次の海外旅行はここだ!「中国・成都」がおすすめな8つの理由

海外旅行への熱がますます高まっていくこの頃。解禁になったらどこへ出かけようかと思いを巡らせている人も多いはず。せっかく久しぶりに遠出ができるなら、思い切って今まで行ったことのなかった場所を選んでみるなんていかが?今回おすすめするのはパンダと火鍋で有名な中国の成都市。実は私たちの知らなかった最高の旅先だったんです…!

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このまとめ記事の目次

久しぶりの海外旅行、どこへ行きたい?

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すっかりご無沙汰になってしまった海外旅行。いざ行けるようになったらまずはどこへ出かけたらいい?と悩んでいるならおすすめしたいのが、今回ご紹介する中国の成都市。海外ならではの非日常感はもちろん、絶景から世界遺産、遺跡や癒しの動物まで海外旅行の醍醐味がすべて詰まっている理想の旅先なんです。

成都市ってどんなところ?

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中国四川省の省都「成都市」は実り豊かな土地を意味する「天府の国」と呼ばれ古くから発展してきた都市。歴史遺産が街のあちこちにあふれ、パンダの施設や四川料理の本場として、ここにしかない魅力的なスポットがギュっと集まっている成都は、実は旅好きで目の肥えた中国の人たちに大人気の旅行先。
交通網が発達している成都なら、地下鉄などをメインにタクシーを組み合わせながら自由自在に都市観光を楽しめるところもポイントで、旅慣れた人はもちろん、海外デビューを狙っている人にもぴったり◎今回はそんな成都市の人気観光スポットをその楽しみ方を存分にご紹介していきます。

1.その可愛さにノックアウト!パンダの魅力を再発見する

成都大熊猫(ジャイアントパンダ)繁育研究基地

提供: GoChengdu.cn
まずは成都とは切っても切り離せないあの動物を思いっきり愛でることのできるスポットから。日本ではまだ限られた動物園でしか見ることのできないパンダですが、成都にはパンダを飼育したり繁殖活動している施設がいくつかあり、その中でも有名なのが世界有数のパンダ施設「成都大熊猫繁育研究基地」。
このスポットの魅力は何といっても、野生に限りなく近い、自然いっぱいの環境でのびのびと暮らしているパンダをすぐ近くで観察できること!パンダの年齢ごとにエリアが分かれていて、時期によっては生まれたての赤ちゃんに出会えることも。
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できるだけゆっくりパンダを愛でたいなら朝一番を目指して!入場者が少ないだけじゃなく、のんびり過ごしているイメージのパンダが走り回ったりじゃれ合ったりしている姿を目の当たりにすることができるはず。そんなパンダが見られるのは午前中だけなんだとか。
ほかにも、博物館や劇場などパンダの生態や保護活動について楽しく学べる施設も盛りだくさん。パンダグッズが揃うショップやパンダのぬいぐるみに囲まれて過ごせるカフェで至福の時を過ごしたら、最後は「パンダ郵便局」へ立ち寄るのも忘れずに!オリジナルカードに記念スタンプと記念切手を貼って投函することができるんです。

2.圧倒的な絶景スポット。歴史が生まれた世界遺産の地を巡る

世界遺産の宝庫でもある中国。成都の郊外にある「青城山と都江堰」は2000年に2ヵ所で1案件として世界文化遺産に登録。歴史的な偉業の生まれた場所でありながら、成都を代表する絶景スポットでもあるんです。

青城山(せいじょうさん)

提供: GoChengdu.cn
青く茂った山々が環状に連なっている姿が世にも珍しい青城山は、湖や滝など幻想的な自然の風景を感じながらリフレッシュするのにぴったりな景勝地であるとともに、道教発祥の聖地としても知られている場所。唐の時代に建てられた「建福宮」、青城山の最高峰にあって高さ10mを超える老子像の建つ「老君閣」など、自然の風景の中に溶け込みながらも独特な景観を生み出している道教寺院や遺跡は必見。山頂へ向かうロープウェイからの絶景も見逃さないで!

