料理良し・空間良し・ホスピタリティ良しの三位一体が揃った、また行きたくなるお店
広島(白島)・季節料理 なかしま
事前にネット(なかしまさんのHP)で予約して訪問。
広島で唯一ミシュラン3つ星を獲得したお店。
もうね、最高!
近場だったら、定期的に通いたい。
海、山の食材の良さを十分に引き出し
その時期の旬なものを使って四季を感じさせてくれる。
料理もさることながら器にもこだわっていて
料理がさらに際立つ。
輪島塗り等を使っていて
料理を食べ終わった後に現れてくる絵柄が
なんとも言えない美しさ。
空間作りにも余念がなく
明るい色味の檜を使ったカウンターで
照明も明るく温かみのある店内。
女将さんから随所に感じられる気遣いが
居心地の良い空間を生み出している。
日本酒は背景情報も含めて
丁寧に教えてくれるし
地元愛に溢れる方。
あの女将さんがいるだけで
店内が華やかになる。
店内を出る頃には女将さんのファンになってると思う。
ちなみに私は女将さんのファンになりました。
東京だったら
料理だけで3万は余裕で超えてくると思うけど
ここなら酒飲んでも2万円台だからコスパ良すぎでしょ。
コース内容は以下。
【内容】
・かぶらのおかゆ
昆布出汁が効いた優しい味に
アクセントとしてからすみが入っている。
一発目から心を掴まれる。
・お造り1品目 ヒラメのお造り
瀬戸内の天然のヒラメを使用。
・お造り2品目 山口のとらふぐ
朝に締めてるからぷりぷり。
食感を楽しんでもらえるよう、
切り方を工夫されている。
ネギ、みょうがもはいっている。
自家製ポン酢はスダチベースで
鰹とか昆布を入れて3週間ほど寝かせている。
濃すぎずさっぱりしたポン酢が
フグの旨味をグッと引き出してる。
・鰹と昆布の一番出汁とサワラ
サワラは塩をかけて焼いてるとのこと。
しっかり旨味のある優しい出汁で、心もあたたまる。
サワラはふっくらとして優しい口当たり。
・長崎対馬のノドグロの炭火焼き
紅瞳と呼ばれるブランドノドグロ。
小ぶりだが、濃厚な脂がたまらない。
炭焼きで余分な脂が落ちていて全然しつこくない。
広島のレモンを絞って食べても、さっぱりして美味しい。
・イノシシの炭火焼き
犬にイノシシの足をかませて捕まえた後
刀でイノシシを締めて
湧水ですぐ処理するから、全然臭みがない。
赤身とスペアリブの部位を
塩胡椒で炭火で焼くだけのシンプルな料理。
シンプルだからこそ素材の良さがわかる。
肉の旨味がしっかり伝わる一品。
・蓮根饅頭
和がらしが乗っている
直前に揚げており
醤油あんを絡めて食べる。
荒く削ったれんこんとすったれんこんが入っており
もっちりした食感が心地良い。
醤油あんの味も絶妙な濃さで
いくらでも食べれる。
・鱈の白子の茶碗蒸し
中に白子入ってるのは反則でしょ。
中に白子が入ってるってわかっていても
見つけた時に嬉しくなっちゃうよね。
・鯛、小芋、新生姜が入った土鍋ご飯+お吸い物
全然映えないけど、そんなのは関係ない。
土鍋ご飯と言ったらおこげ。
このおこげがたまらんのよ。
新生姜がアクセントになっていて
味全体にまとまりが出ている。
・種子島の安納芋を使った焼き菓子 クルミ入り
まろやかな口あたりで
優しい甘さが最後の〆に最適。
ごちそうさまでした。
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価格:約17000円+お酒
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