカクテル。見た目に美しいだけでなく、それぞれにストーリーがあって飲んでしまうのがもったいないくらい!お酒によっては目の前で炎が立ち上るパフォーマンスも楽しめます。
とにかく辛い!とうイメージの四川料理ですが、こちらでは本場の四川料理の味を再現しながらも、よりおしゃれに食べやすくアレンジしてあるのが特徴。もちろん辛さ控え目なメニューもありますよ。運ばれてきた瞬間に思わず歓声が出てしまうような可愛い盛り付けのメニューが多いので、最後のデザートまでぜひ楽しんで!
⑥▷香港でこそ食べたい本格イタリアン「Paper Moon」
世界中のグルメが集まる香港には、実は中国料理以外にもおすすめしたいグルメがたくさんあるんです。最近ではタイ料理やベトナム料理も人気ですが、今回ご紹介するのはイタリアン。2017年9月に香港に上陸したミラノの老舗レストラン「paper moon(ペーパー・ムーン)」。ドバイ、イスタンブール、マニラなどに続いて中華圏では初出店。
尖沙咀(チムサーチョイ)の「ハーバー・シティー」に増設したオーシャンターミナルLCX内にあり、ビクトリア・ハーバーの絶景がすぐ目の前に広がる絶好のロケーションで、ランチやディナーでは予約必須の人気店。
ボリューム満点のお肉や海鮮メニューも人気ですが、店内の窯で焼いた本格的なピッツァや自家製のブラタチーズが贅沢に乗ったサラダは外せないメニュー。イタリアの店舗からシェフを招いているので本場と変わらない味が堪能できます。
またワインセラーも完備でワインの種類も豊富。天気の良い日はテラス席に出ることもできるので、絶景を眺めながら香港での旅の思い出をゆっくり語り合うのも素敵。おすすめは夕陽と夜景の両方が楽しめるちょっと早めのディナータイム。ぜひ予約して訪れてみて下さいね。
次の休みは香港でオトナ女子旅を!
今、香港女子たちの間で話題のレストランを6ヵ所ご紹介しましたがいかがでしたか?美味しいだけでは物足りない!レストランからの絶景や料理の美しさなど、ちょっと欲張りなオトナ女子旅にぴったりなお店ばかり。ローカルフードやカフェ巡りも当然外せませんが、次の香港女子旅ではこんなワンランク上の大人なレストランで素敵な時間を過ごして下さいね。