都江堰(とこうえん)

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吸い込まれそうな碧い水の色が印象的な「都江堰」は紀元前256年と言う遥か昔、当時の技術力を結集させ8年と言う歳月をかけて造られた古代の水利施設。この完成のおかげで氾濫と水不足を繰り返していた成都平野を「天府の国」と呼ばれる肥沃な土地へと生まれ変わらせた歴史的プロジェクトで、2000年以上たった今でも周辺の灌漑や水害対策に役立っていると言う現役の施設。
この工事を牽引した李冰親子を祀る「二王廟」は都江堰を一望する絶景ポイント。さらに都江堰近くにかかる中国でも有名な古代索橋のひとつ「安瀾橋」も要チェック!全長240mの細い橋の足元は木の板だけ、という絶景とスリルを一度に楽しむことができるスポットです。

3.“三国志の聖地”で英雄たちが生きた時代を体感する

武侯祠(ぶこうし)

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成都と言ったら触れずには通れない三国志。かつて蜀の都がおかれた成都には三国志にまつわるスポットも数多く残っているのですが、中でも“聖地”と呼ばれるほど影響力の大きなスポットと言えば、蜀の皇帝劉備とその軍師である諸葛亮を祀る霊廟「武侯祠」。
実は諸葛亮を祀る武侯祠は中国各地にあるものの、その中でも特に格式高く有名なのが成都。さらに君主と臣下が同時に祀られているのは中国でもここだけ!整備や修復を繰り返し、現在見られるのは清の時代に再建されたものです。
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二人の廟のほかに、関羽や張飛など蜀漢の武将たちの塑像が50体も並ぶエリアは三国志ファンならずとも興奮の圧巻スポット。そして劉備を祀る恵陵の周りをぐるりと囲んでいるのは、真っ赤な壁が印象的な竹林の小径「紅墻竹影」。2003年制作の成都プロモーション映像にも登場したこの場所は、映画のワンシーンのような写真が撮れると今では成都でも有名な憧れの映えスポットに。

4.幻想的な山水庭園の世界へ。かつて詩聖が住んだ場所を訪ねる

杜甫草堂(とほ・そうどう)

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素朴ながらも存在感溢れる茅葺屋根の古民家に、奥深く幻想的な雰囲気すら漂う庭園。ここはかつて唐の時代に生きた詩聖、杜甫が成都に仮住まいしていた頃の故居で、4年間の滞在中に240余りの詩を残したことから中国文学史上の聖地とされているスポット。現在建つのは明や清の時代に修繕、増築が行われた後、1000年以上の時を超えたそのままの形で残っているもの。
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趣あふれる山水庭園として、また唐代の道具や文物が出土した歴史遺跡として、さらには彼の詩、書、彫刻など厳選された貴重な作品が展示されているギャラリーとして、さまざまな楽しみ方ができるスポット。山水庭園はお天気の良い日にはもちろんですが、実はより美しく感じられるのは雨の時。木の葉がキラキラと輝き、雫が滴る様子を眺めていると、いつもより心穏やかにゆったりとした気持ちになれるはず。

5.伝説の恋の物語にあやかりたい!”愛の路”でライトアップ&芸術鑑賞する

琴台路(きんだいろ)

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漢や唐の時代の古代建築風建物が両側にずらりと並ぶ「琴台路」。ここは漢の時代に駆け落ちした男女が酒屋を営みながら、さまざまな苦難や別れの危機を乗り越え一生添い遂げたと言う恋の伝説の舞台となった場所。なんだか縁結びにも期待が持てそうなスポットですが、今ではいくつもの宝石店が立ち並ぶジュエリー通りになっていて、さらに披露宴向けのレストランも多いことから「愛の路」とも呼ばれているんだとか!
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この通りを訪れるなら絶対に夜がおすすめ!通りの入口に建つ大きな門をはじめ建物すべてがライトアップされた琴台路は目が眩むほどの煌びやかな通りに。夜景を楽しんだら、通りの中央にある「蜀風雅韵川劇院」で四川オペラを観劇していくなんていかが?一瞬のうちにマスクを変えて喜怒哀楽を表現する「変面ショー」は必見。サービスの中国茶を飲みながら優雅なひと時を楽しんで。

