西南戦争の戦闘地になった往生院に行ってみよう!

往生院は、熊本市西区にある浄土宗の名刹で、1228年浄土宗を開祖した法然上人の弟子である弁長が建立しました。後に加藤清正が、古鍛冶屋町に移しました。その後も移転しましたが、1724年現在の地に移りました。1877年の西南戦争の時、熊本城攻撃の時の薩軍熊本隊本営となり、往生院の隣の光永寺(浄土真宗本願寺派)も、一時薩軍に占領され、戦闘の地になったので、本堂、山門に弾痕が残っています。また、往生院には、往生院の開基である弁長の墓や奥山静叔(熊本洋医学の振興に努めた)の墓などがあります。放牛地蔵と呼ばれる107体もの地蔵もあります。そんな歴史のある往生院についてと周辺の観光スポットを紹介します。

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

往生院とは?

往生院は、熊本市西区にある浄土宗のお寺です。往生院は、1228年法然上人の弟子である弁長が白川に白川山往生院を開山しました。後に加藤清正が古鍛冶屋町に移し、1688年〜1703年に飽田郡古町村に移転され、1724年に現在地に移り、地域の寺院と統括を行なっていました。
1877年の西南戦争の際は、、熊本城攻撃の時の薩軍熊本隊本営となったが、熊本軍は攻撃中止の連絡を受け、本隊の場所を変えたが、往生院は、攻撃の場所となり、現在でも当時の弾丸の跡が残っています。

また往生院には、放牛という僧が、1722年から1733年までの11年間の年月をかけて熊本市を中心に玉名、菊池、阿蘇、上益城などの道端に、自分の父親の菩提を弔うために107体の地蔵を建立したものもあります。

往生院の放牛地蔵

イメージ写真

往生院の放牛地蔵は、放牛という僧が、1722年〜1732年のかけて熊本市を中心に道端に自分の父親の菩提を弔うために107体もの地蔵を建立したもので、一番大きい百体目と6体目の石仏が往生院にあります。

放牛上人は、江戸時代の熊本五代藩主細川綱利の頃、熊本城下の鍛冶屋町に生まれました。1685年兄弟けんかをしている時に、父親に注意されたにも関わらず、やめず、持っていた火吹き竹を投げつけた。それが、武士・大矢野源左衛門の顔に当たり、父親はその場で無礼打ちとなりました。これは自分のせいだと嘆き、出家し30余年の修行ののち各地に地蔵菩薩を建てて父を弔い、百七体もの石仏を作り大願しました。

そんな放牛地蔵を熊本に訪れて際は、ぜひ見に行ってください。

往生院周辺の観光スポット① 坪井川緑地

坪井川緑地は、熊本市北区にある坪井川遊水池にある緑地で、広大な敷地に野球場、テニスコート、多目的広場などの運動施設や芝生広場があります。

何より圧巻なのは、超大型の児童遊具施設「ひごっこジャングル」。熊本城の石垣をイメージした展望デッキ、長さ30mのローラー滑り台など、幼児向け大型複合遊具やスプリング遊具などの小型遊具が充実していて、150以上のアイテムからなっています。

また、遊具下の地面はゴム舗装になっていて、子供も安心して遊ばせることができることから、週末は子供連れの家族で賑わう熊本で親子で楽しめる代表的な緑地であります。また交通のアクセスもよく、入園料も無料であることから、熊本市民からは、人気があり、愛さえれている緑地です。

基本情報

坪井川緑地

坪井川緑地

写真を投稿する
- 00
【所在地】熊本市北区清水町大字打越
【電話番号】096-328-2523  熊本市公園課
【アクセス】熊本電鉄坪井川公園駅より徒歩3分

往生院周辺の観光スポット② 旧細川刑部邸

旧細川刑部邸は、熊本市中央区の熊本城三の丸跡にある武家屋敷で、細川家三代忠利公の弟、細川刑部少輔興孝が、1646年に2万5千石与えられ建てたものです。

現在の熊本市東子飼町で下屋敷として使用していたものを平成2年から4年あまりかけて移築したもので、建坪300坪あり、唐破風の大きな玄関は、重臣などの訪問や当主だけが使ったとされています。また、入側造りの表御書院は、江戸時代の大名邸宅の造りを残しており、全国有数の武家屋敷の品格があります。 旧細川刑部邸は熊本県の重要文化財に指定されています。

紅葉時には、手入れされた100本余りのイロハモミジが色付くさまはとても人気が高いく、LED の灯かりでライトアップされた石畳と紅葉が幻想的で、屋敷入り口の大きな銀杏の木も青空に映える美しい紅葉を目ににすることができます。現在は震災の影響で閉園中であるが、開園が待ちどうしい旧細川刑部邸です。

基本情報

【所在地】熊本市中央区古京町3-1
【電話番号】096-352-6522
【アクセス】熊本駅前駅(熊本市電A系統各停 健軍町行)呉服町駅
 目的地まで歩く(1.7 km)
【料金】高校生以上300円、小・中学生100円
【営業時間】3月~11月 8:30~17:30 12月~2月 8:30~16:30

往生院周辺の観光スポット③ 本妙寺

本妙寺は、創建400年の歴史のある日蓮宗の寺院で、加藤家の菩提寺である名刹です。1585年に加藤清正が父の菩提寺を大阪に建立したものを、肥後の国に入城した際に、熊本城内に移築し、加藤清正逝去後、現在の位置に移りました。

本妙寺には、「胸突雁木(むなつきがんぎ)」と呼ばれる急勾配の石段を上ると、清正公がまつられている浄池廟(じょうちびょう)があります。境内には、清正公の遺品や、加藤・細川家に関する文書、書画、工芸品など、約1400点もの貴重な文化財が収蔵、展示された、宝物館もあり、肥後国の加藤家について知ることができます。

熊本に訪れた際は、熊本でとても有名な加藤家の菩提寺である本妙寺を訪れてみてはどうでしょうか?

基本情報

【所在地】熊本市西区花園4-13-1
【電話番号】096-354-1411
【アクセス】JR鹿児島本線上熊本駅下車徒歩10分 バス 交通センターから市営柿原公民館行き、本妙寺下車徒歩5分
【料金】宝物館 入館料 大人300円、大学・高校生200円、小・中学生100円
【営業時間】6:00~17:00、宝物館 土・日・祝日のみ開館 9:00~16:30

往生院へのアクセス

イメージ写真

いかがだったでしょうか?往生院を紹介させていただきました。往生院は、熊本では浄土宗の名刹で、歴史のある寺院であることから、熊本の状況を見てきた寺院です。そんな往生院を訪れてみて、熊本の歴史を学んでみてはどうでしょうか?

基本情報

【所在地】熊本市西区池田1-20-50
【電話番号】096-353-4006
【アクセス】往生院前下車。西へ50メートル。(熊本都市バス、産交バス)熊本交通センターA-1番乗り場から出るバスはすべて止まるので便利。

関連するまとめ記事この記事に関連する人気まとめ記事

新着のまとめ記事編集部おすすめ!新着人気まとめ記事

このまとめ記事に関連するタグ

もっと見る

ライター紹介このまとめ記事を書いた人

このまとめ記事に関して報告する