ブライデリバーキャニオン自然保護区
スワジ語とズールー語で”太陽が昇る場所”という意味を持つムプマランガは南アフリカ北東部に位置する州で、”ツーリスト・パラダイス”とも称されています。その大きな要因が南アフリカ有数の絶景スポットで世界三大渓谷のひとつに数えられているブライデリバーキャニオン。後ほど紹介する南アフリカ最大級の動物保護区として知られるクルーガー国立公園にもほど近く、クルーガー・ムプマランガ国際空港やホードスプルイト・イーストゲート空港から容易にアクセスできます。
約30平方キロメートル(東京ドーム約6,500個に相当!)にも広がるブライデリバーキャニオン自然保護区には、南アフリカの自然が織りなす数々の絶景を巡りながらのドライブが楽しめる「パノラマルート」が全長160㎞にわたって南北に伸びています。パノラマルート観光の際にはグラスコップをはじめヘイジービューやサビー、ピルグリムズレストといった街が拠点となります。
パノラマルート沿いでは「スリーロンダベルズ」、「神の窓(ゴッズウィンドウ)」、「ワンダービュー」、「ブルケスラック・ポットホールズ」、「岩の塔」、「ローフェルド・ビューポイント」など、長い年月によって造り出された自然の驚異との出会いが楽しめます。なかでも南アフリカで最高の眺望を誇る「神の窓」は、ここからの美しい眺めに心打たれた神が創造した景観と言い伝えられており、高低差700メートルもある断崖の上からは壮大なローフェルド(低草原地帯)が一望でき、天気の良い日にはレボンボ山脈の方向にクルーガー国立公園まで望むことができます。
パノラマルートでは風光明媚な景色に加えて、数多くの植物やクリップスプリンガー、ダッシー、グレイ・リーボック、オリビ、クドゥ、ブッシュバック、ブッシュピッグ、サル、ブッシュベイビー、チャクマヒヒ、セグロジャッカルなどの野生動物やこの辺りに巣を張る多くの鳥類が観察できるとともに、ハイキングや乗馬、マウンテンバイクなど大自然の下で楽しめるアドベンチャー・アクティビティーの数々も体験できます。
クルーガー国立公園
南アフリカのサファリのメッカとも称されるクルーガー国立公園。大型野生動物のビッグファイブ(ライオン、ゾウ、バッファロー、ヒョウ、サイ)との遭遇だけでなく、数百種類もの野鳥、太古の樹木、曲がりくねった川など、古代から息づく大自然のスケールに圧倒されるに違いありません。ここには訪れる人が思い浮かべるサファリ体験のすべてが揃っています。
クルーガー国立公園での一日は日の出とともに始まります。期待を膨らませながら宿泊施設から車で荒野へ出発するとライオンが獲物を捕らえる様子や大きな木の上で休息するヒョウ、朝の散歩を楽しむゾウの群れなどと至近距離で遭遇するなど、これ以上ないエキサイティングな瞬間を目にすることも決して珍しくはありません。
一年を通じて天候に恵まれたクルーガー国立公園ではガイド付きのゲームドライブや知識豊富なレンジャーと行くブッシュウォーク、キャンプしながら深い荒野を数日にわたって駆け巡るウォーキング・トレイルなど様々なサファリ体験が用意されています。南北350km以上にわたって広がる敷地の総面積は四国全体に相当する約2万平方メートルヘクタールと広大で、舗装および未舗装の道路は全長2,500km。密の心配は不要ですし訪問客をよそに、野生動物は常に変わらぬ日常を過ごしています。
