ちょっと変わったスイスを体験しよう。「ティチーノ地方」で堪能できること7選。

スイス南部にある「ティチーノ地方」。日本ではまだあまり知られていないですが、ヨーロッパでは太陽が降り注ぐリゾート地として人気が高い場所なんです。さらにスイスとイタリアが融合している面白い場所でもあるんですよ。今回は「ティチーノ地方」で堪能できること7つのことを紹介します。(※なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

ティチーノ地方をご存じですか?

皆さんはティチーノ地方をご存じですか?おそらくあまり馴染みのない地名だと思います。ティチーノ地方は、スイス南部にある地方で、「スイスの中のイタリア」とも呼ばれています。なぜかというと、ここでは主にイタリア語が使われていて、食や風景においてもイタリアの雰囲気が感じられるからです。
陽気なイタリアの雰囲気と、安全で何事にも正確なスイスの雰囲気が融合しているのが、今回紹介するティチーノ地方。日本ではまだあまり知られていないですが、太陽が降り注ぎ、穏やかな時間が流れるこの地域はスイスでは人気のリゾート地です。また、最近は他国の人が別荘を建てたり、移住してきたり、国際的になりつつある地域でもあります。

① ティチーノ地方最大の都市を満喫する

ティチーノ地方最大の都市である「ルガーノ」。ここはルガーノ湖に隣していて、小さな港や旧市街がある街です。旧市街は、小道が入り組んでいて様々なお店が軒を連ねています。ショッピングを楽しんだ後は街の中心にあるリフォルマ広場で一休み。パステルでかわいらしい建物が並ぶこの広場ですが、クリスマスの時期になると大きなクリスマスツリーが飾られるそうですよ。
ルガーノ観光でおすすめなのが、ルガーノ湖のクルージングです。ルガーノ湖は、スイスとイタリアの境にある湖で、湖の領地はスイスとイタリアで分け合っています。このクルーズでは、湖からルガーノの市街や山々を眺めることができます。湖の周りには小さな集落がいくつもあって、その集落を巡るツアーもあるようですよ。

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ルガーノ湖 Lake Lugano

Lugano, Switzerland

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② 山からの風景を堪能する

ルガノの隣にある街「パラティーゾ」。ここはたくさんのホテルが立ち並ぶリゾート地です。湖沿いには散歩道やレストラン、カフェがあるので美しい景色を眺めながらゆっくりできそうですね。ここでおすすめの宿泊施設が「スイーテンホテル パルコ パラディソ」。部屋にあるバルコニーからは湖を眺められるそうですよ。
街の裏手にあるのが、標高912m「サン・サルヴァトーレ山」です。街からケーブルカーが出ているのですが、なんとその歴史は120年。そんなケーブルカーに乗って20分ほどすると頂上に到着します。さらに10分ほど歩いて展望台に到着です。そこから見える景色は絶景だと言います。湖と山々とルガーノの街並み。視力の良い人で天気が良ければ、マッターホルンが見えることもあるそうです。

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Suitenhotel Parco Paradiso

Via Carona 276900 ルガノスイス

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③ 教会の美しさを堪能する

「サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ」は16世紀に建てられて教会で、ルガーノにあります。外見は質素ですが、中に入ると壁一面のフレスコ画が目に飛び込んできます。レオナルド・ダ・ヴィンチとともに仕事をし、大きな影響を受けたとされるベルナルディーノ・ルイーニの作品です。鮮明な色彩と細かな書き込みに魅了されてしまうそうですよ。
次に紹介する「サン・ジョヴァンニ・バッティスタ」は少し変わった教会です。標高1180mのモーニョという小さな町にあります。世界的な建築家であるマリオ・ボッチが設計したこの教会は、黒と白のモノトーンな教会で、地元でとれた大理石と花崗岩で作られていて、完成したのは1996年です。二色のみでもとても美しい教会に圧倒されてしまうかもしれませんね。

