南アフリカへの旅は単なる休暇とは異なります。その理由は、インド洋と太平洋が出会うアフリカ大陸最南端に位置する国で、16世紀にその名を馳せたバーソロミュウ・ディアスやバスコ・ダ・ガマ、ヤン・ファン・リーベックといった冒険家が400年以上も前に体験した喜望峰での驚きと感動を体験できるからだけではありません。この国での様々な体験はこれまで気づくことのなかった心の奥底で眠る「何か」を呼び覚まし、新たな自分を発見する旅となるからに他なりません。七色の魅力を放つ虹の国・南アフリカは冒険心を掻き立てる究極の旅行目的地。ここでは一生の思い出として心に刻まれる南アフリカへのツアーをご紹介します。
情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。
[[ !indexBlock.open ? '目次を開く' : '閉じる' ]]
母なる大地が魅せる「奇跡の花園」に出会う〜ナマクワランドとケープタウンの休日
提供:南アフリカ観光局
このツアーで訪れる北ケープ州のナマクワランドは、南半球の春の到来とともに一斉に咲き誇る色鮮やかな花々が、あたり一面の景色を一変させるという世界でも極めて稀な場所。春先の降雨が空中に舞う種子を土に埋めることで突如として出現する「奇跡の花園」は、毎年8月中旬ごろから9月にかけてのほんの3週間だけ、美しい光景を奏でてくれます。
遥か彼方の地平線まで覆い尽くす花畑は、春先の雨が降るタイミングと場所、その時に空中を舞う種子によって生み出されることから、同じ場所で同じ花畑を再び目にすることはあり得ず、広い大地の何処にどんな花が咲くのかは、天の神様のみが知り得ることから「神の花園」とも呼ばれています。 世界各国で『一生に一度は行ってみたい旅先』に挙げられるナマクワランド。南半球の春、自然が気の向くままに大地に描く華麗な創作を、間近で目撃する冒険の旅に出かけてみませんか?
春のナマクワランドへの訪問では、まるで夢の世界へと足を踏み入れたような錯覚に陥るに違いありません。耳に入ってくるのは人々の笑い声と花粉を運ぶ虫がブンブンと鳴らす羽の音色だけ。そして目に映るのは貴重な植物の姿をカメラに収める人、日陰に座ってあたりを凝視し続ける人、花の妖精になったかのようにデイジーの花畑に大の字で寝そべる人の姿などでしょう。
ちなみにナマクワランドには花だけでなく多様な球植物相が生息しており、約3,500種のうちの1,000以上が固有種とされており、これら多肉植物が春に魅せる珍しい花々の表情は、言うまでもなく、世界でここでしか観察することができません。
提供:南アフリカ観光局
またナマクワランド国立公園周辺には固有種を含む様々な両生類と爬虫類に加え、イワトビカモシカやツチブタ、ヒヒ、イシカモシカ、ダイカー、ヤマアラシ、セグロジャッカル、ヒョウといった哺乳動物や様々な鳥類も生息しています。
提供:南アフリカ観光局
こちらのツアーでは、ナマクワランド観光の拠点となるスプリングボックで2泊し、心ゆくまでフラワーウォッチングを堪能したら、ルイボスティーの産地として知られるセダーバーグ地方のシトラスデールでルイボスティー農園を訪問。 そして旅のクライマックスはケープタウンでの2泊。滞在中にはテーブルマウンテンをはじめウェストコースト国立公園やカーステンボッシュ国立植物園を訪れるほか、ペンギンでおなじみのボルダーズビーチや喜望峰、ワイナリーなどを巡るケープ半島への小旅行など、盛りだくさんな旅程となっています!
