心温まる街で仕事をしながら癒される。結城市で楽しむワーケーションプランをご紹介

皆さんは、茨城県にある「結城市」という街をご存知ですか?結城市は「結城紬」で有名な古くから栄える城下町で、東京からは1時間半ほどで行くことができます。今回私は、結城市で仕事をしながら観光を楽しむ1泊2日のワーケーションプランを体験してきました。仕事をしながらも、癒しを感じる素敵な時間が過ごせたので、その魅力をご紹介します!(情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

1泊2日のワーケーション旅スタート!

提供:結城市
今回私は、茨城県結城市にあるシェアスペース「Yuinowa」で仕事をしつつ、結城市の周辺の観光スポットやグルメを巡るワーケーション旅を体験しました。結城市は、東京から電車で1時間半ほどで行くことができ、城下町として栄えた伝統の残る風情ある町です。伝統工芸品である「結城紬」の産地としても有名ですね。
結城市には「見世蔵」という蔵造りの建物が現在も31棟残っており、レトロな街並みは歩くだけでも癒されます。観光スポットが近くに集結しているので、短い時間で回れるのも嬉しいポイント。結城市の魅力を体験しつつ、仕事に集中する充実した時間を過ごすことができたので、その内容をご紹介します!

1日目

12:00 まずは「kokyu」で心温まるランチタイム

結城市についたら、まずは「kokyu」にてランチをいただきます。こちらは古民家をリノベーションして作られた小料理屋さんで、そのセンスの良すぎる空間と美味しすぎるお料理から、遠方から来るお客さんも多い人気店です。完全予約制なので予約してから訪れてくださいね。
趣ある建物の中に、ガラス窓からの優しい光が差し込み、本当に心が安らぐ空間でした。飾られている掛け軸や植物も情緒があり、日本の伝統と現代的なセンスが合わさった美しさを感じられます。
そうしているうちにまず登場したのは、野菜の盛り合わせです。野菜は苦味がほとんどなく豊かな甘みが感じられたので、野菜が苦手な私でも美味しくいただくことができました。野菜に添えられているのは後ほど紹介する「秋葉味噌」さんのお味噌で、これと野菜を一緒に口に入れると、口いっぱいに幸せが広がります。
メインに私がいただいたのは、カキフライです。一般的なカキフライは衣が分厚いですが、こちらのカキフライは衣が薄く、その分牡蠣の味をしっかりと感じることができます。衣に包まれた牡蠣は肉厚で弾力があります。普通のカキフライよりもワンランク上の高級感のあるお味に感動しました。
最後にいただいたのは、鶏そぼろの二色子丼とお吸い物です。二色子丼には、具材がたっぷり入っていて、ご飯の美味しさを改めて実感するような美味しさでした。ご飯と合わせて、可愛く盛られたお漬物もいただくことができ、野菜のシャキッとした食感と甘さがたまりません。素敵な空間で、美味しい食事をいただいたことで、この後の観光と仕事を頑張るための活力が漲ります。

詳細情報

御料理屋 kokyu

茨城県結城市結城1085

3.02 027

14:00 「秋葉味噌」で味噌作りの伝統を学ぶ

続いて私が訪れたのは、「秋葉味噌」。こちらは江戸時代に創業した老舗の味噌蔵で、伝統の製法での味噌作りが現在も行われているんです。大正時代に建てられた味噌蔵の建物は有形登録文化財にも指定されており、風情あるレトロな外観が素敵です。
提供:結城市
お店の中は発酵した味噌の独特の香りに包まれていて、昔懐かしいような雰囲気になんだか心が落ち着きます。奥に進むと、江戸時代から使われているという大きな味噌蔵があり、その大きさと、長年使われてきたからの風格に驚きました。今回私は味噌蔵の中を見学し、お店の方から実際に、味噌作りの製法や歴史についてお話を伺いました。
提供:結城市
店内では、こちらで作られた味噌や甘酒が販売されています。私は今回、甘酒を試飲させていただいたのですが、お米自体のしっかりとした甘さを感じることができ、とても美味しかったです。案内してくださったお店の方の人柄もとても暖かく、楽しく貴重な体験をすることができました!

