①成都博物館
最初にご紹介するのは、成都にきたらまず抑えておきたいスポット『成都博物館』です。成都は『博物館の街』と呼ばれるほど数多くの博物館が存在しており、中国全土でみてもトップクラス。そんな中で成都博物館では、約5,000年もの歴史を持つ古城としてさまざまな文明を経てきた成都の歴史展示を通して学ぶことができます。
成都博物館に展示されている収蔵品は、なんと20万点以上にもなるのだとか。新石器時代の貴重な展示だけでなく、中国に伝わる伝統的な影絵『皮影戯(ピーインシー)』や200点以上も展示されている『中国木偶』など、ここでしか見られない展示も多くあるので、ぜひチェックしてみて。
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②金沙(きんさ)遺跡博物館
続いてご紹介するのは、国家考古学遺跡公園の先駆として挙げられる『金沙遺跡博物館』です。大規模な古代四川文明の遺跡がそのまま保存される『遺跡館』では、発掘現場をそのまま建物で保護しているため、とても近い距離で見学ができるのが特徴です。発掘された遺物の展示だけでなく、実際に発掘された場所を見学できるのはとても貴重な体験ですよね。
発掘によって出土した遺物を展示している『陳列館』では、貴重な展示品を数多く見ることができます。その中で注目してほしいのは、「太陽神鳥金箔(たいようしんちょうきんはく)」や「金面具(きんめんぐ)」などの金細工。3,000年以上も前の代物とは思えない輝き、そして技術の高さに圧倒されること間違いなし。博物館のショップでは「太陽神鳥金箔」のデザインのグッズが揃っているので、お土産におすすめです♪
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③四川博物院
続いてご紹介するのは、成都南西部で最大規模を誇る『四川博物院』です。こちらでは、書道や絵画を始め、民族遺物など、10の常設展示がされています。展示点数はなんと35万点にものぼり、2〜3時間ほど見学に時間がかかってしまう人も少なくないのだとか。
貴重な文化遺物を多く展示されていることもあり、常勤・非常勤合わせ30人以上もの研究員が現在もここ「四川博物院」で各遺物の研究を続けています。博物館の規模もさることながら、新たな研究がすぐそばで成されていると思うとなんだかワクワクしてきますよね◎
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④成都天府美術館
続いてご紹介するのは、『成都天府美術館』です。こちらは大規模都市総合美術館として成都天府芸術公園内に2021年11月に設立された最旬スポット。
「成都シティフラワー」と呼ばれる近未来的なデザインが施された屋根が特徴的な建築物は、遠くからみると湖の上に芙蓉花(フヨウの花)が浮かんでいるように見えたり、夜にはライトアップによって幻想的な景色に様変わりしたりと、隠れたフォトジェニックスポットにもなっているんです♪
「成都シティフラワー」と呼ばれる近未来的なデザインが施された屋根が特徴的な建築物は、遠くからみると湖の上に芙蓉花(フヨウの花)が浮かんでいるように見えたり、夜にはライトアップによって幻想的な景色に様変わりしたりと、隠れたフォトジェニックスポットにもなっているんです♪
「天府成都美術館」の注目ポイントは、建築物だけではありません!最大の特徴はなんといっても、約40,000平方メートルという大規模すぎるエリア。その中には、彫刻や絵画をはじめとした現代芸術品の展示はもちろん、カフェや公教育スペース、講義ホールなど地域の憩いの場としても多くの人が訪れるスポットになっています◎
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⑤当代芸術館・人文芸術図書館
当代芸術館
続いてご紹介するのは、先程ご紹介した「成都天府美術館」と隣接する『当代芸術館・人文芸術図書館』です。まずこちらの『当代芸術館』は、高さは7メートル以上、最大展示場高さは18メートル、面積は1600平方メートルと大規模なスペースを誇っており、国内外の現代アートを展示しています。落ち着いたカラーで統一された建物に、色鮮やかな現代アートがより一層存在感を放っていますよね。
人文芸術図書館
続いてご紹介するのは、一面の窓ガラスが印象的な『人文芸術図書館』自然光をたくさん取り込めるようになっており、より快適な読書を楽しめそうですよね。こちらのロビースペースは、「本の山」をイメージしており、読者が本の山道を歩き回り、新たな本の出会いがあるようにと粋な思いが込められているのだとか。
オープンな読書室の他にも、芸術知識、音楽、植物、子供向け、国際文化芸術交流センターなどテーマ別スペースがあり、多くの市民に利用されていている注目の最旬スポットです♪
オープンな読書室の他にも、芸術知識、音楽、植物、子供向け、国際文化芸術交流センターなどテーマ別スペースがあり、多くの市民に利用されていている注目の最旬スポットです♪
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⑥知・美術館
続いてご紹介するのは、成都市内から少し離れたラオジュン山の麓にある『知・美術館』です。国際的な日本の建築家である隈研吾さんによって設計されたこちらの建物は、瓦をワイヤーで固定したスクリーンで建物全体を覆っており、重みと軽さが共存するなんとも不思議なデザインで多くの観光客に注目されています。
ここでは「すべてのもの、洞察、そして絶え間ない新しさ」をコンセプトに、東洋の現代アートを数多く展示しています。絵画や彫刻などを展示する一般的な美術館とは少し違い、演劇や詩、音楽、庭園などさまざまなアプローチで現代美術を体験することができ、美術館の概念を覆されてしまうかも?
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⑦4A美術館
最後にご紹介するのは、湖のほとりにポツンと佇む現代美術館『4A美術館』です。美しい自然に囲まれたこちらは、2008年に設立され、多くの現代アートを鑑賞することができます。企画展なども多く開催されており、何度訪れても楽しめるので、地元でも人気のスポットなんですよ!
館内にはいると、無機質な空間が広がっており、まるで違う世界へ踏み込んだかのよう。こちらでは、現代アート作品の展示以外にも家族で楽しめるワークショップや教育についてのオンライン・オフライン講義など『公教育』に力を入れており、ご家族でも楽しむことができますよ♪
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ちょっと視点を変えた『芸術を巡る旅』へ
いかがでしたか。今回は、成都にあるおすすめの美術館・博物館をご紹介してきました。絶景やグルメなどを巡る王道な旅ももちろん素敵ですが、たまには、ここでしか出会えないアートに触れる『芸術を巡る旅』で感性を研ぎすましてみては?(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)