①木曽漆器(長野・塩尻)
木肌の美しさを生かす「春慶塗」や、幾層もの漆を使ってまだら模様を描く「堆朱」という技法を使った、特徴ある木曽漆器は、古く17世紀から人々に愛されて、親しまれて使われてきた、長野県の伝統工芸品です。長く使うほど艶が出るのが魅力的。「木曽くらしの工芸館」では、漆塗りなどの体験学習を行っています。ぜひ、自分の手で、伝統ある漆塗りの技術にふれてみてはいかがでしょうか。
➁信州紬(長野)
手機を使って織り上げる信州紬は、長野県全域で生産される伝統工芸品です。その産地によって、松本紬、飯田紬、上田紬、伊那紬などの、さまざまな呼び名があります。なかでも、「繊維の女王」と言われる最高級品、「天蚕糸」を使い、拡張高い色調で織り上げられた着物は、親子3代が着られるといわれるほど丈夫なものだとされています。
➂飯山仏壇(長野・飯山)
長野県・飯山市は、仏教の信仰に厚い土地柄と、澄んだ空気や適度な湿度に恵まれた環境で、古くから仏壇づくりが盛んにおこなわれてきた地域で、市の北部、愛宕町には、多くの仏壇店が軒を並べている仏壇街があります。飯山仏壇の大きな特徴は、くさびを抜くと、部品ひとつひとつに分解できること。そのため、隅々まで手入れをすることができ、長く使い続けることができるのです。また、仏壇に蒔絵が描かれており、独特な趣と美しさも特徴的です。丹念で丁寧な職人技が光ります!
➃松本家具(長野・松本)
高度な和家具の技術を持った松本の職人が、ひとつひとつ丹精込めて作り上げる、長野の伝統工芸品です。松本市にある家具メーカー「松本民芸家具」のショールームでは、400点あまりの松本家具を展示していて、そこでしか買えないカタログ未掲載の商品も多数販売。一見の価値ありです。
➄内山和紙(長野・飯山)
長野県・飯山市の瑞穂地区を中心に生産されている、楮100%の手すき和紙です。豪雪地帯のこの地域に住む農家の人々が、冬の間の副業として、和紙づくりを行っていたとされ、積雪を利用して、凍皮や雪ざらしを行うことで、自然な白さと丈夫さをもつ紙ができあがる、と言われています。手すき和紙体験ができる工房や工場もあるので、ぜひ見学・体験に訪れてみては?お土産にもぴったりの伝統工芸品です!
➅南木曽ろくろ細工(長野・南木曽)
長野県・木曽谷に生える木々をろくろで回しながら、カンナで加工して形を削り出し、トクサ磨きや漆拭きをした、長野の伝統工芸品です。
南木曽ろくろ工芸協同組合に加盟する工房では、ろくろ細工の工程の見学や体験ができるところも多数あります。
南木曽ろくろ工芸協同組合に加盟する工房では、ろくろ細工の工程の見学や体験ができるところも多数あります。
➆信州打刃物(長野・信濃町)
約450年前の、「川中島の合戦」の当時、武具や刀剣の修理のために、この地を訪れた鍛冶職人が伝えたとされる信州打刃物は、主に農具や山林用具として使われ、現在では、全国で使われている伝統工芸品です。
特に、草刈鎌は、軽量で切れ味がよく、使いやすいことが大きな特徴として知られています。
特に、草刈鎌は、軽量で切れ味がよく、使いやすいことが大きな特徴として知られています。
伝統工芸品は素晴らしい!
長野県の伝統工芸品の数々をご紹介しました。
歴史や職人の技が光る名品は、体験などの機会を生かして、未来へも伝え続けていきたい貴重な私たちの財産ですね。
歴史や職人の技が光る名品は、体験などの機会を生かして、未来へも伝え続けていきたい貴重な私たちの財産ですね。