和食だけじゃない!ユネスコに認められた「食の無形文化遺産」全て知ってる?

2013年、日本が世界に誇る「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されました。ところで、「食」が文化遺産として登録されているということに驚いた方も多いのではないでしょうか。文化遺産に登録された食は和食以外にもあるんです!そこで今回は、「食の無形文化遺産」に関してご紹介します!次の旅行は『食旅』をしてみるのもいいかも?(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

「食の無形文化遺産」とは一体?

まず初めに、「世界遺産」と「無形文化遺産」について説明したいと思います。世界遺産も無形文化遺産もユネスコによって管轄されています。では両者の違いは何なのか。端的に「形があるかないか」が問題となっています。
「世界遺産」は遺跡や景観など、移動することが不可能な物件やそれに準ずるものを対象としています。「サクラダ・ファミリア」や「自由の女神像」など世界遺産と聞いて一般に思い浮かべるものがそうです。それに対して「無形文化遺産」とは、民族文化財や口承伝統といった無形のものを保護対象としており、フラメンコなどの伝統的な舞踊や劇、伝統技術などを一般的にさしています。
以上の分類から、伝統的な食文化を保護しようという試みは無形文化遺産に分類され、登録された食文化は「食の無形文化遺産」として呼ばれています。食の無形文化遺産が重点を置くのは3つの項目です。それは、「社会的機能」・「文化的機能」・「教育的機能」です。最近では、私たち日本人の誇る『和食』が食の無形文化遺産として登録されました。

世界が認める『和食』

『和食』は2013年、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。日本人の中でも最近では食の多様化が進み、日本ならではの料理が疎遠になりつつあった時期の出来事であったため、多くの日本人にとって印象的な出来事として記憶に残っているのではないでしょうか。
和食が世界に認められた由縁は、多彩で新鮮な食材を生かして日本ならではの四季折々の移ろいを表現しているから。海外でブームとなっている健康志向の食文化を有していることも要因であると考えられます。最近の例でいうと「おせち」がそうですよね。行事ごとにさまざまな料理が振る舞われ、季節の移り変わりを感じさせるだけでなく、見た目も繊細で美しいとの評判を得ています。
古くから伝わる『和食』が無形文化遺産として登録され、海外から注目を得ているのは日本人としても誇らしいことですよね。実は和食の他にも4つの食の無形文化遺産が登録されているんです!あなたは、どの国のものか挙げることが出来ますか?

リスト①『フランス料理』

フランス料理は、結婚や誕生日など人生のなかで大切な日を祝うための「社会的慣習」が評価され登録されました。フルコースの順番や食事のマナーといった知識や慣習もその例です。フランスへ訪れた際、フランス料理を楽しみたいなら「ビストロ」へ行くと良いかもしれません。格式張ったレストランと違ってフランス料理を気軽に、かつリーズナブルにお楽しみいただけます。

リスト②『地中海料理』

地中海式の農業によって栽培〜収穫されたオリーブオイルや肉・魚、フルーツ・野菜などをバランスよく摂取することが特徴の地中海料理。食品の生産、加工、消費に関わる技術や知識が総合的に評価されています。

マルタ共和国がおすすめ!

イタリア・シチリア島の南に位置する島国の『マルタ共和国』。食事を注文すると値段は普通でも量の多さに驚くのだとか。また、ジェラード屋さんやケーキ屋さんなどスイーツのお店も充実しているので「食」を大満足できそうです。首都のバレッタ市街は世界遺産となっているため、食だけでなく景観も楽しむことが出来ます。

リスト③『メキシコ料理』

メキシコ料理が評価される訳は文化の継承。約7,000年前から口承で伝えられている伝統が色濃く残っています。トウモロコシや唐辛子、豆を基本とした、祭礼や儀礼と結びついた多彩な料理を代々受け継いできました。

本場のタコスを屋台で!

メキシコへ行ったら本場のタコスをぜひとも味わいたいですね。日本では1個500円ほどが通常ですが、本場メキシコの屋台では1つ100円未満で買えます。公園や道ばたにたくさん出店しているので旅行中食べたくなったらいつでも購入できるでしょう。

リスト④『トルコのケシケキ』

世界三大料理に入れられているトルコ料理。そんなトルコ料理のなかでもこの『ケシケキ』という食べ物が食の無形文化遺産に登録されています。結婚式や雨乞いの儀式などで振る舞われる宗教的な料理で、日本で言うおかゆのようなイメージ。歌を歌いながら音楽に合わせて小麦を脱穀しすりつぶす独特な調理法が評価されました。

トルコへ行ったらぜひトルココーヒーも!

トルコへ行った際にはぜひとも「トルココーヒー」にチャレンジしてみて下さい。トルココーヒーはケシケキと同じくユネスコの無形文化遺産に登録されています。世界三大料理のひとつであるだけでなく、個別で伝統料理が文化遺産に登録されているトルコ。『食旅』で訪れるのにふさわしい国です。

次の旅行は食重視の『食旅』で!

『和食』も登録された「食の無形文化遺産」。食の無形文化遺産には料理だけでなくその慣習や知識、伝統が大切に込められています。ぜひ、次の旅行は食メインの「食旅」なんてしてみてはいかがですか。味覚だけでなく、文化的な意味も楽しめればいつもの旅が何倍も実のあるものになること間違い無し!(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします。)

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する