感動の体験があふれてる!“南アフリカ”でするべき7つのこと

アフリカ大陸の最南端に位置する南アフリカ共和国は、大自然が織りなす絶景に、質の高いサファリ体験、世界随一の豪華寝台列車での移動にと、旅先としての魅力がいっぱい。アフリカ随一の経済圏を誇る多様性豊かな街並みに、洗練されたワインと食事など、都市部での楽しみにも満ちています。いま南アフリカですべきことを、厳選してご紹介します。

当サイト内のおでかけ情報に関して

情報は記事掲載時点のものです。施設によって営業時間の変更や休業などの可能性があります。おでかけの際には公式HP等で事前にご確認ください。また、当サイトではアフィリエイトプログラムを利用しており、ご紹介するお出かけスポットや商品に、アフィリエイトリンクを設置している場合があります。RETRIPでは引き続き、行き先探しに役立つおでかけ情報を提供していきます。

このまとめ記事の目次

今、注目の旅先「南アフリカ共和国」

shutterstock
“資本主義市場最後の大陸”とも呼ばれるアフリカ大陸。その最南端に位置する「南アフリカ共和国(以下、南アフリカ)」は、19世紀末のゴールドラッシュ時代、一攫千金を夢見る若者が世界中から押し寄せました。さらに古くは大航海時代の冒険家の寄港地でもありました。その後、資源ビジネスを背景に、大陸で唯一の新興国入りを果たしたこの国は、他のアフリカ諸国と比べ、特に豊かな生活水準を享受している言われています。

それら結果として得られた、洗練された文化、グルメやリゾートなどの魅力と、もとより有する圧倒的な自然環境という2軸が、この土地を魅力的な旅先として輝かせています。
shutterstock
南アフリカ観光の中心となる都市は「ケープタウン」。アフリカ大陸のカリフォルニアとも呼べるこの都市は、ビーチ、山、気候、食事、ワイン、多様性、そして安全面など、あらゆる面で申し分なし。そしてケープタウンから飛行機で2時間半ほど飛べば、南アフリカで最も有名な「クルーガー国立公園」でサファリも体験可能です。

今回は夢見る世界の冒険者たちが辿り着いたアフリカの楽園、南アフリカにフォーカス。その旅先としての魅力を「南アフリカですべき7つのこと」としてご紹介します。

①世界一の寝台列車「ブルートレイン」で贅沢時間を過ごす

Photo by koheimuto
まずご紹介するのは、こちら。ギネスワールドレコーズ社によって「世界一の豪華列車」にも認定されている寝台車「ブルートレイン」での旅です。この列車は1910年にイギリスが「南アフリカ連邦」を樹立した後、国外から多くの富豪がこの地を訪れるようになったため、1923年に原型となる「ユニオン・リミテッド」という豪華列車が運行を開始したのが始まりと言われています。

行政首都であるプレトリアから立法首都であるケープタウンまでの1泊2日、約27時間のブルートレインでのサービスは、とにかく至れり尽くせり。車内では専属バトラーがつき、あらゆるわがままに応えてくれます。車内の個室にはテレビ・内線電話・金庫・ドライヤーなどが常備されるほか、デラックスルームの個室にはシャワー室、ラグジュアリークラスの個室には、なんと浴槽まで。食事の素晴らしさでも知られ、車内でシェフが作る豪華料理の数々を南アフリカワインと共に堪能できます。
また、南アフリカでは現在も日常的に活用されている蒸気機関車に乗車することができます。高級車の「プライドオブアメリカ」や、狭い鉄道線路を走る小さな「ミッドマー機関車」など、鉄道ファンなら、様々な蒸気機関車を乗りに行ってみるのもおすすめです。 提供:© The Blue Train

また、南アフリカでは現在も日常的に活用されている蒸気機関車に乗車することができます。高級車の「プライドオブアメリカ」や、狭い鉄道線路を走る小さな「ミッドマー機関車」など、鉄道ファンなら、様々な蒸気機関車を乗りに行ってみるのもおすすめです。