詳細情報

秋葉糀味噌醸造

茨城県結城市結城174

- 017

15:00 「武勇」と「結城酒造」で日本酒の奥深い世界に触れる

武勇

提供:SHINTO
続いて私が訪れたのは、「武勇」です。こちらは江戸時代からの流れを汲んだ日本酒造りが行われている酒蔵です。今回、私は酒蔵見学をさせていただき、実際に酒造りが行われている工房を見ながら、日本酒の製造過程をお聞きすることができました。
提供:SHINTO
お酒の原料であるお米や、精米の仕方、発酵の管理など、酒造りの全てにおけるこだわりを知ることができ、非常に興味深かったです。実際に酒造りを行っている方からお話を聞くことで、読んで勉強するよりもよりリアルに日本酒について学ぶことができ、日本酒というものの奥深い世界を感じることができました。
提供:結城市
日本酒の試飲も体験させていただくことができました。甘酒と5種類の日本酒を試飲したのですが、どれも味が全然違うんです。中でも私が特に美味しいと感じたのは「大吟醸」というお酒。驚くほど香りがフルーティーで、口いっぱいに華やかな味わいが広がる贅沢な一杯でした。今まで私は日本酒をあまり飲んだことがなかったのですが、今回の体験をきっかけに、日本酒にハマってしまいそうです。

詳細情報

武勇 保坂酒造

茨城県結城市結城144

- 04

結城酒造

提供:結城市
「結城酒造」でも酒蔵見学を体験させていただきました。こちらは江戸時代から続く酒蔵で、家族で日本酒作りを営まれています。製造責任者である「杜氏」の女性からお話を伺うことができ、小さい酒蔵ならではのこだわりを知ることができました。
提供:結城市
酒米を蒸すための煙突は明治時代に作られたもので、その歴史を感じる風格が素敵です。結城酒造で作られた「結ゆい 特別純米酒きたしずく」というお酒は、先日「北海道の酒アワード」という日本酒の大会でグランプリに輝いたんだそう。味で高い評価を受ける日本酒の製造現場を間近で見ることができ、非常に有意義な体験になりました。

詳細情報

結城酒造

茨城県結城市大字結城1589

3.40 15
参考になったら押してみよう👆

RETRIPからレビュアーに
ポイントが贈られます🎁

ありがとうございます🥰

あなたもRETRIPにレビューを投稿して、パートナープログラムに参加しませんか?

16:00 「つむぎの館」で結城紬の魅力を知る

続いて私が訪れたのは「つむぎの館」です。こちらは、常時200点以上の結城紬が展示されているミュージアム。結城紬は、奈良時代からその歴史を遡ることができる日本最古の高級絹織物。全ての工程が手作業によって作られているのが特徴です。2010年にはユネスコの日本無形文化遺産にも登録されており、世界に誇る日本の伝統工芸品です。
結城紬が陳列されているのは築150年の古民家を移築した建物で、木の温もりを感じる空間で、じっくりと見学を楽しむことができます。結城紬は近くで見ると、よりその美しい色合いや生地の上質さがわかり、手作りならではの結城紬の魅力を感じ取ることができました。
同じ敷地の中には、創業当初から現在まで結城紬の取引が行われている仕入れ場や、ドラマのロケ地としても使われたこともある離れなど、国の有形登録文化財にも指定された歴史ある建物が並んでいて、タイムスリップしたかのような気分が味わえました。
結城紬を使った雑貨を購入できるショップが併設されており、可愛らしい結城紬の雑貨をお土産として持ち帰ることもできます。結城紬の反物はかなり高価なものですが、雑貨という形で結城紬を手軽に購入できるのは嬉しいですよね。首元に巻くだけで上品な雰囲気の出る結城紬のショールも販売されていて、プレゼント用にも人気なんだそうですよ。

