グルメ旅も映え旅もおまかせ!欲張りさんに中国・淮安市がおすすめな5つの理由

せっかく旅行するならその場所のご当地グルメはもちろん、そこでしか見られない絶景、さらにはまだ知らない人も多い最新スポットにいたるまで隅々を堪能していきたいですよね。今回は日本のすぐ近くにありながらまだ見ぬ美しい風景や絶品グルメが溢れている中国から、江蘇省にある淮安市をご紹介。「食べて遊んで感動して…」のすべてが欲張りに楽しめる場所へ、いつの日か旅してみませんか。

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このまとめ記事の目次

実はグルメ&映えスポットの宝庫だった…!中国・淮安市

淮安市文化広電・観光局
中国江蘇省の中西部にあって、世界遺産の古代運河「京杭大運河」が流れる淮安(わいあん)市。揚州、蘇州、杭州とともに明清時代の水上交通の要衝として繁栄した運河沿線の四大都市の1つで、「中国運河の都」として文化と経済の両面で大きく発展を遂げてきた都市でもあるんです。
そんな淮安市で大運河とともに栄えた文化の一つがグルメ。日本でも有名な広東料理や四川料理と並んで「中国四大料理」にも選ばれている「淮揚(わいよう)料理」は淮安が発祥。その卓越した包丁さばきや、あっさり淡泊ながらも素材の味を存分に生かした絶妙な味付けは清朝皇帝をはじめ多くの美食家の舌をうならせてきたそう。
淮安市文化広電・観光局
さらには中国有数の湖である洪沢湖をはじめとした大小さまざまな湖沼や多くの運河も集まり、美しい水辺の絶景が楽しめる観光都市としても注目されている淮安市。大自然が満喫できる景勝地、昔ながらの街並みが残る歴史スポット、そして今では夜景の人気スポットとなった大運河周辺エリアなど、おすすめスポットを挙げだしたらきりがないほど!
そんな淮安市は上海からも高速鉄道に乗れば約2時間半と言う、気軽なショートトリップが可能なことも中国で人気の理由。グルメ旅が好きな食いしん坊も、映え重視の絶景マニアも、どんな人が訪れたって充実した時間が過ごせること間違いなしの淮安市の魅力を余すことなくお伝えします。

理由①▷これぞ世界遺産の絶景!中国大運河が幻想的すぎるから

淮安里運河文化長廊

淮安市文化広電・観光局
まずは淮安を訪れたなら絶対に外せない、淮安の魅力がギュっと詰まった絶景スポットからご紹介。北京と杭州を結ぶ全長1794キロにもなると言う運河「京杭(けいこう)大運河」。隋の時代に完成した世界で最も長く大規模な古代運河で、空路や陸路が発達した今でも中国の大動脈として大きな役割を果たしている中国を代表する歴史遺産のひとつ。2014年には世界遺産にも登録されました。
淮安ではそんな大運河の一部が「淮安里運河文化長廊」と言う観光スポットとして整備され、運河の両岸にはゆったり川沿い散策するのにぴったりな緑地公園が、また中洲には「淮安運河博物館」や「淮安戯曲(オペラ)博物館」、古代建築を模した高さ23mの望楼「清江浦楼」などが立ち並ぶ歴史文化エリアが広がっているんです。
淮安市文化広電・観光局
“運河の都”ならではの景色を満喫したいならおすすめはやっぱり遊覧船観光!周辺にある観光名所を巡ったり、川下にある別の観光スポットまで水上移動したりとコースも様々。さらに、夜になると辺り一帯がライトアップされ幻想的でロマンチックな夜景スポットに大変身!約40分間の夜景観賞の旅ですが、うっとり見とれていたらあっと言う間に終わってしまうので要注意…!