②涙が出るほど美しい「絶景」に会いに行く

圧倒的な自然景観との出会いも、南アフリカへの旅の楽しみの一つ。たとえばこちらは、ケープタウンの街なかからも威風堂々とした姿を見ることのできる「テーブルマウンテン」。その平たい山頂部分の形状が、まるで神々の食卓のようだということから、この名がつきました。1086メートルの高さのこの山は、太古の昔には海面下にあったとされており、「新世界7不思議」の一つにも数えられています。山の頂上へはロープウェイで登ることもでき、そこからの景色がまた絶景。ケープタウンの中心にほど近い「シグナルヒル」からは、見事なサンセットや、ライトアップされた街の夜景も楽しめます。 shutterstock

圧倒的な自然景観との出会いも、南アフリカへの旅の楽しみの一つ。たとえばこちらは、ケープタウンの街なかからも威風堂々とした姿を見ることのできる「テーブルマウンテン」。その平たい山頂部分の形状が、まるで神々の食卓のようだということから、この名がつきました。

1086メートルの高さのこの山は、太古の昔には海面下にあったとされており、「新世界7不思議」の一つにも数えられています。山の頂上へはロープウェイで登ることもでき、そこからの景色がまた絶景。

ケープタウンの中心にほど近い「シグナルヒル」からは、見事なサンセットや、ライトアップされた街の夜景も楽しめます。

こちらは写真集などで見たことがあるという方も多いかも。クルーガー国立公園から車で1時間ほどの場所に位置する「ブライデ・リバー・キャニオン」。アメリカのグランドキャニオン、ナミビア最南端のフィッシュリバーキャニオンと並び、世界三大峡谷と称され、“世界最大の緑の渓谷”の異名もとっています。ここからの迫力あるパノラマは唯一無二の絶景! ブライデ・リバー・キャニオン周辺の道中は「パノラマ・ルート」と呼ばれており、車窓からは雄大な自然景観が楽しめます。 shutterstock

こちらは写真集などで見たことがあるという方も多いかも。クルーガー国立公園から車で1時間ほどの場所に位置する「ブライデ・リバー・キャニオン」。

アメリカのグランドキャニオン、ナミビア最南端のフィッシュリバーキャニオンと並び、世界三大峡谷と称され、“世界最大の緑の渓谷”の異名もとっています。ここからの迫力あるパノラマは唯一無二の絶景! ブライデ・リバー・キャニオン周辺の道中は「パノラマ・ルート」と呼ばれており、車窓からは雄大な自然景観が楽しめます。

こんな珍しい光景も見られます。長年にわたる水の浸食によって渓谷の岩が削り取られ、このような円筒状が出来上がり 、そこに水が溜まっています。橋の上からラック・ポットホール(幸運の穴)にコインを投げ、見事入れることができると夢がかなうのだとか。そんないわれから、「ブルックス・ラック・ポットホールズ」と呼ばれています。 shutterstock

こんな珍しい光景も見られます。長年にわたる水の浸食によって渓谷の岩が削り取られ、このような円筒状が出来上がり 、そこに水が溜まっています。橋の上からラック・ポットホール(幸運の穴)にコインを投げ、見事入れることができると夢がかなうのだとか。そんないわれから、「ブルックス・ラック・ポットホールズ」と呼ばれています。

③憧れの「サファリ」で、ライオンやゾウを間近に見る

そしてアフリカ大陸に行くのであれば、やはりこちらは是非、体験したいですよね。南アフリカ最大の野生動物保護区であるクルーガー国立公園の付近には、「プライベート・ゲームリザーブ」と呼ばれる私営動物保護区があり、この中ではレンジャーの判断で、より自由に移動し、野生の動物たちを探すことができます。 Photo by koheimuto

そしてアフリカ大陸に行くのであれば、やはりこちらは是非、体験したいですよね。南アフリカ最大の野生動物保護区であるクルーガー国立公園の付近には、「プライベート・ゲームリザーブ」と呼ばれる私営動物保護区があり、この中ではレンジャーの判断で、より自由に移動し、野生の動物たちを探すことができます。

サファリ用の四輪駆動車で特に探すのは、ライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファローの「ビックファイブ」と呼ばれる動物たち。もちろんほかにも、数多くの動物たちとの出会いがあります。 Photo by koheimuto

