“移住女子”たちに聞いた!将来の移住先として「長野」が魅力的な理由とは

標高3,000m級の山々がそびえ、美しい森林や清流を抱く長野県。そんな長野県がいま、全国から人々が集まる移住先として注目を集めていることをご存知ですか? 年齢を問わず、多くの人々に愛される長野県の魅力に迫るべく、今回は、実際に「長野移住」をかなえた女性たちの声にクローズアップ! 長野に移住したきっかけや現在の仕事、将来の夢、そして長野に住むことの魅力について、リアルに語ってもらいました。将来移住を考えている人はもちろん、生き方に迷っている人も必見です。

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このまとめ記事の目次

移住女子たちに聞いた「長野移住」の魅力とは?

「移住したい場所」として、依然高い人気を誇る長野県。街のサイズ感がちょうどよく、市内から数時間車を走らせれば雄大なアルプスの麓からトレッキングが楽しめ、食べ物もおいしい。さらに長野駅から東京までは新幹線で約1時間40分と、立地も最高。豊かな地に魅せられて、全国からくる移住者は年間2,000人以上にのぼるといいます。

今回ご紹介する4人のインタビュー内容は、信州への移住や暮らしにフォーカスした番組「信州ステキライフ~移住女子~」でもご紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!

「初めての人でも、お試し移住ができる」/松江朋子さん

提供:長野朝日放送
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信州最古の温泉地として知られる上田市・別所温泉。温泉街の一角に、古民家をリノベーションしたシェアハウス「別所ヴィレッジ」があります。ここを運営するのが、2014年に東京から移住した松江朋子さん。一級建築士の資格を持ち、インテリアコーディネーターでもある松江さんは、大正時代に建てられたこの建物に一目ぼれ。自ら図面を引いて、リノベーションのプランを立てたといいます。

「この家に残されていた古い家具や小物、捨てられそうになっていたものをキレイにして再利用しました」という室内は、古い日本家屋を活かしたセンスあふれる空間が広がります。
提供:長野朝日放送
松江さんが長野県に移住したきっかけは、東京から富山に帰省する際、ふと別所温泉に暮らしていた知人の元を訪ねたことが始まりでした。移住者が営む小さなカフェには地元の人が次々やってきて、何気ない会話を交わす居心地のいい空間。そのときの楽しい雰囲気が、とても印象的だったといいます。

東京での生活は忙しく、ストレスも多い毎日。そんなとき、ふと思い出したのがあの別所温泉のカフェで過ごした時間でした。「別所温泉に住んでみてもいいかなぁ」と直感的に思い、移住を決意したといいます。
提供:長野朝日放送
別所ヴィレッジには、「お試し移住」専用の部屋があります。「移住を考えているのなら、まずは短い間でもそこに住んでみることをお勧めします」と話す松江さん。その土地の空気感や暮らしやすさなどを身をもって体験してもらいたい。「お試し移住部屋」には、そんな願いが込められています。

居住スペースの中でも、松江さんが特に気に入っているのが2階の部屋。8畳ほどの広さのリビングに屋根裏だったスペースを生かしたロフトです。「女性には必要でしょ」と、小さな洗面台が室内に設けられています。
提供:長野朝日放送
他県からの移住者も多いという別所温泉。「温泉街でベーカリーや陶芸のギャラリーを営む方のなかには、移住して30年以上になる大先輩もいます。移住者のコミュニティも盛んなんですよ」と松江さん。

今後は、地域に増えつつある古い空き家の利活用に取り組んでいきたいそう。地域の魅力を再発見し新たな生命を吹き込むことで、さらに新しい移住者が増える。そんな未来を見据えて、松江さんの取り組みはこれからも続いていきます。

「すぐ近くに自然を体験できる場所がある」/河野愛里さん

提供:長野朝日放送
河野さんが初めて長野県を訪れたのは、学生時代にさかのぼります。山に囲まれた自然豊かな環境がすっかり気に入ってしまい、街の雰囲気もマイペースな自分の性格に合っていたといいます。

そして移住をするにあたり大きく背中を押してくれたのは、好きなことを仕事にしてキラキラと輝く移住者たちの存在です。「自分もこんな風に楽しく仕事をしながら生きていきたい」と思い、大学を卒業後、思い切って長野県への移住を決意しました。
提供:長野朝日放送
現在は知人のクラフトビール店やキッチンカー「トッキ」をベースに、動物性原材料を使わず、さらにグルテンフリーで仕上げたベジカレーと鹿肉のジビエカレーなどを提供しています。

学生時代から農業や林業に興味があったという河野さんは、大学を1年間休学し、日本とニュージーランドで農家と生活を共にするファームステイの経験をもちます。その経験を活かしながら、ただ野菜を育てるだけでなく、長野県のおいしい野菜とお米を使った料理をたくさんの人に届けたいと考え、カレーを思いついたといいます。
提供:長野朝日放送
カレーに使う野菜は、自然農法など自分が納得する農法を実践する農家から、その時々の旬のものを仕入れます。本場インドで学んだ本格カレーをベースに、数種類のスパイスを使い別け、野菜のおいしさを引き出します。卵や牛乳、小麦を使用しない河野さんのベジカレーは、アレルギーのある人でも食べられると評判。

「食べている人の笑顔を見ているときや、アレルギーのある方に、ここのカレーなら食べられる!と喜んでいただけると嬉しいし、やりがいを感じますね」と河野さん。
提供:長野朝日放送
カレーを通して心も身体も温めることができればと、2019年に長野県を襲った台風19号の被災地にも、キッチンカーで炊き出しに参加したといいます。「県民も移住者も、みんなで力を合わせて頑張ろうという雰囲気がある。そんな皆さんに、日々たくさんの力をもらっています」と河野さん。

