【通いたい】アーティスティックで洗練されたコース。エキゾチックな味わいを堪能!
完全予約制なのでプライス看板などの掲示はなく静かにたたずんでいる隠れ家レストラン。
ドアを開けると店内までのアプローチをうまくとっていて、ワクワクと期待が高まる。
カウンター席8席のみの大人の空間。
この流れ、大阪ではなかなかない感じ!
一番お手頃な「Lunch menu saison A」をいただきました。
6600円(税込)
・ワンドリンク制
・サービス料10%別
まずは、
自家製スパイスホワイトコーラ 1,500円
お酒も飲みますがこの日は夜も控えていたのでノンアルを。
カルダモンなど複数のスパイスを用いて作られたスパークリング。
炭酸以外に選択肢があるのがうれしい。
コースのスタート。
アペリティフはアイスの「ハーブティー」。
冷えたチューリップ型の足つきグラスにピンクの液体。きゃあ♪
少し酸味がありさっぱりとしていて、乾いたのどにすぅっと入っていく。
ハイビスカスとカモミールのハーブティーです。
次にアーティスティックなアミューズが3品。
「サザエ ニンニク パセリ」
サザエのアメリカンドッグにパセリとニンニクのクリーム。
サザエのつぼ焼きとエスカルゴバターとアメリカンドッグの融合とは。
おいしいのみならず、こんな風に楽しませてくれるフレンチ、大好き!
「トウモロコシ イカ墨 ベーコン」
サクサクのトウモロコシスナックに、タマネギを煮詰めたものか何か甘いペーストと甘いとうもろこし。
「サーモンサワークリーム ディル」
もなかの中にサワークリームとスモークサーモン。
センスいい!
パクッとひとくちで食べるのは申し訳ない。
「桃 セロリ 和紅茶」
スモモと白桃とセロリのタルタルに和紅茶のゼリーシートをかぶせたもの。
そこに冷たいスープを注いで仕上げ。
桃の上品な甘さとセロリのエキゾチックな味わいにうっとり。
焼き立てのパンはまるでブリオッシュのようにバターたっぷり。
温かいうちはそのままバターの風味を楽しみ、冷めてきたらオリーブオイルを含ませていただきました。生地にはキレもあって売ってほしい美味しさのパン!
「鱧 茄子 酢橘(ハモナススダチ)」
コリアンダー、味噌、酢橘がふわっと漂う鱧のエキゾチックな照り焼き?
茄子のピューレのバーニャとほぼ生の茄子添え。
日本の夏をエキゾチックに仕立てた逸品。
「ヒラメ 南瓜 こぶミカンの葉」
鳥取のヒラメ。中がうっすらピンクで抜群の火入れ。
コリンキーなど3種のかぼちゃの形態を変えて彩らせ、大好きなノイリーソース。こぶミカンの葉のパウダーがさわやか。
メインは「万願寺唐辛子」と題して、+料金のものも含めて好みのお肉が選べる。
厳選した鶏・豚・仔羊・鹿・鴨・和牛の中から
「福岡県 GENZO ポーク ロース肉」をチョイス。
豚は潤いのあるピンクに仕上げてあり、さっぱりした中にうまみが感じとれ、生胡椒をかむとふわっと香りが広がり、ハーモニーを享受できた。ピンクソルト、パルメザンチーズ。スパイス香るドフィノワ(ポテトグラタン)。辛い万願寺。
肉の小さい切れ端は炭の香りとブリブリとした食感、脂のおいしさを味わえた。万願寺ソース、ビネガーソース、茶色いソースが美味。
「ミントライム」
ライムのグラニテ、ミントのミルキーなムース。
こんな風にミントを味わうのは初めて。すごー!
「マンゴー ローズマリー オレンジ」
マンゴーをたっぷりまとわせたマンゴーのムースに、オレンジとローズマリーのアイス。マンゴーのチュイールやローズマリー風味のクランブル、そしてマンゴーのチュイールと、華やか!お口の中がお花畑になるロクシタンなデザート。
「小菓子」までもが充実で驚き!
ケースの中にカカオニブを敷き詰め、3品のミニヤルディーズ。
ほろ苦く豊かに香る「抹茶のマドレーヌ」。
アマゾンカカオのフルーティーなチョコレート。カカオニブが柔らかい。
1人目のゲストに合わせて焼き上げるという「黒糖とウイスキーのカヌレ」のサクッととろりとした味わいに感動。
さらに瓶入りの緑茶のプリンまでついていて、カラメルソースはしっかりビターで引き締めているのもよいね。
コーヒーまたは紅茶。
デザートと一緒にならコーヒー紅茶がいいんだけど、最後にというと、余韻を楽しみたくハーブティーをいただいた。セージ・リンデン・ブルーフラワーの3種もあり、ブルーの水色を見たくて「ラベンダーフラワー」をチョイス。ハーブをまとめて紙で留めてあるのがステキ。ガラスのカップにそおっと落とし込む。
それにしてもシェフの力量とセンスがすごい!
大満足でした。
こんなステキなお店を知らなかったのが悔やまれる。
通いたいお店です。教えたくないくらい。オススメ!