【絶景スポット】
▷ 今年は弘法大師御誕生1250年
今年(令和5年)、御誕生1250年の節目を迎える弘法大師は、和歌山県の世界遺産「高野山」を開創したことで有名です。また、弘法大師は日本各地で、さまざまな伝承・逸話を残しています。今回は、和歌山で弘法大師にゆかりのあるスポットを紹介します。
▷ 景勝地 橋杭岩(はしぐいいわ)
本州最南端の串本町にある橋杭岩(はしぐいいわ)は、国の名勝天然記念物に指定されている奇岩群です。本州側の海岸から、向かいにある紀伊大島に向かって一列に約850メートルの距離の間を大小約40の岩が並んでいます。弘法大師が、天邪鬼(あまのじゃく)と一夜にして作ったという伝承が残っています。
橋杭岩は、日本の朝日百選にも選ばれており、朝日に映える絶景の橋杭岩をカメラに収めようと、多くの方が訪れています。また、干潮の時には、岩のすぐ近くまで歩いて行くことができますので、干潮時刻を調べておでかけするのもおすすめです。絶景に出会えますよ!
▷ 本州最南端の道の駅 くしもと橋杭岩
橋杭岩のすぐちかくには、道の駅くしもと橋杭岩があります。おすすめは、こちらの道の駅限定の串本町産ぽんかんを使用した”ぽんかんソフトクリーム”。ミルキーな中に、ポンカンの爽やかさが重なって、夏にぴったりのソフトクリームです。これ目当てに訪れる方もいるんだとか。絶景を見ながらぜひご賞味ください♡
【パワースポット】
▷ 女子のパワースポット♡慈尊院
和歌山県の九度山町にある慈尊院は、その昔高野山が女人禁制だったため、四国から弘法大師に会いに訪れた弘法大師の母公が高野山の麓にとどまったことが始まりとされています。世界遺産であり、現在では「女性とともに今に息づく女人高野」として日本遺産にも登録されています。
現在では女性の悩みを聞き届けてくれる寺として信仰を集めています。縁結びや子宝、安産などを祈願する”乳型の絵馬”や”乳がんのお守り”が人気で、お土産としても喜ばれています。
▷ 丹生都比売神社
丹生都比売(にうつひめ)神社は、弘法大師が真言密教の道場とする場所を探していたところ、こちらの神様が弘法大師に高野山を授けたと言われています。現在では、道開きの神様として信仰があります。
こちらに訪れたら、この朱い輪橋(りんきょう)を渡ってみてください。本来は神様がお渡りになる神橋ですが、こちらの輪橋は、参拝者も渡ることができるようになっています。渡ると神様のご利益をいただけるとか。足元に気を付けながら渡ってみてくださいね。
▷ 古民家カフェ 天野和み処 café 客殿
丹生都比売神社を訪れたら、すぐ近くにある古民家カフェ「天野和み処 café 客殿(きゃくでん)」に行ってみましょう。古民家を改装した趣のあるこちらのカフェでは、地元・天野の高原野菜や、天野米を使用した美味しいランチがいただけます。
おすすめは”天野米のお食事セット”です。メインのおかずに、小鉢、お味噌汁、お漬物と地元野菜を使用したランチが人気です。ご飯は、もちろん地元・天野米を使用し、白飯以外にも、塩おにぎりや茶粥に変更できます。また、このお食事セットと一緒にぜひ食べてみてほしいのは、コク深い味わいの地たまごを使用した卵かけごはん。その土地の恵みをいただくことでよりパワー充電できそうですね!
【癒しスポット】
▷ 日本三美人の湯 龍神温泉
和歌山県田辺市龍神村にあります日本三美人の湯のひとつとして親しまれている「龍神温泉」です。温泉としての歴史は古く1200年前に、弘法大師が神様のお告げにより、開湯したという伝承が残っています。お湯は柔らかく、湯上りがしっとりとしているので、美人の湯と称され、和歌山の奥地にありながら、とても人気のある温泉です。
▷ 道の駅ごまさんスカイタワー
高野山から龍神温泉に行くには、高野龍神スカイラインを利用します。その途中にある道の駅ごまさんスカイタワーでは、和歌山の美しい山々を眺めることができますよ!また、スカイラインからは、夜になるとたくさんの星がみえるので、天文観測に訪れる人もいるそうです。絶景のフォトスポットですね。
▷ 皆瀬神社
こちらの皆瀬神社は、失恋した人、失敗してしまった人など、心が弱っている人に癒しを与える神様で、近年パワースポットとして注目されています。こちらの神社にある吊り橋も、渡るとご利益があるとか。少し勇気が必要ですが、ぜひトライしてみてくださいね♪
弘法大師御誕生1250年記念行事 開催
弘法大師御誕生1250年を記念して、弘法大師にゆかりのある香川県の善通寺、京都府の教王護国寺(東寺)、和歌山県の金剛峯寺の3か所をめぐる″3霊跡巡礼スタンプラリー”が開催されています。また、金剛峯寺では、特別ご本尊開帳や、新たに奉納された新襖絵を一般公開、「弘法大師御誕生1250年参拝証」の発行など、記念行事が盛りだくさんです。ぜひ足を運んでみてくださいね。