山寺には、みどころがたくさんで楽しみ方もいろいろでも、山際にあるので登るのが大変、全部はみられないという方におすすめです。山寺の見逃さないための楽しみ方をご紹介します。
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山寺とは
山寺は、山形県にあり正式名は「立石寺(りっしゃくじ)」といい天台宗のお寺です。貞観2年(860年)に円仁(慈覚大師)が開山しました。山の上というより崖にあるお寺です。
基本情報
【名称】立石寺(山寺)
【所在地】〒999-3301山形県山形市山寺4456
【電話】023-695-2843
【営業期間】8:00~17:00
【休日】年中無休
【アクセス】(電車)JR仙山線山寺駅より徒歩7分
1.真っ先に「奥の院」へ
山寺の楽しみ方、最初は「奥の院(如法堂)」です。奥の院までは、1105段の階段を上らなければいけませんのでまず、体力のあるうちにまず上りましょう。奥の院の左側に大仏殿があり像高5mの金色の阿弥陀如来が安置されています。
ワンポイント「むかさり絵馬」
奥の院には、多くの「むかさり絵馬」が納められています。むかさり絵馬は、不幸にして結婚前に亡くなった若者、入学前に亡くなった学童たちの霊を弔い、せめてあの世で好きな人と一緒に、楽しみにしていた入学式に連れてってあげたいという親の願いで納められたものです。
2.「三重小塔」に降りて行きましょう
「三重小塔」は永正16年(1519年)に建立された小塔です。高さが248センチで岩窟の中に納まっています。昭和27年に国指定重要文化財に指定されています。
出典:blog.goo.ne.jp
国指定重要文化財の山寺・宝珠山立石寺「三重小塔」です。文化財指定された三重塔としては最も低い(最小の)ようです。
出典:www.jalan.net
山寺の楽しみ方の2番目は「三重小塔」です。山寺はみておきたいお堂がたくさんありますが、その中でも「三重小塔」は重要文化財なので必ずみておきたい中の1つです。周辺には「納骨堂」「一切経蔵」などがありますのでみて回りましょう。
3.さらに下って「五大堂」「開山堂」へ
一度行ってみたいと思っていた、憧れの山寺。山門からはるか頂上まで行けるか、途端に不安に駆られる始末。ゆっくり少しずつ歩きました。不思議と無心になるような気がしてきます。開山堂の景色は、絶景です。又訪ねたくなる場所ですね。
出典:www.tripadvisor.jp
山寺の楽しみ方の3番目は「五大堂」「開山堂」です。開山堂は、山寺を開かれた慈覚大師のお堂でその下にある自然窟にご遺骸が埋葬されています。近くにある五大堂は舞台造りになっていてここからの風景は絶景です。ここで景色を眺めながらしばし休息を。
4.周辺をみながら「せみ塚」へ
かの有名な松尾芭蕉が「せみの句」を詠んだとされるところで、せみ塚の下にはその短冊が埋められています。 また、山の上にありとても景色がいいです! 今の季節ならきれいな紅葉が見られると思います!
出典:travel.biglobe.ne.jp
山寺の楽しみ方の4番目は「せみ塚」です。五大堂からゆっくり仁王門などの周辺をみながら「せみ塚」まで下りましょう。せみ塚は、有名な松尾芭蕉の句「閑さや 巖にしみ入る 蝉の声」の短冊が土台石の下にあります。まさに名句で、夏に来ると一層感じる句です。
5.最後は「根本中堂」とお楽しみ
伝教大師が比叡山に灯した灯を立石寺に分けたものを、織田信長の焼打で延暦寺を再建したときには逆に立石寺から分けたという、1200年も灯り続ける「不滅の法灯」を拝することができる
出典:wohnen.blog.fc2.com
山寺の楽しみ方の最後は、山寺の本堂の「根本中堂」です。お堂の6割程ブナ材でできておりブナ材の建築物では日本最古の建築物です。そしてお楽しみとして山寺名物のこんにゃく玉をしょうゆだけで煮た「玉こん」を食べましょう。
いかがでしたか?
みどころたくさんの山寺、見逃さないための5つの楽しみ方をご紹介しました。登るのには体力が必要ですが、苦あれば楽ありで下りは楽なので下りながらみて回る楽しみ方を試してみてください。