15選のトップに紹介するのは「ハロハロ」。ハロハロと聞くとミニストップで販売されているパフェを思い浮かべる人が多いかと思いますが、元々はフィリピンで最も定番人気のスイーツ。ハロハロとはタガログ語で「混ぜこぜにする」という意味で、サンデーやパフェと同じ感覚で使われる言葉だそうです。

かき氷とミルクをベースとして、アイスクリーム、ココナッツ、ゼリー、コーンフレーク、トウモロコシ、ナタデココ、紫芋などをのっけて、練乳や黒蜜をかけるという、豪快で楽しいデザートです。これを食べれば一気にフィリピン気分になれる、超おすすめのスイーツです。

つづいて紹介するのは「ブゴパイ」。ブコパイは西洋のカスタードクリームに、フィリピンのヤングココナッツを重ね、少し塩気のあるパイで包み焼きしたスイーツ。日本ではあまり馴染みのないココナッツの果肉を存分に味わうことができます。

ラグナ州のロスバニョスにある、オリエント・オリジナル・ブコパイ・ベイク・ショップのブコパイが有名で、わざわざメトロマニラから買いに来るお客も多いそうですが、現在はタガイタイにも支店ができたので、そちらで購入するのがおすすめです。

次に紹介するのは「スーマン」。スーマンとはフィリピンのちまきのことで、モチ米にココナッツミルクと砂糖を加え、バナナの皮で包んで蒸しただけの、大変シンプルなスイーツです。黒糖やココナッツミルクソースをつけて食べても美味しいですよ。

スーマンは地元の人たちには朝食として大人気。フィリピンの街中で、よく売り歩いているおばちゃんを見かけます。ココナッツミルクが大丈夫な人は、小腹がすいた時に、ぴったりのスイーツとしておすすめします。

つづいて紹介するのは「タホ」。こちらは香港などで有名なスイーツの豆腐花に似たスイーツです。温かい絹ごしタイプの豆腐に、タピオカ、黒蜜のシロップをかけていただきます。地元では朝食としてよく食べられています。

安くてヘルシーなので手軽に食べられると大人気。朝の時間帯に町中を歩いているとバケツを担いで売っている人がいるので是非食べてみ下さい。熱々の豆腐はとっても美味しいですよ。長期滞在される方は、朝食におすすめします。

５選目に紹介するのは「キャッサバケーキ」。キャッサバは日本ではあまり馴染みがありませんが、熱帯地域でよく栽培されている植物で、芋の部分は今大人気のタピオカの原料となっています。

キャッサバケーキは、この芋の部分をすり下ろして、ココナッツミルクやバター、砂糖などを混ぜて焼き上げたスイーツです。ケーキという名前がついていますが、餅菓子に近い食感で、地元民に大人気のスイーツです。

次に紹介するのは「ポルボロン」です。ポルボロンはスペインの伝統的なお菓子ですが、スペイン統治時代にフィリピンにも入ってきて、今は日常的に食べられるお菓子になりました。粉を固めてあるだけで口の中でとろける食感は、日本の「らくがん」に少し似ています。

スペインのポルボロンはミルクとラードでできていますが、フィリピンのは粉末ミルクにマーガリンまたはバターを使用しているのが特徴。コーヒーやカシューナッツなど多種のフレイバーがあります。

つづいて紹介するのは「エンサイマダ」。このスイーツもスペインで誕生したパンで、その後スペイン統治時代にフィリピンにも入ってきました。国民的スイーツなのでスーパーやコーヒーショップなど色々なところで買うことができますよ！

ブリオッシュのようなふわっとしたバター風味の生地に、細くスライスしたチーズとグラニュー糖をトッピングしたスイーツです。チーズの他に、紫芋のペーストやジャムなどトッピングする場合もあります。洋風のスイーツやパンが好きな人には是非おすすめします。

8選目に紹介するおすすめスイーツは「サンスリバル」。サンスリバルはメレンゲ生地のパイで、バタークリームやカシューナッツをミルフィーユ状に重ねて作られます。まれにバタークリームではなくマーガリンを使うことも。