現在は、平屋の一軒家で旦那さんと愛犬と暮らしています。今後挑戦してみたいのは、レトルトカレーの商品開発。「そのためにもカレーのクオリティをさらに高めていきたいのと、地域の農家さんとのつながりを深めていきたいですね」と、熱く語ってくれました。

「カフェがたくさんあって、街歩きも楽しい!」/中尾春子さん

提供:長野朝日放送
春子さんが長野県に移住したのは、勇哉さんとの結婚がきっかけでした。中学の同級生だった2人は、ともに横浜市出身。勇哉さんは地域おこし協力隊として長野県小川村に住んでいましたが、当時営んでいたゲストハウスが地震で倒壊してしまい、横浜へ帰ることに。しかし長野での生活が自分に合っていたと、長野市での就職を機に2人で移住を決めました。

「もともと自然が好きで、山登りやスノーボードで長野にも遊びに来ていたので、住むことに抵抗はなかったですね」と春子さん。最初は友達がいないことが不安だったといいますが、持ち前の明るさで乗り越えます。
提供:長野朝日放送
「靴や足のお悩みを気軽に相談できる場所をつくりたかったんです」と、長野市内に「足と靴の修理店 DecoBoco」を土日限定でオープン。主に靴の修理やクリーニング、それぞれの足に合わせたインソールやパンプスのオーダーなどを専門にしています。お店の名前は、2人の身長差からつけたものだそう。

勇哉さんは靴、春子さんはインソールを担当し、平日はデイサービスで作業療法士の仕事もこなします。どちらの仕事も、「みんなに元気になってもらいたいという意味では共通していますね」と目を輝かせます。
提供:長野朝日放送
長野県に移住して、今年で4年目を迎えた中尾さん夫婦。長野市は交通の便もよく、実家のある横浜にも帰りやすいだけでなく、街から美しい山の景色が見られるのもお気に入り。「大好きなカフェもいっぱいあって、街歩きも楽しい。本当に住みやすいところですよ!」と春子さん。

そして、移住して2人の時間が増えたと話すのは勇哉さん。「通勤時間が長かった東京の生活では、1日があっという間。でもこっちに来てからは1日が長く、夜の時間を有意義に楽しめるようになりました」と嬉しそう。今年は長野県の山を一つひとつ制覇していきたいと、仲良し夫婦のやりたいことはまだまだ尽きないようです。

「ゆったりとした、丁寧な暮らしができる」/平松亜衣子さん

提供:長野朝日放送
東京でフリーランスの日本語教師をしていたという平松さん。オンラインレッスンが増えていくなかで「自分の住みたい場所で、好きな仕事をするのもいいな」と思い、移住を決意。長野県を選んだ理由は、「自然がある地方都市に住みたいと思いました。長野にはキャンプなどで年に1,2回来ることがあり、楽しい思い出があったんです」と当時を振り返ります。

今はゆったりとした生活のなかで、丁寧な暮らしを満喫している様子。「毎日、いただきものの野菜やフルーツを食べています。こんな恩恵をいただけるなんて幸せですよ」と笑顔。
提供:長野朝日放送
大学では国際関係学を、大学院では中東地域の社会学を学び、寝る間も惜しんで研究に没頭したといいます。「女性や子どもを含め、誰もが生きやすい社会づくりに貢献したい」そんな思いを抱きつづけ、今に至ります。

移住して3年目を迎える現在は、NPOセンターで市民活動をサポートする仕事に従事。なかでも学生を対象とした活動に注力しています。「ここには、将来何かをしたいと強い気持ちをもつ学生がたくさん来ます。みんなの夢を応援しながら、自分の夢も並行して一緒に考えていける環境」と平松さん。ここで働いている人も、ここに来る一人ひとりがみんな魅力的で、日々とても勉強になるといいます。
提供:長野朝日放送
さまざまな学生と接するなかで、日本の教育問題や北欧の教育システムなどに興味を持つようになったそう。「もっと世界を見てみたい」という強い思いに突き動かされ、数年後を目途に北欧への渡航を計画中です。

「将来は教育やジェンダー問題をテーマに、世界中で起きている事例を日本に発信していく仕事ができれば最高!その時々で自分が求めていること、さらに社会が求めていることを探りながら、変化を恐れない生き方をしたいですね」と力強く語ってくれました。

将来の移住先に、「長野県」を候補に入れてみて!

提供:長野朝日放送
さまざまな思いや夢を抱きながら、長野県に移住をかなえた女性をご紹介しましたが、いかがでしたか? 長野県は自然が美しく食べ物がおいしいだけでなく、新しいことを始める場所としても無限の可能性を秘めた魅力あふれるエリアです。移住を考えている人向けのイベントや交流会を通して、情報を集めやすいのも嬉しいポイント。

長野移住の魅力をもっと知りたい人は長野朝日放送「信州ステキライフ」の番組をチェック!そしてここでは 長野へ移住した4人のダイジェスト版スペシャルムービーも見れるのでぜひチェックしてくださいね。
移住者のさまざまな生き方を通して、長野のあらたな魅力に気付けるかもしれません。
出典:www.youtube.com

信州ステキライフ6~信州×移住女子(Web版・スペシャルムービー)

長野県へ移住を果たした方のライフスタイルを紹介する特別番組。 6年目で6回目となる今回は移住女子4人を取材しました。

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