旅行業界のプロが集まる会議において「近い将来に観光客の人気が集中するであろう国」として、イランが選ばれました!今回はそんな、今後観光名所として発展が見込まれるイランの魅力についてまとめました。
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業界のプロも着目する国、イランとは?
ロンドンにて旅行業界の世界的イベント「ワールド・ トラベル・マーケット」が開催されました。本イベントの報告書において「近い将来に観光客の人気が集中するであろう国」としてイランが挙げられました!
「ワールド・ トラベル・マーケット」とは、世界中の旅行業界の人々が集い、企画間ビジネスをするための見本市です!いわば業界のプロフェッショナルたちが情報交換やネットワークづくりをする場ということですね。
ではいったいなぜ、旅行業界のプロたちはイランを「今後大注目の観光場所」として名を挙げたのでしょうか?今回は実際にイランを愛する筆者がイランの魅力について教えます!
①中東で世界遺産が最も多い!
「世界の半分」とも歌われる古都、エスファハーンにある「イマーム広場」。ここでのんびりしていたら時間を忘れるほどの美しさです。
モスクもペルシャ建築独特の緻密なつくりになっていて、17世紀に作られたとは思えない美しさです!見ているだけで飽きません。
他にもアケメネス朝時代の遺跡都市、ペルセポリスや、
タブリーズのバザールなど計19個の世界遺産がイランでは登録されているのです!その数はなんと中東で最大!
今年2015年にも新たに二つの地域が世界遺産として登録されました。
「マイマンドの文化的景観」は、イラン東部のケルマーン州にある世界遺産。穴居生活を営みながら自給自足の生活をしている村落の景観です。牧畜をしながら季節移動をするという珍しい文化をもっています。
イランの古代都市遺跡で、なんとその歴史は前4000年ほどにまでさかのぼることができます!メソポタミアのロマンを感じたければイランしかない!
世界遺産の他にもたくさんの魅力的な観光名所があるのでそちらも抑えておきたいですね!
②意外にもリゾートが多い
なんと意外にもイランではスキーリゾートが数多くあります!中東という熱帯のイメージからは想像がしにくいですが、実はイランが標高が高い地域が多く、なかでも山脈地帯では世界でも有数の雪山があるんです!
また登山やバードウォッチングが楽しめる隠れた名所が多くあり、自然いっぱいの観光地として注目されつつあります。
③人がとても親切
イランがバックパッカーに人気でリピーターが続出しているということはあまり知られていません。イランにもう一度行きたくなる理由はなんといっても人の良さ!
イラン人はめちゃくちゃフレンドリーです。拙い英語で話しかけてくるのであまり何を言っているのかわからない場合が多いですが、困っているときはすぐに助けてくれます。
実は親日国家であるイラン。街を歩いていると日本語で話しかけてくる人が多いです。その理由はかつて日本にビザを取得して働いていたイラン人が多くいたから。英語より日本語の方が通じるのではないかというほど。
④物価が安い
首都テヘランでも安宿なら一泊1000円ほどから泊まることができ、食費も一食500円ほどでお腹いっぱい食べることができます。この物価の安さもイランの魅力のひとつです。
10万リアルで大体400円ほど。インフレのおかげで数えるのがめんどくさいことに。あまりに数が大きいので現地の人はホメイニー(お札に書いてある人)で数えたりします。日本の紙幣で言えば1諭吉、2諭吉と数えるのと同じですね。
クレジットカードが使えないので注意
いくら物価が安いイランといえども、使いすぎには注意。いざというときのクレジットカードが一切使えないため、現金は多めに持って行きしっかりと管理することが大切ですね。
⑤経済が開きつつある
これまで核保有などの問題から西欧諸国から経済制裁を受けてきたイランですが、どうやら関係改善により経済制裁が解除される方針に動いているようです。もし解除されたならイランでクレジットカードを使えるようになるだけでなく、観光事業も活性化すると考えられます。
経済が開き、観光地化する前のイランに行けるのは今がチャンス!
今回は観光業界が大注目の神秘の国、イランの魅力についてまとめてみました。観光名所としては印象の薄いように思われるイランですが、この記事を読んだあなたはきっとイランに行きたくなっているはず。