サファリ用の四輪駆動車で特に探すのは、ライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファローの「ビックファイブ」と呼ばれる動物たち。もちろんほかにも、数多くの動物たちとの出会いがあります。

地元産のワインやカクテルを飲みながら壮大な夕日を鑑賞できる「サンダウナー」もサファリの醍醐味の一つ。ちなみにサファリでのサンダウナーではジントニックを飲むのがツウなのだとか。日没前後の時間帯は、1日の中で最も涼しく過ごしやすい時間でもあるため、動物を観察するのにも最適なんです。 Photo by koheimuto

地元産のワインやカクテルを飲みながら壮大な夕日を鑑賞できる「サンダウナー」もサファリの醍醐味の一つ。ちなみにサファリでのサンダウナーではジントニックを飲むのがツウなのだとか。日没前後の時間帯は、1日の中で最も涼しく過ごしやすい時間でもあるため、動物を観察するのにも最適なんです。

宿泊先のロッジでは、サファリとサファリの合間にプールで泳いだり、ゴルフやショッピングをするなどして、のんびり寛いで。 Photo by koheimuto

宿泊先のロッジでは、サファリとサファリの合間にプールで泳いだり、ゴルフやショッピングをするなどして、のんびり寛いで。

都会ではなかなか見られないような溢れんばかりの星たち。部屋のベランダから夜空を見渡せば、こんな贅沢な星空も待っています。 Photo by koheimuto

都会ではなかなか見られないような溢れんばかりの星たち。部屋のベランダから夜空を見渡せば、こんな贅沢な星空も待っています。

④アフリカ最南西端「喜望峰」に行ってみる

提供:南アフリカ観光局
ケープタウンの市街から車で約1時間。アフリカ大陸最南西端に位置する「喜望峰 (Cape of Good Hope)」にも足を運んでみましょう。 大航海時代にヴァスコ・ダ・ガマがインド洋航路を発見したときに、「ポルトガルに希望を与える」という意味でこの名がつけられたと言われています。
shutterstock
その喜望峰を臨む最高のビューポイントが「ケープポイント(Cape Point)」。頂上にはケーブルカーでも登れますが、歩いても15〜20分ほどのコースなので、海を眺めながら目指すのもおすすめ。頂上の灯台からの眺めは、圧巻です。

⑤原色の鮮やかな街並みを思いきり「撮影」する

アフリカ大陸ならではの、鮮やかな色彩感覚に富んだ光景と出会えるのも、楽しみのひとつ。写真の「ミューゼンバーグ」は、ケープタウンのかつての上流社会の雰囲気を今に伝えるビーチ。色とりどりのビクトリア朝のビーチボックスが並んでおり、とてもフォトジェニックです。サーファーが集まっており、とても活気のある雰囲気で、海沿いにはおしゃれなレストランやカフェも沢山あります。 Photo by koheimuto

アフリカ大陸ならではの、鮮やかな色彩感覚に富んだ光景と出会えるのも、楽しみのひとつ。写真の「ミューゼンバーグ」は、ケープタウンのかつての上流社会の雰囲気を今に伝えるビーチ。色とりどりのビクトリア朝のビーチボックスが並んでおり、とてもフォトジェニックです。サーファーが集まっており、とても活気のある雰囲気で、海沿いにはおしゃれなレストランやカフェも沢山あります。

Photo by koheimuto
こちらは同じくケープタウンの「ボカープ」と呼ばれるエリア。カラフルな家々が、とにかくかわいい!! シグナルヒルの斜面に位置しているこの地は、重要文化財にも指定されています。多民族が住まうこのエリアは、モスクや、“ケープマレー”と呼ばれる独特のミックスカルチャーの料理店などが点在し、南アフリカの異なる側面を垣間みることもできます。