ライオンキングの世界が現実として体験できる世界有数の動物保護区で、五感を目一杯研ぎ澄ませてワイルドな冒険をぜひ味わってください。なお、広大なブッシュで繰り広げられる野生動物のドラマを垣間見れるゲームドライブでは動物に対する思いやりのある振る舞いが大切。3つの鉄則は立ち上がらない、携帯電話を使用しない、大声や奇声を発しないこと。動物たちに敬意を払いながら楽しむことを心がけてください。
レジェンドゴルフ&サファリリゾート
ヨハネスブルグから車で北へ3時間ほどのリンポポ州エンタベニ自然保護区にある5ツ星の「レジェンド・ゴルフ&サファリリゾート」では、フェアウェイやグリーン上で野生動物に遭遇するという南アフリカならではの「ゴルフサファリ」が体験できます。
こちらのシグネチャーコースを構成する18ホールはパドレイグ・ハリントン、ジャスティン・ローズ、セルヒオ・ガルシア、K.J.チョイ、トレバー・イメルマン、トーマス・ビヨーン、ジム・フューリック、ベルンハルト・ランガー、コリン・モンゴメリー、イアン・ウーズナム、ビジェイ・シン、レティーフ・グーセンといった世界を代表するプロゴルファー18名によって設計されています。
こちらのシグネチャーコースを構成する18ホールはパドレイグ・ハリントン、ジャスティン・ローズ、セルヒオ・ガルシア、K.J.チョイ、トレバー・イメルマン、トーマス・ビヨーン、ジム・フューリック、ベルンハルト・ランガー、コリン・モンゴメリー、イアン・ウーズナム、ビジェイ・シン、レティーフ・グーセンといった世界を代表するプロゴルファー18名によって設計されています。
さらに特筆すべきは「Extreme 19th」と称される名物ホール。この「究極の19番ホール」は世界最長かつ最も高いところからボールを打ち下ろすパー3のホール(要事前予約)。山頂に設けられたティーグラウンドへはヘリコプターで向かいます。ティーグラウンドから望む雄大な景色についてはあえて触れませんがピンまでの距離576m、グリーンとの高低差430mという圧巻のスケールは想像を遥かに超えた究極のゴルフ体験となるに違いありません。
断崖に位置するティーグラウンドから放たれるドライブショットの平均滞空時間は驚くことに30秒にもおよびます。追跡装置付きの特製ボールを使用して目指すグリーンは、アフリカ大陸の形状に型取られおり、高いところから見下ろせば一目瞭然。ホールインワンを達成すると多額の賞金を手に入れられるとゴルフ界ではかなり話題になったほど。
ちなみに初めてバーディーを達成したのはカリブ海の島国バルバドスの元クリケット選手、フランクリン・スティーブンソン。そして初めてホールインワンを達成したのはアイルランド出身のプロゴルファー、パドレイグ・ハリントン選手だそうです。
最後に申し伝えておきますがゴルフサファリを体験の際、グリーン手前でゾウを見かけたらプレーを続行しようなどとは思わないでください!
ちなみに初めてバーディーを達成したのはカリブ海の島国バルバドスの元クリケット選手、フランクリン・スティーブンソン。そして初めてホールインワンを達成したのはアイルランド出身のプロゴルファー、パドレイグ・ハリントン選手だそうです。
最後に申し伝えておきますがゴルフサファリを体験の際、グリーン手前でゾウを見かけたらプレーを続行しようなどとは思わないでください!
