京都駅から歩いてすぐの「東寺」は、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山で、京都の観光の目玉です。そんな「東寺」の見どころをお教えします。
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東寺(京都)の歴史
【東寺】は平安遷都の時に国立の寺院、官寺として建立されました。その後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に託され、日本で初めての密教寺院になりました。今日では、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山でもあります。ちなみに、最も重要で中心となる宗派を総括する寺を「根本道場」「総本山」「大本山」と宗派により呼び方が違うようです。
寺院の建物(伽藍:がらん)は、文明18年(1486年)に土一揆の拠点となり伽藍のほとんどを焼失してしまいました。その後、織田信長や豊臣秀吉・秀頼の援助を受けて復興し、江戸幕府にも保讃されました。そのあとも何度かの火災があり、創建当時の建物は残っていませんが、伽藍の配置や、各建物の規模は平安時代のままです。
ご存知の通り、東寺は、平成6年1994年に世界遺産に登録されました。
基本情報
【名称】真言宗総本山 東寺【教王護国寺】
【住所】〒601- 8473 京都市南区九条町1番地
【TEL】 075-691-3325
【交通手段】
・車:京都南 IC より国道 1 号線を北に約 3.5km
・電車:JR京都駅(八条口)下車、徒歩15分
【駐車料】 (円/2時間)
・自家用車:600円(1/1~1/5、1,000円)(2時間以降は1時間ごとに+300円)
・バイク:200円(2時間以降は1時間ごとに+100円)
1.「東寺」の見どころ 【御影堂(みえどう)】
東寺に来たらまずは、【御影堂】にお参りしましょう。【御影堂】は、弘法大師空海が、住居にしたところです。今も一の膳、二の膳、お茶をお供えしているとのことです。【御影堂】は、境内西北部の「西院」(さいいん)に建っている住宅風の仏堂です。
2.「東寺」の見どころ 【食堂(じきどう)】【講堂】【金堂】
【金堂】【講堂】【食堂】と東寺の中央にまっすぐ並んでいます。この配置を仏、法、僧を表しています。
【食堂】は、僧が生活のなかに修行を見いだす場です。現在は、明珍恒男作の十一面観音像が本尊として安置され、納経所があり多くの巡礼者の祈りの場になっています。
【講堂】(重要文化財)密教の中心的建物です。宇宙の中心として大日如来が安置されています。
【金堂】(国宝)東寺の本堂です。本尊は、薬師如来です。
3.「東寺」の見どころ 【南大門】
【南大門】(重要文化財)現在の南大門は、明治28年(1895年)、三十三間堂の西門を移築したものです。【南大門】の蟇股(かえるまた)鳥獣彫刻は、蟇股の鳥桃山建築の特色が見られます。ちなみに、蟇股は上部の荷重を支えるための、かえるの股のように下方に開いた建築部材のことです。
4.「東寺」の見どころ【五重塔】
【五重塔】(国宝)は、高さ約55メートルの日本最高の塔で、寛永21年(1644年)に、徳川家光が再建奉納したものです。やっぱり【五重塔】は美しいです。
5.「東寺」の見どころ【宝蔵】
【宝蔵】は、拝観入口の慶賀門の南側にあり、平安後期に立てられました。校倉(あぜくら)造の倉庫で東寺最古の建造物です。その外観をよく見てください。
6.【東寺洛南会館】
最後にご紹介するのは、なんと東寺の境内にあるという宿。なかなかお寺の中にある施設に泊まるなんて、普段はなかなかできないですよね。東寺の境内に位置していますから東寺を観光するならもってこいの宿です。また、価格もリーズナブルでオススメです。
【名称】東寺洛南会館
【住所】〒601-8473京都府京都市南区九条町1番地
【TEL】075-691-3101
【駐車場】有り(無料)ご宿泊当日の15時から明日の10時まで無料
まとめ
いかがでした。東寺の観光、やっぱり、京都に来たら東寺に行かないとダメですよね。東寺は、京都観光の目玉です。