理由②▷一生に一度は見ておきたい、至極の絶景があるから

金湖荷花蕩景区

淮安市文化広電・観光局
中国有数の湖が集まり、水辺の都市ならではの立地を活かした絶景スポットに恵まれている淮安市。太湖,洪沢湖に次ぐ江蘇省で三番目に大きい高郵湖のほとりにあるのは、のどかな湿地の田園風景が広がる自然の癒しスポット「金湖荷花蕩景区(きんこかかたんけいく)」。
「荷花」と言うのは蓮の花のこと。800ヘクタールと言う広大な敷地は蓮の名所としては中国最大級!世界中から370種を超える品種が集められ、日々栽培や研究が行われている、蓮にまつわることがすべて詰まったテーマパークなんです。
淮安市文化広電・観光局
そんな「金湖荷花蕩景区」を訪れるならベストシーズンは蓮の花が満開になる夏!蓮の花でいっぱいになる蓮池の光景や、目の前すべてが蓮の花で埋め尽くされるお花畑はまさに圧巻の一言。一生に一度は見るべき至極の絶景です。
蓮の池を空中散策できる浮橋、360度蓮に囲まれたような絶景の東屋、蓮の池の上に浮いているような体験ができるガラス張りの展望室など、室内、屋外問わず様々な角度から蓮のある風景を堪能することができるのも魅力!蓮の間をゆっくり巡りながら、手の届く距離で鑑賞できる遊覧船に乗っていくのも忘れないで。
淮安市文化広電・観光局
広い園内の移動は園内を巡る電動のミニSLにおまかせ!それでもちょっと休憩していきたくなったなら、文化体験館などにある茶館に立ち寄ってみるのがおすすめ。蓮池や農園に囲まれた絶景ポイントなだけではなく、中国では昔からデトックスのお茶と言われ女性に人気の「蓮の葉茶」やお湯の中で花が美しく開く「蓮の工芸茶」など、ここでも“蓮”を堪能することができるんです。変わり種が気になる人は、意外にすっきり飲みやすいと言うレンコンジュースをぜひ試してみて!

理由③▷気分はタイムスリップ!古代建築が美しすぎるから

淮安府署 淮安市文化広電・観光局

淮安府署

「中国運河の都」淮安ですが、実は京杭大運河の建設よりもはるか昔から都市形成が進み、歴史上でも重要な場所だったと言います。そんな淮安の街には古い街並みや古代建築がそのまま残っているエリアも多く、まるでタイムスリップしたように淮安の歴史を肌で感じることができるんです。

河下古鎮

淮安市文化広電・観光局
そんな古代の息吹を感じることができるエリアが、2500年もの歴史があり現在でも明清時代の街並みがそのまま残っている「河下古鎮」。歴史文化保護地区にも指定されている石造りの建物と石畳の街並みはなんと全長5キロ。京杭大運河沿いにあって、①で紹介した「淮安里運河文化長廊」から船で往復することもできるので、この場所へ向かうその瞬間からタイムスリップの船旅が始まります。
淮安市文化広電・観光局
迷路のように入り組んだ小径の両側には、レストランや民芸品店、昔ながらのお菓子や食べ歩きに便利な露店などが軒を連ねていて、ランチやショッピングをしながら街並み散策するのにぴったり◎
どこを見渡してもレトロで風情たっぷりな雰囲気が漂う河下古鎮は中国でも人気の映えスポット。最近では古鎮にある撮影スタジオでレトロな服装に着替えて写真を撮るのもトレンドなんだとか!

淮安府署

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河下古鎮から車で10分ほどの場所にある「淮安府署」は、かつて役所として使われていた場所で、中国に2ヵ所しか残っていない現存する古代王朝の役所の1つ。その歴史は南宋時代にまでさかのぼると言います。府署には50以上の建物と600以上の部屋があり、中でもメイン庁舎は国内で最も大きくその面積は500平米を超える規模。
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ほかにも来客を迎えるエリアや、警察や裁判所のような司法機関の置かれたエリア、敷地の奥には中国式庭園もあるなど見どころ満載。さらに建築の数や大きさだけじゃなく、内装やインテリアなどの細かく美しい装飾にも引き込まれます。
ここを歩いていると歴史や建築を楽しめるのはもちろん、いつの間にか自分が歴史ドラマの世界に迷い込んだような気分に浸れちゃうかも!