6.教科書で見た世界?考古学的大発見を目の当たりにする

金沙遺址(きんさいし)博物館

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“博物館の街”と言われるほど博物館の数やクオリティーが中国トップクラスの成都。その中でも2007年にオープンした「金沙遺址博物館」は今から3000年以上前の殷・周時代の遺跡が発掘された現場に建ち、かつての神秘的な世界を実際に見て肌で体感できる博物館として中国全土から見学者が訪れる人気スポット。工事現場から偶然見つかったと言う大規模遺跡群は、21世紀以降の中国考古学的大発見と言われるほど。
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実際の発掘現場を間近で見学できる「遺跡館」では、真上からじっくり遺跡を覗きこむことも!貴重な出土品がずらりと並ぶ「陳列館」の中でひと際輝きを放っているのは「太陽神鳥金箔」と「金面具」の2つの金細工。今にも何かを語りだしそうな表情や厚さたった0.02㎜と言う金箔からは、当時の文明や技術の高さを実感。教科書の中の遠い世界だと思っていた中国古代文明がグッと身近に感じられるかも。

7.世界でもここだけ。川沿いの古代建築×竹林の不思議な魅力に浸る

望江楼公園

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錦江の河畔に建つ趣ある古代建築群と竹林。ここは唐の時代を代表する女性詩人の薛涛(せつ・とう)を記念して造られた公園。下の二層は四角形、上の二層は八角形と言う独特な建築様式の「望江楼」をはじめ、明清時代に薛涛を偲んで建てられたいくつもの旧居や楼閣が今もそのままの姿で残っていて、ノスタルジックな雰囲気漂う古代建築群や庭園は人気の撮影スポットにもなっているんだとか。
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竹の公園としても有名な望江楼公園は幻想的で涼やかな竹林も印象的。これは竹を愛していたと言う薛涛のために中国をはじめアジア各地から集められたもので、その数200種類を超えるんだとか!園内にあるお茶屋さんで中国茶をゆっくりと味わいながら、しばし旅行気分を忘れてのんびり過ごすのもおすすめ。

8.昼と夜では別の顔?自分だけのとっておきの成都の風景を探してみる

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“歴史遺産の宝庫”と言っても中国有数の大都市でもある成都は、スタイリッシュな高層ビル群が都市を彩っている近代都市。歴史スポットや自然豊かな公園のような癒し空間が広がっている一方で、話題の近代建築や最新フォトジェスポットも次々と生まれているところも成都の魅力。
歴史スポットを訪ね歩く合間に、賑やかな繁華街の熱気を楽しんでみたり、「成都博物館」や「天府広場」の芸術的な空間や「玉林愛轉角」のような最旬映えスポットを覗いてみたりしながら、成都ならではの都市空間に触れてみて。
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夜になると一斉にライトアップされ眩いゴールドに染まる成都の街。昼間訪れたスポットがまったく違った風景に大変身しているはず!成都の夜景を一望したいなら東京タワーを超える高さ339mの「四川省テレビタワー」へ。ホテルへ戻るのが惜しいくらいの絶景が待っています。

次の海外旅行は非日常感たっぷりの成都へ!

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いかがでしたか?今回は、世界遺産から絶景ポイント、癒しのスポットまで成都市ならではの魅力がたっぷり詰まったおすすめ観光スポットをご紹介しました。ここでしか体験できない特別なスポットの宝庫、成都市。次の海外旅行にぜひ出かけてみませんか?
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