「ユングフラウ」はスイスのアルプス山脈にある、標高4158メートルの山です。乙女と言う意味を持つ「ユングフラウ」は、その名の通り美しい山なのですが、とても険しくて登山するには難しいと言われていました。しかし19世紀末になると、スイスへの観光客も増えたことから、この地方への鉄道建設が始まりました。

ユングフラウ鉄道は、スイスの南部ヴァレー州の山々を走る登山鉄道です。始発駅クライネ・シャイデック駅からアイガーグレッチャー駅、それからアイガーヴァント駅を経てユングフラウ駅が終点となります。今回はそんなユングフラウ鉄道の駅「ユングフラウヨッホ駅」をご紹介します。

「ユングフラウヨッホ駅」は、海抜3454メートルの場所にあり、ヨーロッパの鉄道駅で一番の高さを誇ります。今回はそんな魅力あふれるスポットの数々をご紹介していきます！

ユングフラウ山は夏でも雪に覆われている山で、「ユングフラウヨッホ駅」はこの山の鞍部にあります。山を切り開いて造られた鉄道のため、乗車中ほとんどがトンネルの中です。駅が近づきトンネルをぬけると、そこにはすばらしい雪景色が広がっています！ユングフラウヨッホ駅には、展望台や観光施設スポットも併設されています。

「ユングラウヨッホ駅」の最上階「スフィンクステラス」です。展望台と科学気象台が併設された施設で、アルプスの絶景が楽しめる人気スポットです！

全ての施設がトンネルでつながっている駅ですが、最上階の展望台には超高速のエレベーターで向かいます。駅から展望台まで108mの高さを、約25秒で登る超高速エレベーターです！

ユングフラウヨッホ駅はまるで駅ビルの様な造りになっていて、駅が中程の階だとすると、こちらの「スフィンクステラス」が最上階となります。

3571メートルの高さから見えるスイスの山々はまさに絶景！とにかく美しい絶景を見るために、毎年多くの観光客が訪れています！展望台からはメンヒやユングラウの山が見え、足元にはアレッチ氷河が広がっています。

先ほどユングラウヨッホ駅を駅ビルと例えましたが、こちらは地下にあるアイスパレス。アイスパレスは氷で出来た洞窟です。床も本当の氷なので、滑らないように歩きやすい靴を履いていくことをおすすめします。

一面氷で覆われたアイスパレスは、まるで映画のなかに出てきそうな氷の宮殿です！全部が氷で出来ているなんて驚きですね。アイスパレスの中は常にマイナス3度に保たれています。凍えるほどの寒さですが、可愛らしい氷の彫刻の展示もされていているので、ゆっくり見学してくださいね！

まるで夢の中や絵本のなかに紛れ込んでしまった世界！「アルパイン・センセーション」です。大きななスノードームがすごく素敵です。ユングラウヨッホの人々の生活が描かれているのだそうです。そのほかにも立体模型図や、エーデルワイスの証明など、メルヘンチックな世界が楽しめます！

こちらはスイスの山脈を模したジオラマです。スイスと言えば日本ではアルプスの少女ハイジが有名ですが、ユングラウヨッホはまさにその世界観がリアルに見られるスポットです。この先の通路を進んでいくと、ユングラウ鉄道や駅の開発史なども見られます。

ユングラウヨッホの施設には3つのレストランがあります。雪山の絶景を見ながら食事が出来るレストランなんて素敵ですよね！

標高が高いユングラウでは高山病にかかることもあるので、水分をこまめにとったり、休憩を挟みながらゆっくり見学することをおすすめします。

こちらは「リンツ・チョコレートショップ」。まさにヨーロッパの一番高い場所にあるチョコレート屋さんです。チョコレートの種類も豊富で、どれを買おうか本気で迷ってしまいます！店内ではチョコレートの製法なども紹介しているので、ゆっくり買い物が楽しめます。お土産にもぴったりですね！

いかがでしたか？今回はスイスの山にある「ユングフラウヨッホ駅」をご紹介しました。スイス旅行へ行く際は、スイスの山脈を走り、最高峰の展望台スフィンクスを楽しめる鉄道の駅「ユングフラウヨッホ駅」をぜひ訪ねてみてくださいね！

「ユングフラウヨッホ 駅」
【住所】Jungfraujoch, 3801 Wengen
【アクセス】クライネシャイデックより列車で50分