理由④▷これを食べずには帰れない!名物グルメが絶品すぎるから

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“淮楊料理発祥の地”と言う実はグルメ都市でもある淮安。伝統料理が集められた「十大名物料理」のほか、古くから地元の人たちに愛されている「十大名物小吃(気軽に食べられる軽食)」など個性豊かなグルメの宝庫なんです。
一見シンプルに見えるのに複雑で深みのある味付けと、お皿の上のアート作品のような美しい盛り付けもその特徴。シェフの繊細で緻密、かつ高い技術力は中国でも群を抜いていると言われています。今回はそんな淮安名物グルメの中から日本人の口にもきっと合う3品を厳選してご紹介します。

洪沢湖活魚鍋貼

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まずは「十大名物料理」から1品。洪沢湖の漁師メシから発展したと言う魚料理「洪沢湖活魚鍋貼」。大きな鉄鍋を使って醤油ベースの調味料で魚を煮ながら、同じ鍋の淵を使って薄いピザ生地のような皮をパリっと焼き、完成したら皮で煮魚を包みながら食べると言うとってもユニークな料理。
最近では別々に調理するお店も増えているようですが、一つの鉄鍋で仕上げてしまうのが伝統的なスタイル!さらに新鮮な淡水魚を素早く調理するとこもポイントのひとつなんだとか。テーブルに運ばれてきた瞬間、インパクトのある見た目に加えて、グツグツ煮込んだ魚と香ばしい皮の匂いが複雑に絡み合って一気に食欲上昇すること間違いなし!

淮安湯包

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「十大名物小吃(シャオチー)」からは2品ご紹介。「湯包(タンバオ)」と言うのはスープたっぷりの小籠包のこと。日本でもすっかり定番になった小籠包ですが、淮安湯包にはいくつかの違いがあるんです。淮安湯包でも餡や皮は大切な要素ですが、もっと重要なのは皮の中にたっぷり入ったスープ!味わい深いスープがどれだけたっぷり入っているかが特に重要なんだそう。
さらに驚くのはそのサイズ。日本では一口でツルっと食べられる小さめの小籠包がほとんどですが、淮安湯包はその4倍から5倍ほどの大きさで、まさに肉まんサイズ!皮にストローを指してまずは温かいうちにスープを飲むのがローカルスタイル!ぜひ真似してみて。

淮安陽春麺

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日本人がラーメンをこよなく愛するように、淮安でも昔から地元の人たちに愛されている麺料理があるんです。それが「淮安陽春麺」。その昔、清朝の乾隆帝が春の陽気が心地よい“陽春”の頃にこの地を訪れ地元に伝わる麺料理を食べた際、まだ名前のなかったその麺に「陽春麺」と名付けたのがその由来なんだとか。
透明であっさりした味わいのスープに、ネギやニンニクが軽く乗っているだけのシンプルな麺ですが、実はネギ油の甘みと香りが隠し味になっていて、たまらなくクセになる一品。飽きのこない食べやすい陽春麺は日本人の味覚にもぴったり合うはず。
お店によってはお好みで辛味を追加できたり、たまごや青菜がトッピングされていたりと独自のスタイルを持っていて、地元の人たちはそれぞれにお気に入りのお店があるんだそう。初めてならまずは行列のある人気店からトライしてみるのがおすすめ!

理由⑤▷今年5月に誕生する新スポットが楽しみすぎるから!

西遊楽園

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中国四大奇書のひとつで、日本でも子どもから大人まで知らない人はいない小説と言えば「西遊記」。実はその著者と言われる呉承恩の故郷でもある淮安市に、満を持して誕生するのが西遊記の世界をテーマにした超大型テーマパーク「西遊楽園(さいゆうらくえん)」なんです!
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園内は西遊記の舞台となっている唐の時代の街並みをはじめ、作品に登場する花果山や雷音寺のようなスポットも忠実に再現。8つのエリアに全部で25ヵ所のアトラクションが集まり、三蔵法師や孫悟空らが経典を求めて天竺を目指す旅路がリアルに体験できるスポットなんだそう!
光や音響、VRなど最新機器を駆使した新しい西遊記の世界に足を踏み入れたら、まるで自分も物語の登場人物になったような夢のような時間が過ごせること間違いなし。オープン予定の2021年5月が今から待ち遠しい!

いかがでしたか?

淮安市文化広電・観光局
まだまだ日本では知らない人も多い中国の淮安市にあるおすすめスポットやグルメをご紹介しました。定番スポットから人気グルメ、最新スポットまでどれも魅力的なものばかり!思いっきり遊んで、たらふく食べて、しっとり夜景観光まで出来ちゃう淮安市。気になったらぜひ次の海外旅行の候補に入れておいて下さいね。

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