日本ではこのようなスイーツの場合、通常生クリームを使うので新鮮に感じるかもしれませんが、フィリピン以外でも南国の国では、ケーキなどにはよくバタークリームを使います。硬めの食感なので新鮮で美味しいですよ！

次に紹介するのは「ビビンカ」。ビビンカは手軽に食べられ安くて美味しい、地元民がこよなく愛するスイーツです。米粉とココナッツミルクなどを蒸して作るフィリピンの伝統的なライスケーキです。

しっとりもっちりとした食感が外国人にもウケています。かつてはお祭りなどの際に食されていた、おめでたいお菓子でしたが、今ではいつでもどこでも食べられるようになりました。ぜひ一度食べてみてくださいね。

つづいて紹介するのは「クチンタ」。クチンタは安くて美味しい、おすすめの地元民の定番スイーツで、市場や路上の屋台でよく売っています。黒砂糖を加えた米粉から作った生地を蒸しているので、日本の「ういろう」に似た感じに仕上がっています。

こちらはそれほど甘くないので、トッピングにはココナッツフレーク、チーズフレークなどをかけて食べます。トッピングによって様々な味を楽しむことができるので、飽きることなく、ついつい食べ過ぎてしまいます。

つづいて紹介するのは「ウベアイス」。フィリピンでアイスといえばウベアイスです！地元民の大好きな紫色のアイスクリームです。1選目に紹介したハロハロの上にトッピングとしてもよく見かけます。

ウベはフィリピンで色々な料理、スイーツの食材として使用されるイモの一種で、天然の鮮やかな紫色をしています。やさしい香りのマイルドな味わいにハマってしまう人も多いので、好きになった人は帰りにマニラの空港で、お土産として買って帰るのがおすすめです。

次に紹介するのは「トゥロン」。トゥロンはバナナとジャックフルーツを具にして、春巻き風に揚げた人気のお菓子です。表面の皮がパリパリして、中のトロッととろけた具との食感のコントラストが楽しい、外国人にもウケるスイーツといえます。

フィリピンでは屋台をよく見かけますが、多くの屋台でこのトゥロンを売っていますよ。フィリピンのバナナは日本にも輸入されていますが、現地に行くと色々な種類のバナナがありますので、是非食べてみて下さい。

13選目に紹介するのは「ビコ」。こちらは黒砂糖、ココナッツミルク、もち米から作られる甘いお餅です。表面にはラティクをトッピングするのがメジャーですよ。甘くてもっちりとした食感がクセになります。

ビコはフィリピンではハロウィンの時にご先祖様をもてなすために作るそう。少し手間がかかるので特別なお菓子といった認識のようです。熟したマンゴーやホットチョコレートと一緒に食べるのも一般的ですよ。

オススメスイーツ14選目として紹介するのは「ギナタンビロビロ」。独特の名前からはどんなスイーツか全く想像がつきませんが、これはフィリピン版のおしるこにようなスイーツです。優しい味わいで地元の人からは人気です。

ギナタンビロビロは暖かいココナッツミルクにタピオカやフルーツを入れて煮込んだものです。寒い季節にはぴったりですね。フィリピンで温かいものが食べたくなった時にぜひチャレンジしてみてください。

最後に紹介するのは「レチェフラン」。フィリピン版のプリンです。かつてスペインから伝わってきたと言われています。現地ではお祝い事の時などによく食べられるそう。練乳がたっぷり入っているためかなりこってりとした甘さです。

日本のプリンとは比べ物にならないほどの甘さなので甘いものが好きな人にとってはたまらないと思います。たまにハロハロのトッピングとして食べられることも。南国ならではの濃厚こってりスイーツ、ぜひ一度挑戦してみてください。

フィリピンのおすすめスイーツ15選、いかがだったでしょうか？西洋的なスイーツとローカルなスイーツ、西洋とローカルが融合したスイーツなど、色々なタイプのスイーツが楽しめます。マンゴー、バナナなどのフルーツを生かしたスイーツは、南国フィリピンならではの美味しさ。是非生のフルーツとともに、スイーツも沢山食べてみて下さい。（なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。）