むぎとろ!
学芸大学駅から徒歩10分ほどの場所にある「米屋で食べる麦とろごはん」のお店。1951年にお米屋さんとして創業後、1978年に麦とろを提供する家庭料理のお店を併設。米屋さんということもあり、季節によってお米の品種を変更し、炊き方を調整して提供する。麦飯に大和芋のとろろ汁、和食の良さを今一度感じられるお店だ。 ◆場所 学芸大学駅から徒歩10分 ◆営業時間 11:00〜21:00 (L.O. 20:00) 日曜営業 ◆定休日 火曜日、水曜日 ◆混雑状況 休日の夜に足を運びました。 1時間ほど待ちました。 ◆本日は【麦とろ紅鮭御膳】(¥1958)を注文。 お店は学芸大学前駅から10分ほど離れたイオンスタイル碑文谷の前に所在。駅から少し離れているので知る人ぞ知る店なのかと思いきや、席待ちのボードにはぎっしり名前が書かれていた。 店内にも4席ほど待ちの席があり、席に着いたのは来店1時間後だった。大人気! このお店の一番人気はなんといっても『麦とろ御膳』。麦とろ紅鮭御膳には鮭の粕漬け焼き、とろろ汁、香の物、小鉢、のり、麦飯、お味噌汁がつく。麦飯は一杯おかわりが無料。 外食の多い生活をしていると中々食べる機会のない、ほうれん草やきのこ、鮭や、味噌汁に入った青葉など健康的な食材が嬉しい。とろろ汁と紅鮭は既に味がついているのでそのままいただく。とろろ汁は麦飯と合わせて食べると、とろろだけでなくお米の粒感にもフォーカスがいく。半分ほど食べたら海苔を投下し、味変。紅鮭は鮭本来のほろっとした自然な味わいに粕の奥深さが中毒性を持たせる。 小鉢の量がしっかりあるのも嬉しい。柚子のような柑橘系の風味を感じるほうれん草に、癖のないきのこ。シャキシャキとした食感が爽快だった。 このお店は夜営業でもお通し代を取らない配慮が嬉しい。定食としては2000円に近く高く感じるかもしれないが、居酒屋で一品ものとして提供されることも多い“しらすおろし”がさらっと紅鮭のお皿についていたり、コスパ的には見合っていそうだ。 お新香もこんもり用意されていたり、お味噌汁の出汁が効いていたり、配慮が行き届いた定食だった。