広島の海の玄関口・広島身港は、日清・日露戦争の時代は宇品港(うじなこう)と呼ばれた軍港でした。現在の宇品港の跡地には整備された芝生広場・宇品波止場公園で恒例のイベントが開催されたり、広島名物のカキ小屋で旬の海鮮を楽しめるスポットとして親しまれています。
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宇品港とは
宇品港(うじなこう)とは、広島の海の玄関口である広島港の前身で、膨大な費用をかけて明治22年(1889年)に築港され、日清・日露戦争では重要な軍用港として用いられました。広島港に改称されたのは昭和7年(1932年)のことです。現在は芝生公園やショッピングセンターなどの商業施設が整備され、市民に親しまれています。
兵站拠点としての宇品港
明治27年(1894年)に日清戦争が勃発すると、当時山陽鉄道の西の終着点だった広島は重要な軍事拠点となりました。軍用鉄道によって広島とつながった宇品港は、戦争の勝敗を決するともいわれるほど重要な兵站(へいたん)輸送の最前線として、日清・日露戦争を支えました。
宇品港の名残をとどめる「宇品波止場公園」
宇品波止場公園は「軍用桟橋跡」や「旧宇品駅」の遺構など、かつて軍港だった宇品港の面影を数多く残すスポットとして、平成16年(2006年)3月にオープンした2.2ヘクタールの芝生公園です。7月の「広島みなと夢花火大会」、日本丸や海王丸の入港に合わせて開催される「帆船フェスタひろしま」などで盛り上がるイベント会場としても知られてます。
パラダイスの塔
宇品波止場公園に建つ高さ43.45mのモニュメント「パラダイスの塔」は、平成元年(1989年)の「海と島の博覧会」で“光り輝く都市・広島”をイメージして建設され、広島港築港100周年の記念として現在地へ移築されたものです。内部にはブラックライトで幻想的に光る蓄光発光セラミックスが敷き詰められ、まるで宇宙のような不思議な空間になっています。
宇品波止場公園の基本情報
所在地:広島市南区宇品海岸3丁目
TEL:082-251-7997(広島港湾振興事務所)
アクセス:広電「海岸通駅」より徒歩12分、宇品港より徒歩19分
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ミルキー鉄男のかき小屋 宇品店の基本情報
所在地:広島市南区宇品海岸1丁目(広島みなと公園内)
TEL:080-1630-8970
営業時間:10:30~21:00(オーダーストップ20:00)
料金:殻つき牡蠣一皿1,000円より
定休日:不定休、年末年始
アクセス:宇品港より徒歩2分
いかがでしたか?
かつての軍都で旧日本軍の兵站輸送を担った港、宇品港をご紹介しました。広島港周辺へお出かけの際は、ぜひ参考になさってください。