⑥おいしい食事と「国産ワイン」を心ゆくまで堪能する

Photo by koheimuto
ケープタウンを中心に南アフリカには数多くのワイナリーが存在しており、この周辺は通称「ワインランド」とも言われています。

南アフリカのワインは新世界ワインと呼ばれており、フランスやイタリアなどのワインとはまた違った特徴を持っています。その歴史は意外に古く、約360年前オランダ東インド会社のケープ補給基地の初代総督であったヤン・ファン・リーベック氏がこの地にブドウの木を植えたのが始まりなのだとか。
Photo by koheimuto
「ワインランド」の中心となる町の1つ、ステレンボッシュには、世界的にも有名なワインを生産しているワイナリーが集中しています。また、一部ワイナリーは敷地内にホテルやレストランも経営しており、宿泊中にはワイナリーのワインと美食を思う存分、満喫できます。
Photo by koheimuto
ワイナリーの周辺だけではなく、都市部には有名レストランが数多くあり、世界中から美食家を集めています。写真はその一つ、ケープタウンのフュージョン料理のレストラン「ザ・テスト・キッチン」。実はこちらは、開業以来連続で世界のベスト50レストランに選ばれ続けているという南アフリカでも屈指のトップレストラン。シェフのルーク・デール・ロバーツ氏は南アフリカにおけるレストランのアカデミーショーといわれる「イート・アウト・フード・ネットワーク・レストラン・アワード」で大賞を獲得するなど注目を集めており、3カ月先まで予約が取れないほどの人気です。
Photo by koheimuto
こちらはケープタウン郊外のフュージョン料理のレストランで、「イート・アウト・フード・ネットワーク・レストラン・アワード」にて Top 50の常連でもある「テイスティング・ルーム(Tasting Room)」。南アフリカの代表的なシェフであるMargot Janse氏が率いる同レストランは他にも数々の賞を受賞しており、ザ・テスト・キッチン同様、数カ月前の事前予約は必須です。

⑦サーフィンにクルーズにシャークケージダイビング!「海」を満喫する

Photo by koheimuto
サファリの存在などにより、内陸の自然の豊かさがより強くイメージされるかもしれない南アフリカですが、大西洋とインド洋に面し、海でのアクティビティも多彩に楽しめます。たとえば、こちらは、かつて南アフリカ最大の貿易港であった「V&Aウォーターフロント」からのサンセットクルーズ。船から眺める夕日に染まったケープタウンの街並やテーブルマウンテンが、とってもロマンチックです。
Photo by koheimuto
ケープタウン近郊には、先にご紹介したミューゼンバーグ以外にも「クリフトン」「ランダウノ」「キャンプスベイ」など、世界各国のマリーナやビーチを対象とした高基準(水質、環境管理、安全管理等)の環境認証「ブルーフラッグ」を取得した数々の名ビーチが。

サーフィンやウィンドサーフィンなどのスポーツは観光客だけではなく南アフリカの人々にも人気で、ケープ半島の保護区内にあるビーチなどは、入場料を支払った人だけが入れるため、休日でもあまり混雑しない穴場スポットとして注目されています。
shutterstock
中には、こんな可愛らしいペンギンたちと出会える世界的にも珍しいビーチまで。ケープタウンの「ボルダーズビーチ」は、海水の温度が平均15度と、暑いアフリカ大陸にしては低めの水温になっており、それがペンギンにとって暮らしやすい理由の一つになっているのだそうです。
shutterstock
さらにガッツのある方には、「シャークケージダイビング」の体験も。大きな柵(ケージ)に入って、海中に潜り、サメを観察。ベストシーズンは4〜12月です。時に、サメが柵にぶつかってくることもあり、その迫力に戦慄すること間違いなし。このほか、ホエールウォッチングも人気のアクティビティ。最近は観察用の岬も設けられ、陸からもこの地を訪れるクジラたちの姿を眺められるようになりました。

いかがでしたか?

Photo by koheimuto
いかがでしたか? 日本からは距離が離れていることもあり、馴染みが薄い国かもしれませんが、とても魅力的な旅先である南アフリカ。大自然が織りなす絶景や、とても質の高いサファリ体験、そしてアフリカ随一の経済圏を誇る、多様性豊かな街の熱気を肌で感じに、この地への旅を是非、検討してみてくださいね。

そして、南アフリカの文化を特徴づけているはなんと言っても南アフリカの歴史そのもの。お出かけの際には、是非、歴史的背景についても事前に目を通しておくことをオススメします。
この記事の感想を教えてください
この記事の内容に興味がわきましたか?
その理由を教えてください

関連するリンクこの記事に関連するリンク