今、注目の旅先「南アフリカ共和国」
それら結果として得られた、洗練された文化、グルメやリゾートなどの魅力と、もとより有する圧倒的な自然環境という2軸が、この土地を魅力的な旅先として輝かせています。
今回は夢見る世界の冒険者たちが辿り着いたアフリカの楽園、南アフリカにフォーカス。その旅先としての魅力を「南アフリカですべき7つのこと」としてご紹介します。
①世界一の寝台列車「ブルートレイン」で贅沢時間を過ごす
行政首都であるプレトリアから立法首都であるケープタウンまでの1泊2日、約27時間のブルートレインでのサービスは、とにかく至れり尽くせり。車内では専属バトラーがつき、あらゆるわがままに応えてくれます。車内の個室にはテレビ・内線電話・金庫・ドライヤーなどが常備されるほか、デラックスルームの個室にはシャワー室、ラグジュアリークラスの個室には、なんと浴槽まで。食事の素晴らしさでも知られ、車内でシェフが作る豪華料理の数々を南アフリカワインと共に堪能できます。
また、南アフリカでは現在も日常的に活用されている蒸気機関車に乗車することができます。高級車の「プライドオブアメリカ」や、狭い鉄道線路を走る小さな「ミッドマー機関車」など、鉄道ファンなら、様々な蒸気機関車を乗りに行ってみるのもおすすめです。
②涙が出るほど美しい「絶景」に会いに行く
圧倒的な自然景観との出会いも、南アフリカへの旅の楽しみの一つ。たとえばこちらは、ケープタウンの街なかからも威風堂々とした姿を見ることのできる「テーブルマウンテン」。その平たい山頂部分の形状が、まるで神々の食卓のようだということから、この名がつきました。
1086メートルの高さのこの山は、太古の昔には海面下にあったとされており、「新世界7不思議」の一つにも数えられています。山の頂上へはロープウェイで登ることもでき、そこからの景色がまた絶景。
ケープタウンの中心にほど近い「シグナルヒル」からは、見事なサンセットや、ライトアップされた街の夜景も楽しめます。
こちらは写真集などで見たことがあるという方も多いかも。クルーガー国立公園から車で1時間ほどの場所に位置する「ブライデ・リバー・キャニオン」。
アメリカのグランドキャニオン、ナミビア最南端のフィッシュリバーキャニオンと並び、世界三大峡谷と称され、“世界最大の緑の渓谷”の異名もとっています。ここからの迫力あるパノラマは唯一無二の絶景! ブライデ・リバー・キャニオン周辺の道中は「パノラマ・ルート」と呼ばれており、車窓からは雄大な自然景観が楽しめます。
こんな珍しい光景も見られます。長年にわたる水の浸食によって渓谷の岩が削り取られ、このような円筒状が出来上がり 、そこに水が溜まっています。橋の上からラック・ポットホール(幸運の穴)にコインを投げ、見事入れることができると夢がかなうのだとか。そんないわれから、「ブルックス・ラック・ポットホールズ」と呼ばれています。
③憧れの「サファリ」で、ライオンやゾウを間近に見る
そしてアフリカ大陸に行くのであれば、やはりこちらは是非、体験したいですよね。南アフリカ最大の野生動物保護区であるクルーガー国立公園の付近には、「プライベート・ゲームリザーブ」と呼ばれる私営動物保護区があり、この中ではレンジャーの判断で、より自由に移動し、野生の動物たちを探すことができます。
サファリ用の四輪駆動車で特に探すのは、ライオン、ヒョウ、サイ、ゾウ、バッファローの「ビックファイブ」と呼ばれる動物たち。もちろんほかにも、数多くの動物たちとの出会いがあります。
地元産のワインやカクテルを飲みながら壮大な夕日を鑑賞できる「サンダウナー」もサファリの醍醐味の一つ。ちなみにサファリでのサンダウナーではジントニックを飲むのがツウなのだとか。日没前後の時間帯は、1日の中で最も涼しく過ごしやすい時間でもあるため、動物を観察するのにも最適なんです。
④アフリカ最南西端「喜望峰」に行ってみる
⑤原色の鮮やかな街並みを思いきり「撮影」する
アフリカ大陸ならではの、鮮やかな色彩感覚に富んだ光景と出会えるのも、楽しみのひとつ。写真の「ミューゼンバーグ」は、ケープタウンのかつての上流社会の雰囲気を今に伝えるビーチ。色とりどりのビクトリア朝のビーチボックスが並んでおり、とてもフォトジェニックです。サーファーが集まっており、とても活気のある雰囲気で、海沿いにはおしゃれなレストランやカフェも沢山あります。
⑥おいしい食事と「国産ワイン」を心ゆくまで堪能する
南アフリカのワインは新世界ワインと呼ばれており、フランスやイタリアなどのワインとはまた違った特徴を持っています。その歴史は意外に古く、約360年前オランダ東インド会社のケープ補給基地の初代総督であったヤン・ファン・リーベック氏がこの地にブドウの木を植えたのが始まりなのだとか。
⑦サーフィンにクルーズにシャークケージダイビング!「海」を満喫する
サーフィンやウィンドサーフィンなどのスポーツは観光客だけではなく南アフリカの人々にも人気で、ケープ半島の保護区内にあるビーチなどは、入場料を支払った人だけが入れるため、休日でもあまり混雑しない穴場スポットとして注目されています。
いかがでしたか?
そして、南アフリカの文化を特徴づけているはなんと言っても南アフリカの歴史そのもの。お出かけの際には、是非、歴史的背景についても事前に目を通しておくことをオススメします。