詳細情報 南アフリカへの冒険旅行を手頃な価格で実現!気軽に楽しめるケープタウン3泊ツアー
提供:南アフリカ観光局
もうひとつご紹介するツアーはこちら。手頃な価格で南アフリカへの冒険の旅を満喫できるケープタウン3泊のツアー。日本を夜に発つフライトを利用するので、仕事を終えたら直接空港へ向かい、そのまま南アフリカへ旅立てるという気軽さが「ウリ」。現地到着後の空港からホテルへの送迎も含まれています。
提供:南アフリカ観光局
2〜3日目は好みの旅行スタイルにあったオプションツアーを選択し、南アフリカの醍醐味を体験。メニューには定番のテーブルマウンテンとケープ半島を巡る終日ツアーをはじめ、至近距離でホオジロザメと遭遇するスリリングなシャークケージダイビングやホエールウォッチング体験、市内観光に加え、近郊への小旅行などがラインナップ。 また市内の名所やロベン島への観光、ワイナリー訪問、サファリ体験、旧黒人居住区タウンシップへのツアーといった半日で楽しめるオプションの選択肢も用意されています。
提供:南アフリカ観光局
さらに4日目も終日自由に過ごせるので、ショッピングやグルメ、クルージング、アート鑑賞、ナイトライフを楽しんだり、キャンプスベイやミューゼンバーグといった人気のビーチへ足を伸ばすなど、数え切れないほどあるケープタウンの魅力に触れることができます。 フリータイムにはフレンドリーかつ陽気、そして、もてなし好きなケープトニアンとの出会いもお楽しみあれ!ちなみに挨拶の際には南アフリカ流に"How'zit, bro?"と声をかけてみて!また受け答えの際にもローカル流の"Sharp, sharp"と返してくださいね。
詳細情報 冒険心を掻き立てるこちらの刺激的体験もおすすめ
前述のツアーで訪れる北ケープ州には、半砂漠地帯の真ん中に建つレストランでの究極のダイニング・ジャーニー、そして手付かずの自然が残る大西洋沿岸部を走破するセルフドライブによる4WDアドベンチャーなど、大自然の魅力を体感できる南アフリカならではの刺激的な体験も楽しめます。
Restaurant Klein Jan
提供:Adriaan Louw
南アフリカ人シェフとして初のミシュラン星を仏・ニースで経営する「Restaurant Jan」で獲得したヤン・ヘンドリック・ファンデル・ウーストハイゼン。ここで紹介するのは彼が母国で最初に手がけた店「Klein Jan」。南アフリカ有数の私営動物保護区として知られる北ケープ州のツワル・カラハリ(Tswalu Kalahari)に併設されたレストランは、カラハリ砂漠の農場に建てられた1920年代の家屋を活用しながら、手付かずの自然環境の下で無類の空間を創造しています。
提供:Andrew Thompson
Klein Janが提供する”ダイニング・ジャーニー”では、ヤンが2年以上を費やして完成させた独自のメニューが用意され、地元の食材にこだわったサステナブルな料理の数々が季節に応じて用意されます。まるで劇場のような空間で提供されるKlein Janでのコースは、始めから終わりまで冒険心にあふれており、訪れる人々の五感を刺激して止みません。ちなみにこちらのKlein Janは”最も信頼できる”とフランス政府お墨付きのレストランガイド「ラ・リスト」で、2022年のWorld Hidden Gem(隠れた宝石)賞に輝いています。
Namaqua Diamond Coast Lodge Safari
提供: African Expeditions
こちらは北ケープ州のナマクワ・ウェストコーストからナミビア南部までの大西洋沿岸部を四輪駆動車で駆け巡るという上級者向け冒険ツアー。2023年12月29日から2024年1月5日に催行が予定されているツアーに参加できるのは限定7組のみ。朝夕の食事と宿泊込みのツアー代金は一人あたり9,950ランド(約72,000円)で、スズキジムニーのレンタル料として一日あたり950ランド(約7,000円)が別途必要になります。 道中では曲がりくねったオレンジリバー沿いの道のりをはじめ、ナミビアとの国境付近に位置するダイヤモンドと銅の採鉱業で知られるオレンジムンドの街、手付かずの自然が広がる大西洋沿岸ルート、美しい山間部を縫うように走る峠道、座礁した船が残るナマクワ・シップレックルートなどを5日かけて走破します。
提供: African Expeditions
ツアー隊の先頭と最後尾にはジムニーに乗るガイドが常に帯同するほか、全参加者の車両には無線ラジオが搭載されます。ツアーを主催するアフリカン・エクスペディションは1987年からセルフドライブツアーを手がけるアフリカの先駆者的存在で、下請けへの外注に頼ることなく、顧客との直接のやりとりを重視する家族経営の会社。旅程に含まれる全ての訪問先と道のりを熟知し、情熱とプライドを持って安心安全な冒険旅行を提供しています。
◉詳細情報
いざ、冒険の旅へ!
提供:南アフリカ観光局
いかがでしたか?コロナ禍でしばらく遠ざかっていた海外旅行ですが、ゴールデンウィークや夏休みに向けて本格的再開の気運も高まりつつあります。暮らしに彩りを与えてくれる旅への想いを募らせる人が増える中、かけがえのない人生を謳歌する喜びを南アフリカで再発見してみませんか?旅する人の夢を叶える約束の地、南アフリカには冒険心を呼び覚ます刺激的な出会いの数々が待ち構えています! Visit South Africa and Live Again!