南仏の風に吹かれて...。港町フランス・マルセイユで行きたい観光スポット10選

フランスでパリに次ぐ大都市であるマルセイユ。紀元前600年から今までつづく地中海の貿易拠点として栄えた、とても由緒正しい港町。マルセイユは、貿易を通して得た各国の文化や歴史的な建築のみならず、2013年からは欧州文化首都として、世界的な建築家による現代建築も次々と誕生するデザイン性の高い町でもあります。今回はそんなマルセイユを存分堪能出来るスポットを10ヶ所ご紹介します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

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このまとめ記事の目次

① マルセイユ旧港

まず初めにご紹介するのは「マルセイユ旧港」です。マルセイユの顔といっても過言ではない、必ず訪れて頂きたい代表スポットです。早朝には、市場に新鮮な魚介が並ぶ活気ある様子が見られます。港周辺では、地中海でとれた名物のブイヤベースを食べたりワインを飲んだり出来るレストランが軒を連ねていて、お店選びもとても楽しいです。
旧港のシンボルといえば、市場のすぐ近くにある観覧車です。観覧車に乗れば、マルセイユの港や町並み,そしてイフ島、ノートルダム聖堂まで一望できます。しかし、こちらただの観覧車ではないんです…!なんと、箱型ではなく柵と手すりのみ。風に吹きさらしで上空42mを回り、しかも回るスピードも早いんだとか…。スリルを味わいながら見る絶景はきっと思い出に強く残るでしょう!

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ヴュー=ポール・ド・マルセイユ

フランス ヴュー=ポール・ド・マルセイユ

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② マルセイユ大聖堂

続いて紹介するのは、「マルセイユ大聖堂」。マルセイユ大聖堂は19世紀にカトリックによって建てられた、長さ142m、高さ70mのフランスにおいて最大規模を誇る大聖堂でその大きさに驚くこと間違いなしです。こちらはジョリエット地区に位置していて、海が目の前に広がる遊歩道に建てられています。また、「旧港」から徒歩15分と、一緒に観光するのに好適です。
マルセイユ大聖堂は大きさと同時に、その建築様式にも注目して頂きたい…!外観はその緑と白のストライプ柄のビザンチン風ローマゴシック様式、内部装飾もまた金銀が豊富に使用され、床のモザイク模様の緻密な美しさに圧倒されるでしょう。また、聖堂からは港が一望でき、最高な景色を堪能できます。

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Cathédrale La Major

Place de la Major, Marseille, France

3.10 06

③ イフ城

次にご紹介する「イフ城」は旧港から出る船で20分ほどで到着出来る小さな島に建っています。煌びやかなマルセイユ大聖堂とは一転、シンプルな作りと色味でなんだか憂い雰囲気がを帯びています。実はこちら、お城ではあるもののかつては牢獄として利用され、中には独房もあり囚人達が掘った文字なども見られます。
そんなイフ城ですが、フランスの有名作家であるアレクサンドル・デュマの小説「モンテ・クリスト伯」の舞台にもなっています。文学がお好きな方には是非訪れて頂きたいスポットです。また、シンプルな外観である事から、夜や雨の日には物々しく、日中や夕方は鮮やかにその時その時の空の色に染められます。天候や時間帯によって移り変わる表情もイフ城ならではの魅力です。

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イフ城 Chateau d'If

1 quai de la Fraternite, Marseille, プロヴァンス, France

3.07 02

④ カランク国立公園

さて、続いて紹介するのは「カランク国立公園」です。こちらは、マルセイユが位置するプロヴァンス地方の地中海沿岸にあり、なんとヨーロッパの国立公園で陸と海を同じ公園内にどちらも有す唯一の国立公園です。海岸沿いの白い石灰岩に囲まれた入り江と、透き通ったエメラルドグリーンとコバルトブルーの海が目の前に広がる美しさには感動するでしょう。
カランク国立公園では、ハイキングやマリンスポーツ、ボートツアーなどアクティビティ楽しむのに最適!そして、こちらには200種を超える多様な植物や生物が生息しており、身近に感じることが出来る貴重な体験ができます。南フランスでしか見る事の出来ない自然が織りなす雄大な景色、死ぬまでに一度は行きたい特別なスポットです。

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3.00 00

⑤ マルセイユ石鹸博物館

5つ目に紹介するのは、マルセイユ旧港から程なく歩いた場所にある「マルセイユ石鹸博物館」です。マルセイユ石鹸は、ルイ14世によって定められた厳しい規定をクリアし、天然素材で作られたもの。赤ちゃんにも使える程お肌に優しいことで有名です。こちらは、マルセイユ石鹸の老舗「Licorne」が運営する博物館で、歴史を知れたり、製造過程の展示が見学可能です。
マルセイユ石鹸博物館では、入館料の中に好きな匂いの石鹸をプレゼントが含まれていたり、他にも石鹸作りが体験出来たりするプランもあります。自分でパーソナライズした石鹸は、自分だけの特別な思い出になるはず!博物館のすぐ隣には、Licorneのショップもあるので、お土産購入をするにもいいですね。

