雰囲気重視の食事ならここ!昔ながらの様式美を残す「小笠原伯爵邸」の魅力

料理一本で勝負するお店、雰囲気が売りのお店、いろんな飲食店が存在しますが、普段使いでない特別な日の食事にはやはりその双方を重視したくなりますよね。しかし料理が美味しいお店は多くとも特別感を覚えさせてくれるお店は少ないもの。今回はそんな特別な一日を演出してくれる最高級のレストランを紹介します。

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このまとめ記事の目次

雰囲気で食事の質は変わる!

皆さんは食事をするときにどんな基準でお店を選んでいるでしょうか?その味の質の高さや好みはもちろんのこと、重要度は人それぞれであるにせよ、外観や内観、インテリアなど雰囲気を考慮に入れている方が多いことと思います。
食事はやはり五感で楽しむもの。昔懐かしの味わいにはレトロな雰囲気が、高級なフレンチにはヨーロッパの調度品を揃えることでより視覚に働きかけることができます。また適度なざわつきや静けさなど聴覚でも感じ取っており、それだけ雰囲気は食事の質を左右するものです。

スペイン料理「小笠原伯爵邸」とは

そんな雰囲気を重要と考えている人におすすめしたいレストランがあります。そのお店は東京の早稲田エリアにひっそりと佇むスペイン料理の「小笠原伯爵邸」で、なんと言ってもその特徴は荘厳な歴史を感じる洋館の美しさにあります。
こちらは名前の通り礼法の宗家として有名な小笠原家第30代当主、小笠原長幹伯爵の本邸として昭和2年に竣工された場所で、2002年にレストランとして利用されるようになった日本ではかなり貴重なスパニッシュ様式の館となっています。
その魅力はやはり館内の豪華絢爛なアンティークの調度品たちです。館内に一歩足を踏み入れたならばここが日本だということさえ忘れてしまいそうなほど抜かりのない世界観は、訪れた人に食事とはまた別の特別感を与えてくれます。
その代表的な見せ場といえるのが、イスラム風喫煙室の濃密華麗な装飾です。漆喰の彫刻に鮮やかな色を配した壁面や大理石の柱や床などが当時そのままの美しさを誇っています。ドラマや映画のワンシーンにもありそうなこちらの空間が私たちを日常から切り離してくれます。

新しい驚きに溢れた料理たち

こちらのレストランでは所謂大衆的なスペイン料理が提供されることはありません。訪れるたびに新しい驚きがあるレストランとして、次にどんな一皿が出てくるのかとわくわくしながらサーブを待ち、想像を超える独創性と確かな技術に裏づけされた料理を楽しめます。
上記のようなコンセプトゆえ、ランチとディナーはシェフのお任せでコース料理のみの提供となっています。ランチは7,000円、ディナーは10,000円と15,000円と比較的リーズナブルに楽しめるのが魅力となっています。
美しい館内でいただく料理は格別で、記念日などに利用するにはぴったりのレストランとなっています。郊外にあるという立地も落ち着いた雰囲気で肩肘を張らずにいられる居心地の良い空間を演出してくれているので他にはない場所となっています。

レストラン以外も充実

こちらの小笠原伯爵亭、レストランとしての利用以外にもウェディングの式場として利用することもできますし、また歴史ある洋館を見学するだけというのも可能となっています。今となっては珍しい美しい調度品や建築様式に酔いしれてみるのも良いのではないでしょうか。

絶品料理を五感で味わおう

雰囲気も料理も一級品の小笠原伯爵亭での非日常的なひと時は、家族や恋人などの大切な人と行けばきっと素敵な思い出に残ることでしょう。この洋館ができた時代に思いを馳せながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

詳細情報

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小笠原伯爵邸

東京都新宿区河田町10-10

3.20 5208
職場の近くで見つけた異国情緒たっぷりの建築物

先日、敷地内のガーデンだけ見学させていただいた素敵な建物は、高級スペイン🇪🇸料理のレストランのようです。 なんでも、東京都選定歴史的建造物(第66号)との事。 こちらの建築物の歴史を調べると、 旧小倉藩藩主の伯爵小笠原長幹の邸宅として 1927年(昭和2年)に現在地に建てられたそうです。 建物 当時流行のスパニッシュ様式で 鉄筋コンクリート造の地上2階、地下1階建て 敷地 元々は、江戸時代の小倉藩下屋敷跡地だそうです。 戦後1948年(昭和23年)に米軍に接収 その4年後に東京都に返還されて1975年(昭和50年)まで 東京都福祉局中央児童相談所として使用 その後は用途を失って放置され、 一時は取り壊しも検討されてたそうです。 なんとも、もったいない🤦‍♀️ 2000年(平成12年)になって管理していた都生活文化局から民間貸出の方針が示され、 同年12月には箱根等でレストランを経営するインターナショナル青和が借り手に決定。 本間建設株式会社の修復工事を経て2002年(平成14年)6月にレストラン「小笠原伯爵邸」としてオープンしたそうです。 修復工事されたのは、ちょうど20年前だったのですねえ🤔 * 設計:曽禰中條建築事務所(共同経営者の一人である曽禰達蔵は小倉藩の分家にあたる旧唐津藩出身) * 施工:石井組 * 竣工:1927年 * 所在地:東京都新宿区河田町10-10 * 構造:鉄筋2階建RC造 なんたる偶然! 私のお気に入りの歴史的建造物である「慶應義塾大学図書館」の設計に携わった 曽禰達蔵氏でした。 曽禰達蔵 同郷の辰野金吾とともにジョサイア・コンドルに学んだ日本人建築家の第1期生。 「一丁ロンドン」と呼ばれた丸の内の三菱系貸事務所建築群の設計に関わった。 のち後輩の中條精一郎(1868年 - 1936年)とともに設計事務所を開設し、慶応義塾図書館、鹿児島県庁舎本館、明治屋京橋ビルなどを設計した。日本造家学会(現日本建築学会)創立委員・会長。 辰野金吾 東京駅駅舎 日本銀行本店など ジョサイア・コンドル (Josiah Conder) 関東大震災や東京大空襲で消失や取壊しを免れているのは、 ニコライ堂 旧古河虎之助邸(旧古河庭園) 岩崎久弥茅町本邸洋館 綱町三井倶楽部 三菱一号館(レプリカ)等

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