こちらの宿泊施設は全室スイートで無料Wi-Fiやパティオを完備。6ベッドルームの豪華ロッジにはプライベートプールに加えてバトラーサービスも用意されます。滞在時にはゴルフやビッグファイブ・サファリはもちろん、乗馬やマウンテンバイク、ヘリコプター/小型機での遊覧飛行なども楽しめます。
シャークケージダイビング
南アフリカが放つ大自然の魅力は陸上だけでなく海中でも体験できます。沿岸地域に多くのサメが生息する南アフリカで人気のマリン・アクティビティーと言えば、シャークケージダイビング。海中に沈められた檻の中から巨大なグレートホワイトシャーク(ホオジロザメ)が襲い掛かってくる様子を観察できます。
シャークケージダイビングは生身で海へ潜るわけではないのでダイビングの資格は必要ありません。また厳格な基準が定められており、使用される檻は高い安全性と耐久性が備わる特注品で危険がおよぶことは決してありませんが、心臓の弱い方にはお勧めできませんのであしからず。
シャークケージダイビングのベストシーズンは4~10月と言われていますが、南アフリカ沿岸では一年を通じてホオジロザメに出会うことができます。中でもケープタウン近郊のガンスバーイをはじめハウトベイ、ダイアー島、クレインバーイ、シールアイランド、モッセルベイ、サイモンズタウンなどでは数多くのツアーが催行されています。
ケージに入った状態で海中に沈められ、しばらくするとサメが目の前で襲いかかってくるという大迫力のスリルは、まるで映画のワンシーン。防水ケースに入れてカメラやスマホを持ち込めば、誰もが目を疑うかのようなインパクトのある写真が撮れること間違いなし。南アフリカへの冒険の旅にふさわしいアクティビティですので臆せずにチャレンジしてみて!
フランシュフック
フランシュフックは南アフリカで最も上質なワインの生産地であるワインランドを構成する主要な町のひとつ。ケープタウンから1時間ほどの地点に位置し、名門ワイナリーをはじめ有名レストラン、チーズやチョコレートの専門店、アートギャラリーやアンティークショップ、ブティックホテルやゲストハウスなどが立ち並ぶおしゃれな街で、世界各国からの観光客や食通を魅了して止みません。果物の名産地としても知られ、葡萄はもちろん桃やりんご、梨などは高く評価されています。
フランシュフックは”フレンチ・コーナー”という意味でワインの製法やダイニング、アート、デザインなどでフランスの影響が見て取れます。ワイン好きで賑わうフランシュフックにはボッシェンダールやレ・ロマランに代表される有名ブランドからマイ・ヴァインやブラック・エレファント・ヴィントナースのような小規模ブティックワイナリーまで40軒以上のワイナリーが点在しており、栽培されているぶどうの大半はソーヴィニョン・ブラン、メルロー、シャルドネ、セミヨンが占めています。
フランシュフックでおすすめの滞在先は5つ星ファームホテルの「バビロンストーレン」。先だって発表された「Best of Wine Tourism Awards 2023」の宿泊施設部門で最優秀賞に輝いたことでも注目を集めています。
こちらでの人気は「セラーツアー」。94万平方メートルもの広大なぶどう畑と製造工程などを見学後には、農場で作られた手作りの珍味と最高級ワインのマリアージュを楽しめる”マスターテイスティング”が体験できます。
こちらでの人気は「セラーツアー」。94万平方メートルもの広大なぶどう畑と製造工程などを見学後には、農場で作られた手作りの珍味と最高級ワインのマリアージュを楽しめる”マスターテイスティング”が体験できます。
敷地内の建物はオランダやドイツ、フランス、インドネシアをルーツとし、白壁や大きな木製サッシのガラス窓、木製シャッターなどを特徴とするケープダッチ様式を採用。室内にはミニマルで洗練されたインテリアで飾られています。また併設されているレストラン「バベル」では敷地内の農場で採れた新鮮な野菜を使ったメニューの数々に加えて、伝統的な薪オーブンで焼き上げた出来立てのパンも味わえます。
圧巻の大自然があなたを待っている。
太古から紡がれる生命と原風景を残しつつ、今なお圧倒的な活力を放ち続ける南アフリカ。この国の大地は豊かな植生と多種多様な動物たちを育みながら、訪れる人々を魅了すると同時に眠っていた冒険心を解き放ってくれます。
南アフリカは”七色”の魅力を放つ”虹の国”。18〜19時間のフライトで行けるアフリカ大陸最南端の地で、冒険心を呼び覚ます刺激的な出会いの数々を体験してみませんか?旅する者の夢を叶える”約束の地”南アフリカなら探し求めていた”宝物”がきっと見つかるはずです。
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