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マルセイユ石けん博物館

25 Quai de Rive Neuve, 13007 Marseille, France

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3.00 00

⑥ ミュセム

6番目に紹介するのは、モダンな雰囲気を醸し出し、不思議な作りの編み目模様が特徴的な「ミュセム」です。こちらは2013年に欧州文化首都に選出された際に文化的事業として発足され建設された、マルセイユのシンボルになりつつある注目スポットです。マルセイユ旧港の入り口に浮かび、サン・ジャン要塞やパニエ旧市街地区から直接入場出来るアクセスの良さもその魅力です。
ミュセムは現代的アートを感じる外観をさることながら、同時にそのコンセプトも「ヨーロッパと地中海文明」と歴史を味わえる独特なものになっています。貿易が盛んな都市として、長く国と国を繋ぐ役目を担ってきたマルセイユだからこそ、説得力のある展示内容です。目で楽しめることはもちろん、現地で学ぶ大切さを強く体現してくれるでしょう。

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⑦ オレンジ・ヴェロドローム

7つ目にご紹介するのは、「オレンジ・ヴェロドローム」です。こちらは、ぜひスポーツ好きの方に行っていただきたい場所!こちらは、フランスの代表的なサッカークラブのホームスタジアムとして利用されています。サッカー以外にもラグビー等の大規模なスポーツ試合が開催されています。
そして、こちらはスポーツだけでなく、名だたるアーティストの音楽ライブも行われています。オレンジ・ヴェロドロームは約65,000人収容可能。その広さは東京ドームを上回り、特徴的なスタジアムの屋根の形は、その歓声をより一層引き立たせます。マルセイユに訪れる際は、試合やコンサートに開催情報の要チェックです!

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スタッドヴェロドローム

3 Boulevard Michelet, 13009 Marseille, France

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⑧ カヌビエール通り

8つ目に紹介するのは「カヌビエール通り」です。「マルセイユのシャンゼリゼ」とも呼ばれるほど美しいこの通りは、旧港からまっすぐに中心街を通るマルセイユのメインストリートです。カヌビエール通りを中心にショップやレストラン、カフェ、デパートなどが軒を連ねていて、マルセイユ散策にピッタリです。
カヌビエール通りには、冬に1803年から続く「サントン市場」と呼ばれるクリスマーケットも開催されます。サントンとは「小さな聖人」を意味し、市場ではサントン人形がたくさん販売されます。土製の手作りで作られたサントン人形は、寒い冬でもどこかぽかぽかとした温かみを感じられますね。

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⑨ ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂

9つ目にご紹介するのは、「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」です。こちらはマルセイユの代表的な建築物で、外観は緑と白のストライプ、内観は金色で埋め尽くされたモザイク画、とその鮮やかさに感銘をけること間違いなし!小高い丘の上に佇むその姿はなんとも神秘的で、また聖堂内から見えるマルセイユの町並みはまるで絵画の中に入り込んだ感覚になるでしょう。
実はこのノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂、たどり着くまでもワクワクする楽しみがあるんです!それは「プチ・トラン」に乗っていけること!これは街中を周遊するトラムのような乗り物で、そのカラフルな機関車のような見た目をしています。屋根付きですが、窓は付いていないのでオープンエアの中プチ・トランに揺られてマルセイユの町を観光できます。

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ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

FortduSanctuaire,13281Marseille,フランス

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⑩ ル・ミラマール

最後は番外編でおススメなレストラン、「ル・ミラマール」をご紹介します。マルセイユは、世界三大スープの1つであるブイヤベースが名物なことでも有名です。こちらは、マルセイユで一番有名なブイヤベース専門の老舗店です。旧港から徒歩ですぐの位置にあるので、旧港観光後にゆっくりお食事するのに最高な場所です。
「ル・ミラマール」のブイヤベースはボリューム満点!!伝統的なサービス方法が用いられており、まず初めに出汁がつまった具材のないスープのみ、その後に煮込まれたお魚と2皿を通してスープを頂きます。スープだけでなく、スープと一緒に頂くパンやクルトンやお食事後にはプチスイーツも付いてきます。ブイヤベース1つでおなかいっぱいに、そしてご当地グルメを堪能できます。

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Immovac - Le Miramar

Avenue du Marechal Leclerc 128

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情緒溢れる港町マルセイユでリフレッシュしよう

今回は、マルセイユのおすすめスポット10選をご紹介しました。いかがでしたか?プロヴァンス地方に位置するマルセイユは、ワインも名産なのでレストランやビーチで南仏の風に吹かれながら一杯嗜むのも素敵ですね。歴史から自然、そして最先端な建築まで多様な魅力が詰まったマルセイユ。一度は行く価値ありなとっておきな場所ですよ。

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