詳細情報

つむぎの館

茨城県結城市結城 12−2

- 039

カフェ・ラ・ファミーユでディナー

夕食は、「カフェ・ラ・ファミーユ」にていただきました。こちらは、欧州の田舎町をイメージして作られた一軒家カフェで、アンティーク家具やオーナーの方のDIYによって作られた空間は、ヨーロッパに来たと錯覚してしまうほどオシャレなんです。
メニューは、入り口にある黒板に書かれていて、それを写真に撮って店内で注文するスタイルです。パスタやカレー、お肉などオシャレなメニューばかりでどれにしようか迷います。お店の中も、世界観たっぷりの作り込まれた空間になっていて、食事への期待が高まります。
今回私がいただいたのは、エビ・長ネギのパスタ。肉厚なエビと、甘みのある長ネギがたっぷりと入っていて、満足感のある一品でした。店員さんのサービスも素晴らしく、心温まる上質ディナータイムを過ごすことができましたよ。

詳細情報

2日目

10:00 Yuinowaでテレワーク

2日目は、「Yuinowa」でテレワークをします。Yuinowaは、築90年を超える呉服屋さんをリノベーションしたシェアスペースで、コワーキングスペースでは、古民家ならではの落ち着いた空間で、仕事に没頭することができます。
日によって様々なお店が出店するシェアカフェが併設されており、コーヒーやスイーツをいただきながら仕事に打ち込めます。ミーティングスペースととして使えるお部屋もあり、Web会議に参加することも可能です。電子レンジやミニキッチン、コピー機などの設備も充実していて、仕事をする場として充実した環境が整えられていると感じました。
東京のオフィスやカフェとは違い、古民家ならではのどこかほっこりするような空間なので、余計なことに気を取られず、仕事に集中できます。仕事に煮詰まったら、外に出て蔵造りの街並みを散策するだけで良い気分転換になります。非日常を感じながら仕事をすることで、普段なら思いつかなかったようなアイデアも浮かび上がり、濃度の高い時間を過ごすことができましたよ。

詳細情報

YUINOWA

茨城県結城市結城183

- 03

13:00 COPPERI 結城店でコッペパンを食べ比べ

テレワーク中のランチは、Yuinowaから歩いてすぐのところにある「COPPERI (コッペリ)結城店」にてコッペパンをテイクアウトしました。こちらは、小山市で大人気のコッペパン専門店の2号店として結城市にオープンしたお店です。
店内の壁には、コッペパンのサンプルがずらりと並んでいて、どれにしようか迷います。コロッケやホットドックなどのお食事系からあんマーガリンなどのスイーツ系まで種類が本当に豊富で、何度も通って食べ比べをしたいと思いました。
今回私がいただいたのは、「アボカドサーモン」と「フルーツサンドみかん」です。「アボカドサーモン」は、アボカド以外にも玉ねぎやニンジンなど数種類の野菜が入っていて、とってもボリューミ。「フルーツサンドみかん」は、フワッと軽い食感の生クリームがパンのフカフカ食感と合わさり、デザート感覚で食べられる一品でした。クリームが甘すぎないので、重くなくペロリと食べてしまえますよ。

詳細情報

COPPERI 結城店

茨城県結城市結城541

3.00 03

13:30 FARM'S Gelato&Pastry 結城店でジェラートを味わう

COPPERI 結城店のすぐ近くには、「FARM'S Gelato&Pastry 結城店(ファームズ ジェラートアンドペーストリー)」というジェラート屋さんがあり、せっかくなのでこちらでもジェラートをいただきました。店内は可愛らしいインテリアや雑貨で飾られていて、海外のジェラート屋さんのようなオシャレな雰囲気が漂います。
自家農園で取れた苺を使った「とちおとめ」や、結城酒造の酒粕を使った「結」など、結城市やその近隣の食材を使ったフレーバーのジェラート並んでおり、地域との繋がりを感じられます。また、ジェラート以外にプリンやタルトなどのスイーツもありますよ。
今回私がいただいたのは、「かぼちゃ」と「とちおとめ」のダブルのジェラートです。どちらも素材の味をしっかりと感じることができ、口当たりが滑らかでさっぱりとしたお味でした。また、試食で「結」のジェラートもいたただいたのですが、酒粕ならではの濃厚な甘さを感じることができ、こちらも絶品でした。

