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ブライトン博物館＆美術館とは
ブライトン博物館＆美術館（Brighton Museum & Art Gallery）は、イギリス・イングランド南東部にある国内屈指のリゾート都市・ブライトンで人気のミュージアムです。ブライトン観光の目玉スポットでもあるロイヤルパビリオン（Royal Pavilion）の北に建つブライトン・ドーム（Brighton Dome）の一角に位置します。
ブライトンの街の中心に位置するブライトン・ドームは、ロイヤル·パビリオンの一部として1805年（江戸文化2年）に建設された巨大ドームの建築物で、この街の歴史的ランドマークのひとつです。現在はコンサートホールやスタジオ・シアターなどを併設した複合施設として、コンサートや大学の卒業式、毎年開かれるブライトンフェスティバルなど、さまざまなイベントに利用され、人気を集めています。
1861年オープン
ブライトン博物館＆美術館は、イギリスの生物学者で自然史博物館の創設者でもあるリチャード・オーウェン（Sir Richard Owen）によって、1861年11月に開設された国内最古の博物館のひとつです。当初はブライトンの地域住民が世界中から収集したアートコレクションや、自然史関連の標本などが主な展示物でした。
インドのタージマハルのようにも、ジャイナ教寺院のようにも見えるブライトン博物館＆美術館の建物は、ロイヤルパビリオンとともにムガル朝のイスラム建築（サラセン建築）を取り入れたコロニアル調の外観が特徴的です。当時イギリスの植民地だったインドが欧風文化を強要されたことに反発し、大反乱を起こしたことを教訓に生まれた独自の様式で、“インド・サラセン様式”と呼ばれています。
プリンス·リージェントの乗馬学校
ブライトン博物館＆美術館を含むロイヤルパビリオン一帯は、もともとイギリス・ハノーヴァー朝の国王ジョージ4世が摂政皇太子・ リージェント王子（prince regent）だった時代に、海辺のリゾート地として開発されました。ジョージ4世は膨大な借金を作って父王を悩ませたり、お妃を毛嫌いして大人気ない画策をするなど、素行の悪さで知られた王子さまですが、ブライトンの地をこよなく愛していたそうです。
ブライトン博物館＆美術館の建物は、そんなリージェント王子によって建てられた獣舎と乗馬学校を起源としています。優れた芸術文化は子孫の創造力を鼓舞し、さらなる発展を促進するとのポリシーのもと、イングランドの多くのミュージアムと同じく入場無料です。博物館の入口には、ミュージアムのコレクションにまつわるグッズが揃ったギフトショップもあります。
ブライトンの歴史とアンティーク家具のコレクション
ブライトン博物館＆美術館では、イングランド最古のリゾート地であるブライトンの歴史をはじめ、世界中のさまざまなアートや宗教文化を紹介するギャラリー、アールヌーボーやアールデコのアンティーク家具など、1750年頃から現在までのさまざまな絵画やデザインアートを鑑賞することができます。
ブライトン博物館＆美術館の装飾美術コレクションは、1994年に設立されたイングランド芸術評議会（Art Council England）の国家的重要資料にも指定されている貴重なものです。ラリック、ラトーなどが手がけたアールデコ作品や、サルバドール・ダリとエドワード・ジェイムスが1938に製作した「Mae West's Lips' Sofa（唇のソファ）」、ジョージア期とビクトリア期の2000点におよぶ陶器コレクションは特に人気があります。
いかがでしたか
ブライトン博物館＆美術館をご紹介しました。これだけのコレクションがいつでも気軽に、しかも無料で鑑賞できるとは実に羨ましい限りの環境ですよね。ブライトン観光の際は参考になさってください。
基本情報
所在地：Royal Pavilion Gardens, Brighton BN1 1EE
TEL：+44 (0)1273 292882
営業時間：10:00～17:00
料金：無料
定休日：月曜
アクセス：バス停 North Street (Stop C)下車
TEL：+44 (0)1273 292882
営業時間：10:00～17:00
料金：無料
定休日：月曜
アクセス：バス停 North Street (Stop C)下車