観光で首里城復興を応援!世界遺産からおしゃれカフェまで首里の街を巡る1日プランを紹介

きらきら光る青い海と青い空。年間を通して温暖な気候で、国内はもちろん、海外からも多くの観光客が訪れる人気のエリア・沖縄。そんな沖縄本島の見どころといえば、なんといっても琉球王国の歴史や文化を象徴する「首里城」が有名です。今回は、首里城周辺の街歩きを100%満喫するためのおすすめプランをお届けします!前日に沖縄本島に到着していれば、翌日丸1日かけて首里の街を満喫することができますよ。

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このまとめ記事の目次

今年の沖縄旅行は首里城周辺への旅へ!観光で復興支援をしよう

「首里城」は2000年に世界遺産に登録され、多くの観光客が、その朱色に染まる美しい姿に心を奪われてきました。2019年に起きた火災で正殿を含む北殿、南殿など6棟が焼失しましたが、現在はそれらを除く8割が見学可能になっています。日本と中国の建築文化を融合した独特の建築様式などを見ることができ、その素晴らしい姿は、変わらず私たちを魅了してくれます。

今回は、現在も着々と復興が進む首里城を中心に、おしゃれなグルメスポットや寺院巡りなど、魅力的な首里の街歩きをご紹介します。

9:00 ▶ 儀保駅からスタート!「金城ベーカリー」で朝食を

提供:金城ベーカリー
1日のスタートは、儀保駅近くにある「金城ベーカリー」での朝食から。1952年創業の老舗のパン屋であるこちらのお店は、メロンパンやクリームパン、食パンといった定番メニューから、シナモンシュガー香るデンマークパンやフルーツデニッシュまで、パンのラインナップが充実しています。店内は焼き立てパンのいい香りで満たされ、食欲をそそります。
提供:金城ベーカリー
朝8時からはじまる2時間食べ放題のパンバイキングも人気で、フリードリンクもついているから、朝食にぴったり!

10:30 ▶ 「盛光寺」を筆頭に首里十二支巡り

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
首里にある4つの寺院には、十二支の守り本尊(ウカチミ)が祀られています。自分が生まれた年の干支の守護神を拝むのが、琉球時代から伝わる沖縄県独自の伝統的な参拝方法。今回の旅では、そのすべてを巡る「首里十二支巡り(テラマーイ)」に挑戦してみましょう。
提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
まずは、未(ひつじ)・申(さる)の守護神・大日如来が祀られている「盛光寺」からスタート。「儀保駅」を下りてすぐ目の前にある、仁王像が有名なお寺です。

11:30 ▶赤い鳥居が立ち並ぶフォトジェニックなお寺「だるま寺 西来院」

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
健康や安産祈願などで多くの参拝者で賑わう西来院は、別名「だるま寺」と呼ばれ親しまれています。赤い鳥居が立ち並ぶ風景は、まさに圧巻。
1573~1619年に建立されたといわれており、卯(う)、戌(いぬ)、亥(い)の守護神が祀られています。安産祈願をする人は、本堂の入口にある「なでだるま」を撫でるとよいとされています。

12:30 ▶ 「琉球茶房 あしびうなぁ」でランチタイム

提供:琉球茶房 あしびうなぁ
ランチタイムは「琉球茶房 あしびうなぁ」で沖縄料理を楽しみましょう。こちらのお店では築60年の琉球古民家をそのまま残した、落ち着きのある店内と趣あるテラス席が人気。首里城までは歩いて約5分と、立地もバツグンです。
提供:琉球茶房 あしびうなぁ
気になる食事メニューは、沖縄そばをはじめ、ソーキそばやちゃんぷるー、じーまーみー豆腐にあぐー豚の生姜焼きなど、地元の食材を生かした伝統的な沖縄の伝統料理が中心です。タイムスリップをしたかのような気分を味わいながら、沖縄ならではの食を堪能してみてはいかが?

14:00 ▶ 世界文化遺産「首里城公園」を満喫!

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
ランチのあとは、いよいよ旅のメインコンテンツ「首里城」を訪れます。まず出迎えてくれるのは、中国風の牌楼(ぱいろう)という建築形式で建てられた「守礼門」です。現在の門は1958年に復元されたもので、そのエレガントさとバランスのとれたデザインから、首里城跡の象徴ともいえるメインスポットのひとつになっています。
提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
こちらは、国王が外出するときに安全祈願をしたといわれる礼拝所「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」です。1955年1月に国の重要文化財(建造物)に指定され、2000年には世界遺産にも登録されています。1957年に一旦復元されましたが、その後1982年から5年の歳月をかけて古材をできるだけ使い、石材・工法も昔の儘に修復されました。
首里城は本州の城とは異なる歴史的背景をもち、「グスク」と総称されています。うねるようにカーブを描く琉球石灰岩の石垣が美しく、さらに正殿へ至るまでの数々の門も見物。こちらは「瑞泉門(ずいせんもん)」で、門の手前右側にある湧水が「龍樋(りゅうひ)」と呼ばれるため、そう名付けられました。  

現在見学が可能となっている8割のエリアには、琉球独自の息吹が感じられるグスク(城)としての見どころがたくさん!琉球王国の文化と歴史に思いを馳せて、じっくり園内を散歩したいですね。

15:30 ▶ 「玉陵」で沖縄最古かつ最大級の破風墓とご対面

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
周囲を石垣で囲まれた玉陵(たまうどぅん)は、第二尚氏(だいにしょうし)王統の陵墓で、1501年に尚真(しょうしん)王が創建したと伝えられています。墓室は三つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋となっています。東室は洗骨後の王と王妃、西室にはその他の家族が葬られました。

2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産に登録され、2018年は沖縄県内の建造物としてはじめて国宝に指定されました。

16:15 ▶ すぐ近くの「安国寺」も合わせて参拝

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
玉陵の隣にあるのが、1450~1457年に尚泰久王(しょうたいきゅうおう)が父、尚巴志の冥福と国家安穏を祈願して建立したといわれる臨済宗妙心寺派の寺院「安国寺」です。

広々とした境内には、中国の影響を受けた美しい木造建築の本堂や立派ながじゅまるの樹があります。酉(とり)生まれの守り神である不動明王が祀られていますよ。

17:00 ▶ 沖縄随一の観音信仰の聖地「首里観音堂」へ

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
旅の最後を締めくくるのは、1618年に建立された、琉球王朝時代を思わせる本堂の赤瓦や赤い柱が美しい「首里観音堂」です。家内安全や交通安全、健康祈願などで多くの参拝者が訪れます。干支の子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、辰(たつ)、巳(み)、午(うま)の守護神が祀られています。
提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
境内には見晴らし台があり、琉球王朝時代には、ここから国王が国の安全を祈願したといわれています。那覇の町や海が一望できるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

次の沖縄観光は、首里城周辺巡りを楽しんで♪

提供:一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
いかがでしたか?
独特の文化や景観だけでなく、ここでしか食べられないグルメやいつでも大きな心で観光客を迎い入れてくれる魅力的な人々など、一言では表せない魅力がたっぷり詰まった沖縄。いつ訪れても新しい発見を私たちに与えてくれます。一日も早い首里城の復興を願いつつ、次の沖縄旅行は、ぜひ首里の街を散策してみてくださいね!
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