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④ ティチーノ地方ならではの食を堪能する

※写真はイメージです

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ティチーノ地方はイタリアとスイスが混じりあった土地。食についてもそうです。ピザやパスタといったイタリア料理が多く食べられますが、チーズフォンデュなどスイス料理を楽しむこともできます。ここで紹介したいのが、ティチーノ地方特有のレストラン「グロット」です。イタリア語で「小さな洞窟」という意味で、気取らない雰囲気の中、チーズをたくさん使ったティチーノ地方の郷土料理をいただけます。
※写真はイメージです

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またティチーノ地方は、ワインを製造しています。メルローという品種からワインを作っているのですが、この一つの品種から赤ワインも白ワインも製造しているそうです。もともと輸出することを目的に作っているワインではないので、製造量がとても少なく、地元に行かないとなかなか飲むことができません。ティチーノ地方に行った際は、グロットで郷土料理とワインを堪能してみるのはいかがですか?

⑤ 国際映画祭の街を堪能する

次に紹介するのは、「ロカルノ」という街です。ここでは毎年8月に「ロカルノ国際映画祭」が開催され、この時期は多くの映画関係者や観客でにぎわいます。ほかにも1925年に「ロカルト条約」が結ばれた地としても有名です。
ロカルノのシンボルともいえる「マドンナ・デル・サッソ」。この教会には丘の上にあるので、ケーブルカーに乗って訪問しましょう。巡礼教会の一つで、美しい宗教美術を見ることができます。教会自体も美しいのですが、教会からのロカルノの市街とマッジョーレ湖の眺望がとても美しいそうです。

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Sacromonte e Santuario Madonna del Sasso

Convento Frati Cappuccini, Orselina 6644, Switzerland

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⑥ 大自然のなかスリルを堪能する

ロカルノからバスが出ている「ヴェルザスカ」は、アルプスの雪解け水が流れる美しい渓谷です。水の透明度が高く、夏になると多くの地元の方が避暑に訪れます。一番の人気スポットは「サルティ橋」というめがね橋です。夏になるとここから川に飛び込む人がたくさんいるんだとか。
そんなヴェルザスカでもう一つ有名なのが、バンジージャンプ。渓谷の入り口にヴェルザスカダムがあるのですが、その220mもあるダムの壁から飛び降りるというものです。映画のロケで使われたことでも有名だそうです。せっかく遊びに来たからスリルも楽しみたい!という方は挑戦してみてはいかがですか?

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ヴェルザスカ渓谷

Valle Verzasca,Distretto di Locarno,Locarno 6646, Switzerland

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⑦ 歴史ある街を堪能する

「ベリンツォーナ」は、イタリア、ドイツ、フランスの三国を結ぶ交通の要所として昔から栄えている街です。しかし要所であるからこそ、戦いも多く起こった街でもあります。そこで造られたのが要塞としての城や城壁です。それらは、アルプスの貴重な城塞建築であるとして2000年に世界文化遺産として認定されました。「ベリンツォーネ」は世界文化遺産を抱える歴史ある街なのです。
三つある古城のうち最もアクセスしやすいのが「カステルグランデ」。大きな城、という意味です。この古城にはレストランや博物館があり、中庭からはベリンツォーネの街並みが見渡せます。天気が良ければアルプスの山々も見えるそうですよ。ほかの2つの「カステッロ・ディ・モンテベッロ」、「カステッロ・ディ・サッソ・コルバーロ」にもぜひ訪れてみてください。

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Castelli di Bellinzona

Via Sasso Corbaro, Bellinzona, Switzerland

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いかがでしたか

まだあまり知られていない「ティチーノ地方」について紹介しましたが、いかがでしたか?いろいろな観光スポットがありましたね。スイスやイタリアに旅行に行く際に、少し足を延ばして「ティチーノ地方」に訪れてみてはいかがですか?(※なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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