日出町にある県唯一の藩校の致道館(ちどうかん)の魅力を追求してみよう

致道館は、1858年15代藩主である木下俊程侯の命により日出城二の丸に建てられた藩校です。木造二階建で門から家屋全体が当時のままに残されている藩で唯一の藩校でした。致道館では、学問だけでなく、道徳・礼節などの人間形成に欠かせない学問も学ぶことができました。16代藩主が俊愿侯の時には、算術、兵学、洋学(オランダ語)の三科も加えられました。致道館は、1871年の廃藩置県が行われるまでの約13年しか致道館は利用されませんでした。1871年は廃藩後は、「暘谷女学校」~「日出町役場」~「杵築区裁日出出張所」~「帆足記念図書館」と役割が与えられ、1951年には、元の地に戻りました。2014年には、改修工事が行われました。そんな致道館の魅力と周辺の観光スポットを紹介します。

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このまとめ記事の目次

致道館とは?

致道館は、1858年に学問だけでなく、礼節や道徳などを尊重する人間作りを目指して、日出15代藩主木下俊程により作られた大分県唯一の藩校でありました。致道館は、武士だけでなく、広く一般の人々にも門戸を解放し、幅広く様々な人々が学問を学べるようにしました。
また、8歳以上の子弟は、必ず入学させ、寮生と通学生で約250人もの人々が致道館にて学習しました。そんな致道館は、廃藩置県が行われる1871年までに13年の歴史しかありませんが、大分県の歴史に影響を与えたことは間違いありません。

その後、谷女学校や日出町役場、杵築区裁日出出張所、帆足記念図書館と役割を変え、日出町では、重要な建物であり続けました。1951年に現在の地に移築され、現在に至っています。2014年には、致道館は改築され、当時の様子が伺ええられ、当時の城壁も復元されています。

致道館のある日出町ってどんなところ?

致道館のある日出町は、大分県中部の遠見郡に属する町です。かつては、日出藩は置かれていました。日出藩の藩祖は、豊臣秀吉の正室のねねの兄・木下家定の三男である木下延俊です。1600年の関ヶ原の戦いで東軍で活躍した木下延俊は、徳川家康から豊後国速見郡日出3万石を与えられました。

日出藩の城は、1602年に建てられ、日出藩の中心地として繁栄しました。その日出城は、現在では、城跡だけになっているが、日出城は、当時の雰囲気を味割れる情緒たっぷりのところです。

父の木下家定も備中国賀陽郡足守に2万5千石を与えられ足守藩を作りました。
日出藩は、明治時代の廃藩置県まで、16代にわたり日出藩を守り続けました。そんな日出町は、大分県を代表する昔の雰囲気を味わえる観光スポットで。魅力満点なところです。

致道館周辺の観光スポット① 日出城(ひじじょう)

日出城は、大友氏の豊後国支配時代に大友氏の配下である大神氏が支配したとされているが、1593年の大友氏の改易後、豊臣氏の家臣である毛利重政が日出城の城代になっているが、今の日出城とは立地が違うとされています。

現在の位置にあったとされる日出城は、1601年〜1602年にかけて日出藩の初代藩主木下延俊が、義兄であった細川忠興の支援を受けて築城しました。日出城の設計は、細川忠興が行い、木下氏家臣の穴太理右衛門が野良積みという功法で石垣を構築しました。別名「暘谷城」と呼ばれ、中国の古書より名付けられてとされています。

1874年の廃城令により、日出城は競売により撤去されました。その後、2010年に鐘櫓は日出城の二の丸に復元されました。また、2015年鬼門櫓も復元されました。

基本情報

【所在地】大分県速見郡日出町2610-1
【電話番号】0977-72-4255 日出町観光協会
【アクセス】JR暘谷駅より徒歩5分

致道館周辺の観光スポット② 的山荘(てきざんそう)

的山荘は、馬上金山(現・杵築市山香町)の採掘で巨額の富を得た成清博愛が築いた邸宅で、別府湾を一望できる敷地に近代和風建築の豪華な建物です。また、別府湾や高崎山を借景に庭園が作られています。大正3年3月に着工し、大正4年1月に完成し、総額現在の金額では、7〜8億円かかったとされています。

的山の名の由来は、成清博愛の雅号で、炭鉱や金山の採掘で失敗し、「山をあ(的)てたい」から名付けられてとされています。

現在は、大分の海や山の素材をいただける割烹料亭として利用されていて、平成3年には、日出町の有形文化財に、平成26年には、国に重要文化財に認定され、日出町のシンボル的存在であります。

基本情報

【所在地】大分県速見郡日出町2663
【電話番号】0977-72-4255 日出町観光協会
【営業時間】11:30~22:00
【アクセス】JR 暘谷駅より徒歩8分

日出町的山荘

大分県速見郡日出町三ノ丸

3.15 01

致道館周辺の観光スポット③ 鬼門櫓(きもんやぐら)

日出城の鬼門櫓は、日出城の本丸東北隅に築かれた二層二階櫓で、1601年から2年かけて日出城とともに築かれてとされていますが、書物では、17世紀の中期には構築されていたことがわかります。

日出城の鬼門櫓の特徴は、櫓の東北隅を欠いた特異な構造にあり、東北は、災いをもたらすとされる鬼門であったため、この地に日出城の鬼門櫓が作られてとされています。このような櫓は、全国的に珍しく、日出城以外では例を見ないとされています。

1871年には、廃城令が発令され、それに伴い日出城の建築物は、競売にかけられ、廃棄されましたが、日出城の鬼門櫓は残され、それ以降、個人が所有しておりましたが、2008年に日出町に寄付されました。

基本情報

【所在地】大分県速見郡日出町2606-1
【電話番号】0977-72-6100(日出町歴史資料館)
【営業時間】9:00~17:00
【アクセス】JR暘谷駅より徒歩5分

鬼門櫓

大分県速見郡日出町(その他)2974-1日出町役場

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致道館へのアクセス

イメージ写真

いかがだったでしょうか?致道館は、大分県で唯一の藩校として、江戸時代に繁栄した藩校でいたが、後に廃藩置県が行われたため、13年間しか藩校の役目を果たさなかったそうです。周りに日出城などがあり、当時の様子が伺え知れる施設です。城下町日出町に行ってみてはどうでしょうか?

基本情報

【所在地】大分県速見郡日出町2594−3
【電話番号】0977-72-8298
【営業時間】9:00~17:00
【アクセス】JR暘谷駅より徒歩5分

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