詳細情報

FARM'S Gelato&Pastry 結城店

茨城県結城市結城541

3.00 03

15:00 Kurasaunaで仕事の疲れを癒す

ランチの後は、Yuinowaに戻ってまたテレワークに集中します。仕事に煮詰まってきた15時頃、Yuinowaに併設されたサウナ施設「Kurasauna(蔵サウナ)」でサウナに入りリフレッシュします。こちらは、呉服店の庭にあった蔵をリノベーションして作られた完全予約制のサウナ施設。水着を着て男女混合で利用することができます。
平日は他のお客さんとの相席利用、土日祝日はサウナを完全に貸し切ってプライベート利用となっています。どちらも予約が必要なので、注意してくださいね。施設の中は、オシャレで開放感のある空間になっていて、居るだけでなんだか癒されます。
サウナは薪式になっていて、檜のいい香りを感じながら汗を流すことができます。サウナで暖まった後は、庭にある水風呂に入ります。こちらの水風呂は、味噌造りに使われる樽を利用したものになっていて、ここでも結城市らしさを感じることができます。水風呂に使われている水は、井戸水を使っているんだとか。冷たさが体に染み渡り、頭がスッキリと冴え渡ります。
水風呂の後は、脇にあるデッキチェアで外気浴をすることができ、澄んだ空気を感じながらゆっくりと体を冷やせます。土日に貸し切りで利用して、友達や恋人と自分たちだけの時間を過ごせば、最高の時間になりますね。

詳細情報

KURA SAUNA(蔵サウナ)

茨城県結城市結城183yuinowa内

3.04 018

結城市のワーケーションを通じて感じたこと

今回、1泊2日のワーケーションを体験することで、仕事に集中しながらもリフレッシュすることができ、楽しく充実した時間が過ごせました。結城市で2日間過ごしてみて感じたことは、結城市の方々が、暖かい方達ばかりだということです。観光で行った先やYuinowaで出会った方々、レストランやカフェの店員さんなど、皆さん本当に親切で、心温まる時間になりました。
また、結城紬や日本酒造り、味噌造りなど、伝統が根付く町に滞在することで、日本の良さというものも改めて感じさせられました。いただいた食べ物も絶品で、食を通しても癒されました。都会で忙しい日々を過ごしている方であればあるほど、結城市での体験は濃いものになると思います。是非皆さんも、結城市に遊びに行って、仕事をしながらリフレッシュしてみてくださいね。

【参考】結い市・結いのおと も毎年開催!

結城市では、「結いプロジェクト」というプロジェクトの一環として、「結い市」「結いのおと」というイベントが毎年開催されています。「結い市」では、結城市内にある見せ蔵や、神社の境内、空き店舗などが会場となったマルシェイベントで、グルメや雑貨、アートなど様々なお店が出店して、町全体が盛り上がります。お試し出店もできるそうで、何か商売を始めたいと考えている方にもぴったりなイベントになっているんですよ。
また、「結いのおと」は、同じく結城市内の様々な場所を会場にしたユニークな音楽イベントで、普通のライブハウスとはまったく違った環境で、アーティストを近くに感じながら音楽を楽しむことができます。私が今回観光した、レストランkokyuや、結城酒造、つむぎの館も会場になったそうで、こんな場所で音楽ライブに参加できれば、最高の時間になりそうだと思いました。結い市・結いのおと、どちらも毎年開催されているので、是非来年参加してみてくださいね。

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する